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マクロビアン薬剤師 漢方から考える花粉症〜肺の機能を強化する

マクロビアン薬剤師 漢方から考える花粉症〜肺の機能を強化する

現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って8年目に入りました。

調剤薬局での仕事は、扱うものは『薬』

わたしはその『薬』を扱う仕事をしながら、
マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えを基本とした生活を送っています。

本日は
旧暦睦月廿九日
啓蟄
桃始笑
西暦2021年3月12日

アレルギー症状が出にくくするためには、『肺』(はい:呼吸器系)と『脾』(ひ:胃腸系)の機能を強化していきます。

今日は、『肺』(呼吸器系)の強化について。

呼吸をつかさどっている『肺』は、『燥邪』乾燥の状態に弱く、
咳、痰、喘息などの症状を引き起こします。

『肺』を強化するのは、うるおいを与て、身体全体の乾燥を防ぐように心がけていくと良いでしょう。

『肺』を潤して、熱を取る。
代表格の薬膳にも使われ、マクロビオティックでも、しばしば多用される

『蓮根』(れんこん)

レンコンは、『肺』を潤すとともに、乾燥して熱を帯びてしまった『肺』の熱をとり去る効果があると言われています。
また、『脾』(消化器系)の働きを整える効果もあるので、アレルギー対策にはもってこいの食材です。

特に、捨ててしまいがちなつなぎ目、、
節の部分には、咳や鼻血、喀血を止める作用があり、乾燥したものは漢方薬として使われています。

きんびら、はさみ揚げ、はさみ焼きなど、お料理としてもメニューも多く、
すりおろしてスープにしたり、小さく刻んでお団子やハンバーグのようにして焼いたりと、
さまざまな使い方ができるレンコンは、肺を強化する養生食として使われます。

日常生活の中では、

◎マスクをする
◎食事をしっかりとる
◎睡眠をしっかりとる

などの基本的なことを守っていくことを心がけていきましょう。

特に、この新型コロナウイルス感染症対策のための
『マスク着用』は、
鼻やのどの粘膜を守ることに繋がり、
ひいては、免疫力をアップに繋がっていきます。


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