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戦時のウクライナ、ひとり旅 番外編 〜ミニマリスト写真旅の荷物〜

旅の計画を立てたり、荷造りをするのは、旅へ出る楽しみの始まりでもあると思っています。
今回は投稿しているウクライナ旅行記の間奏として、荷物リストを載せてみたいと思います。ウクライナに行ったのは決して楽しみが目的の旅ではなかったけれど、良く考えながら荷物リストを作ったり、荷造りしたりする時間は、少しだけ心が踊るようでもありました。
Youtubeでミニマルに旅の荷物を用意する動画などをよく見かけますが、これと比較しても私はかなり荷物が少ないほうだと思うので、誰かの旅の参考になれば。
よい旅を!

☆ ☆ ☆ 

バッグ:
小型のショルダーバッグ(ミニ財布、パスポートなどの貴重品、一番使用するカメラなど。これには隠しポケットもあり、クレジットカードや予備の現金はこちらに。一目でカメラが入っていそうなバッグは使用していない。エチオピアの村で、安そうなトートバッグを使っていてもカメラやケータイに手を伸ばされた経験あり。)
小さめのバックパックKankenの16L、MacBook、予備の/アナログカメラ、充電器類、筆記具、水筒など)
バックパック36L、メーカーはCabinZero、着替えなど)
ショルダーバッグとミニバックパックは撮影時に持ち歩き、36Lのバックパックはホテルに置いておくもの。

絶対必要なもの:

  • パスポート(パスポート・カード類・現金・航空券などが入るようなパスポートケースやパスポートオーガナイザーは使わない。それだけでバッグ内の場所を取られる気がするし、スリの目には明らかに中にパスポートが入っていると分かってしまう。必要ならジップロックで)

  • (オランダのレジデンスカード)

  • イエローブック(不要だった。予防接種の記録用)

  • 予備のIDフォトとパスポートのコピー(パスポートなどを失くしたとき用。パスポートとは別のバッグに保管)

  • 旅行保険カード/書類

  • 現金(ユーロ、ポーランド・ズローティー、ウクライナ・フリヴニャ、入国時に銀行のカードで引き落とし。国を移動したら、使わない現金は分けて保管)財布は使わず、100円ショップの11x8センチのジップ付きケースを使用。ぱっと見て財布に見えないし、小さくて軽い)

  • 地図の代わりにiPhoneにGoogle オフラインマップをダウンロード(ネットが繋がらない場所でも使える)

  • iPhoneと充電器、イヤホン、必要なら海外用変換プラグも

  • モバイルバッテリーとコード

  • 国際列車のチケット(ケータイに入っているだけでも十分だが、念のため印刷、ウクライナの列車のチケットは現地の駅で購入のため紙)

  • キャッシュカード、クレジットカード

  • (オランダの免許証/国際運転免許証、今回は使用せず。レンタカーを使用する場合用)

  • (オランダの)鉄道プリペイドカード

  • 手帳(モレスキンのポケットサイズ)、メモ帳、ペン

ウクライナ国鉄のチケット。これはクラマトルスク発ドニプロ行き。

カメラおよび通信類(ケータイだけでも写真撮影に充分、という場合は不要):

  • デジタルカメラ(フジフィルムのX-T30、レンズ35ミリと18ミリ、チャージャー、バッテリー2本、SDカード数枚、保護フィルター、レンズ拭き、ポーチ、USBメモリー2本)軽い「Hakubaソフトポーチ」をカメラバッグとして使用

  • アナログカメラ(フジフィルムのコンパクトカメラ、電池、フィルム数本、ポーチ)個人的な好みでアナログカメラも使用。100円ショップのソフトポーチに保管

  • LEDライトとコード(ストロボを上手く使えないため、、、今回は使用せず)

  • MacBookプロ(必要ならプチプチの封筒にしまう)、充電用アダプターなど(100円ショップのソフトポーチにまとめる)

私は「プロのフォトグラファー」は名乗れないし、それなりのシンプルなカメラ機材のみを身軽に持ち運んで使用している。フォトジャーナリストの方のプロフィール写真などには、太くて長いレンズ付きの大きなカメラを抱えている画像もあるが、(ウクライナでは特に問題ないはず)国によっては、特に女性にとってリスクがまったくないとは言えないかもしれない。
ライカなどロゴが赤色で目立ちやすいようなカメラは、黒いシールなどを貼っている。カメラ本体も(黒xシルバーではなく)黒一色がいくらか目立たず安全な気がする。
カメラストラップも、色鮮やかだったり、メーカーのロゴが目立つのは使っていない。黒に小さいメーカーロゴの付いた地味な細めのストラップを使用中。

着替え類(5〜6月の旅行だったため、防寒具はなし。以下のリストは着用している分も含む。旅行収納ケースセットの代わりに、母が昔使っていた不要なスカーフでまとめる。薄くて軽い):

  • チノパン(ジーンズより手洗いしやすいと思う)

  • (チノパン洗濯時、ホテルで休むとき用)薄手のパンツ

  • シャツ(1〜2着)

  • Tシャツ(2〜3着、着替えおよび寝間着に代用)

  • レインパーカー(風よけにも。薄くて軽いもの)

  • トレーナー(1着、寒い日用)

  • 下着と靴下(3組、毎日または2日おきに手洗い。ホテルのバスタオルでくるくる巻いて脱水すると一晩で乾く。洗濯バサミ数個も。100円ショップで買った薄くて軽いナイロンの巾着にまとめる)

  • マスク(2023年には不要になったため、数枚のみ)

  • ジョギングシューズ(お気に入りのNew Balance)

シャワー・スキンケア用品(「吊るして使える洗面用具ケース」ではなく、温泉旅館でもらったビニールの巾着を利用。軽いし吊るせるし、濡れても困らない)

  • 石けん(しばらく使ってサイズが小さめになったアレッポ石けんを愛用)、石けんケース、泡立てネット(石けんは洗顔とシャワー両方に)

  • スキンオイル(小瓶に移したもの、オイルはヘアコンディショナーとしても。シャンプーは普通ホテルにあるため今回は持参なし)

  • ニベアソフト(小さめの入れ物に移したもの、またはチューブ入り。顔と体用)

  • 日焼け止め

  • ヘアブラシ(小さく折り畳めるもの)

  • リップクリーム、アイライナー、BBクリーム

  • 歯磨きセット(歯ブラシ、ミニチューブ入りの歯磨き粉、日数分の歯間ブラシ)

  • 小さい爪切り、ミニピンセット

  • 手拭い(2枚、夜行列車で顔を洗ったりするとき、ハンカチの代わり、寒いときの首巻き用など。ウクライナの列車で寝る時は清潔なシーツや枕カバーが配られるが、もし無い場合などの枕カバーとしても。タオルの無い安ホステルなら手拭い2枚でシャワー用にもなる。すぐ乾くので使いやすい)

  • 薬、サプリメント(絆創膏、痛み止めの錠剤、ビタミン剤、調整剤など。小分けして)

  • ポケットティッシュ(1〜2個、必要ならどこでも買える)

  • ハンドジェル(小瓶)

  • (私は一昨年の子宮筋腫手術で必要なくなったが、女性は生理用品など)

その他

  • 輪ゴム、クリップ(パンフレットや細かい荷物などをまとめるなどにも)

  • 薄手の素材の買い物袋

  • ジップロック(チケットやレシート、紙類などの保管にも使える)

  • 耳栓

  • 家の鍵

  • 水筒(500CC)

  • 日除け帽子

  • 折りたたみ傘(雨の少ない地方だと持参しない場合も)

  • カラビナ(カメラのストラップをバッグにつなげるなど、防犯用)

冬の場合は厚手のジャケットなども。春〜秋は気温に合わせて薄着やシャツとTシャツの重ね着で対応。今回のリストは決しておしゃれができるようなものではないので、ひとり旅に。
ショルダーバッグは取られにくい斜めがけで。
今回は36Lのバックパックを使ったのだが、上記のリストのものを入れてもかなり空きがありました。そのため、数年前までくたびれて見えるほど愛用していた「コールマン ウォーカー」の33Lを再び購入。これは次の旅(どこだろう?)に使う予定。
衣類を衣類圧縮袋やスーツケース用の旅行用衣類収納ケースなどは一切使っていないのです。使用目的が、圧縮して衣類をしまう、衣類を分けてしまう、など目的が限定されるからです。下着にも小物にも使えるような、ナイロン巾着を何年も前から愛用しています。
機内持ち込みできる小型スーツケースなどもありますが、私は持っていません。一旦座席の上の荷物棚に入れてしまうと、小物の出し入れがし辛いし、ライアンエアーのような格安航空会社を利用すると搭乗前にかなり厳格な荷物のサイズチェックがあります。座席の前の足元にバックパックを置けるなら、必要なものの出し入れも可能ですから。
リストに何度も出ている私の言葉、「軽い、安い」だけでなく、ビニールやナイロンの巾着なら荷物の整理や買い物など、多目的でもあります。カメラの専用ケース・バッグの代わりにソフトナイロンポーチを使うと、やはり重量が減って運び易いです。
若い頃の(遠い目、、、)バックパック旅では、40Lのバックパックだけでなくスポーツバッグ(父のお下がりでした)も持ち歩いていました。旅を繰り返すうち、少しづつ荷物が減ってきました。
旅の前に荷物のリストを作る方も多いことでしょう。旅が終わったら、このリストに、◎(絶対必要だった)、◯(便利だった)、△(次回の旅では要らないかも)、✗(不要)を書き込み、次の旅の参考にするのもいいかと思います(私はそうしています)。

今回のウクライナの旅では、盗みやスリなどのリスクを感じることはまったくありませんでした。もちろん戦争中なので危ないときもありますが。

写真は、ウクライナの田舎を電車で移動中の風景。青空の下の菜の花畑は、ウクライナの国旗にそっくり。


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