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マクロビアン薬剤師 お薬手帳〜お薬の名前

マクロビアン薬剤師 お薬手帳〜お薬の名前

認知症健康サポーター。マクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って8年目になりました。

薬剤師としてのキャリア30年を超えてから、
大手チェーン薬局のラウンダー(応援専任職)として、働いています。


処方箋を調剤薬局にお持ちになった患者さまにお薬をお渡しするとき、

今、その患者さまが飲んでいるお薬を知るには、お薬手帳を見せていただくのが、一番早く正確です。

時に、写真付きのお薬の説明の紙を持つ歩いている方もいらっしゃいますが、時系列的に飲んでいたお薬を伝える必要があるときもありますので、
ぜひ、お薬手帳を活用していただきたいと思っています。

東日本大震災の時に、飲んでいるお薬を伝えるツールとして、お薬手帳が脚光を浴びました。

病院のカルテも、薬局の記録も確認が出来なくなった時に、
お薬手帳を持っていた方は飲んでいるお薬がすぐにわかったので、
お薬をすぐに手配できたと言います。

一時的な措置として、お薬手帳の提示で、命に関わる状態かどうかの判断がされて、お薬を飲むことが出来たと言います。

先日、お薬手帳をお持ちではなかった患者さまが初めていらした時に、
飲んでいるお薬があるということで、
『飲んでいるお薬の名前はわかりますか?』とうかがったところ、
『わかるよ、〇〇とか、なんとか〇〇とか、、、』
と、〇〇という、後発品の会社(ジェネリックメーカー)の会社名をおっしゃっていました。

ジェネリック医薬品のお薬の名称は、お薬の成分名にメーカー名という付け方が決まっています。

例えば、血圧の薬の『アムロジピン』という成分のお薬は、
先発品に『ノルバスク』と『アムロジン』
後発品(ジェネリック)は『アムロジピン〇〇』と、〇〇のところには、
サワイ、日医工、トーワ、などの会社名が入ります。

会社名だけ覚えていても、こちらに伝わらないのだよな、、
と思いつつも、患者さまにとっては、そこまではお薬のお名前。

普段、継続して飲んでいるお薬がある方は、お薬の名前お薬手帳を持ってもらえるのが一番良いのですが、
患者さまへのお薬のお名前の伝え方も考えていかないとと思った瞬間でもありました。


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