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空へのひとり言


舞台Kinky boots 再々上演のお知らせがあった。
たくさんの人が春馬くんを想っていろんな思いを心に抱いたと思う。
もちろん私もその一人なんだけど。
キンキーブーツのことに触れますが、キンキーブーツの内容ではなく、いつもの日記のような私の呟きとして。

***

南西に一番星の金星が光り始め、赤から青へのグラデーションがとても美しかった。ベランダに出てスマホを向けた時にちょうど、Twitterのお知らせがきた。一枚だけ写真を撮って、そのお知らせを読みながら、いつもパパさんがタバコを燻らす時に座る椅子に腰かけた。
2022年来秋にKinky boots 再々上演決定のお知らせ。今まで舞台をずっと一緒に作り上げてきたキャストの名前ばかりがずらりと並ぶ中、ローラ役は城田優さん。添えられた文章には、オーディションで勝ち取ったって書かれてある。
ありがとう以外に言葉が出ない(泣) 
その文章には、『これまで日本のkinky boots を牽引してくれた三浦春馬さんの思い出と、彼がこの作品に捧げてくれた愛情とともに…』と書かれてあった。嬉しさと悲しさと寂しさとが、次から次と渦巻いてよく分からない涙が溢れてくる。多くの春馬くんファンはきっと同じだ。涙が止まるころには気づけば真っ暗な空にいくつもの星が光ってずいぶん時間がたっていた。何もなかったように急いで夕飯の準備にとりかかった。

寂しさはどんなに泣いても時間がたっても消えないみたい。泣いた後はもう笑うしかない!笑えなくても、微笑むくらいはできる!
そう自分に言い聞かせ、変に気合いを入れてみる。私が闘っているものは、もう寂しさ以外ないのかもしれない。
「Lola が城田優でよかったね、春馬くんの親友でしょ!」っと娘はいった。…そうだね!




その日は朝からとっても空がきれいで何枚写真を撮っても飽きたらないくらい、空を眺めてた。
春馬くんからお知らせがある時は必ずって言っていいほど空がきれい。結構それは昔からだけど、この一年は特に。
だからキンキーブーツ再々上演のお知らせがあった時は、やっぱり今日はそうなんだと、どこか無理矢理だけど納得できた。



友達にもLINEで空が深くて淡い透明な水色できれいだけど何色かな?と尋ねながらネットでも何色なのかを調べてみた。
青にもたくさん色がある。

み空色(みそらいろ)…明るく澄んだ秋の空のような薄い青色。「み空」は「空」を上品に呼んだ美称 。

青白磁(せいはくじ)…雲がかすむ春の空のような、うすく淡い青緑色。焼き物の「青白磁 」の青みを帯びた美しい肌色に由来。

秘空(ひそく)…青磁の最高級品の色です。淡い青緑色で神秘的な色合い。

白藍(しらあい)…藍染の中で最も薄い色で、黄みを含んだ淡い水色

勿忘草(わすれなぐさ)…勿忘草の花のような可憐な明るい青色

どの青に近い色なんだろう。眺める空の色が何色っていうのか知りたくなる。


期待できないと思ってた「ツーリスト」のBlu-ray&DVD決定のお知らせをうけた朝の空


初めてロケ地に行く直前の空

春馬くんとお知り合いの方と話ができた日の空


写真には撮れなかったけど、昨年春馬くんの最後のドラマ4話が終わった時の夜空は、火星が地球に一番近づき光放つようき輝いてた。


初めてnoteを書いてみたときの朝焼けは今でも忘れない



人は予期せぬことに直面すると、下を向くかと思ってたけど、どこか祈るように上を見るんだと思う。



2016年最初のキンキーブーツの頃、仕事と3人の子供たちのそれぞれの活動や習い事など、毎日がトライアスロンをするように、息つく暇なく走り回っていた。
2019年の再演、チケットが発売される頃からメニエール病と発作的に起こる胸痛に悩まされていた。
そして2022年の来秋、何もかも変わってしまったけれど、というか肝心の春馬くんが見えないんだけど、チケットが取れたら絶対行きたい。自分の体調と環境はなんとかなるとしても、競争率高いだろうな。
深夜になるとずいぶん気持ちが前向きになっていき、来秋を一つの目標にしてがんばろうと思った。(交通費とかチケット代とか‼︎)


***

2020年9月、ちょうど14ヶ月前、夢を見た。
夢の中のこと。夢の話。

プツプツプツプツ。
古いレコードをかけ始めた時に音がするあのプツプツ言う音が遠くから徐々に大きく響いてきた。その音が気になりながらも、夢の中の私はどこかへと急がなきゃと焦りながら、大勢の人をかき分け長いエスカレーターを昇り、右手にはチケットをしっかりと握り締め、会場の中に入っていった。そこは劇場で日本人黒人白人、いろんな人種の方が老若男女大勢いて、私は中央より右の前から7.8列目の座席にいた。
幕があけ、音楽が始まると、プツプツ響いていたレコードのような音は消えて、歓声とオーケストラが響き渡った。
目の前には、艶やかな姿で踊りながら歌う美しいローラの姿。
Kinky boots の舞台、春馬くんだ!
赤く煌びやかな照明の中を春馬ローラは、とてものびのびと踊っていて、息をするのを忘れるほど綺麗で美しかった。
赤い照明もあたり舞っている姿は妖艶で本当に美しかった。目の前で春馬くんはとっても楽しそうに舞台上いっぱい使って"Land of lola"をエンジェルスと共に華麗に力強く踊りながら舞台に立っている。あの高いヒールを履いて。
目の前で幸せそうな春馬ローラを、私は胸いっぱいで感極まり半分泣きじゃくりながら少し見上げるような角度から眺めてた。生き生きしてとても幸せそうな春馬くんが、ただただ嬉しくて感動した。
会場のボルテージも上がってきて、あちらこちらから歓声が飛び交ってる。観客からの熱感や音楽、舞台全体から伝わる振動が、私の両腕から身体中へと伝わってくる。そしてだんだんと熱くなっていった。薄い長袖を着ていた私は袖をまくり、肌から汗がじわじわと出ているのがわかった。
Land of Lolaを歌い切ったとほぼ同時に、バァーン!と私の心臓あたりから突然大きな破裂音がして、目を開けてしまった。すごい大きな爆発音で正直私は死んだのかと思った。
夢なのかそうでないのか、分からないような夢だった。
目を開けても、まだ歓声が響いて春馬ローラの姿は見えていた。


夜更け3時半ごろ、忘れたくなくて泣きながら書き殴るようにメモした。
そのころの私は、キンキーブーツのCDを手にしていたけれど、実際に観に行っていない私はどのように聴くべきなのか分からずに、CDを眺めてばかり。是非聞いてみて!と春馬くんからのメッセージだったのかもと勝手な妄想をして受け取った。

その数日後、キンキーブーツの事を綴った素晴らしいnoteに出会い、その後ようやくdvdデッキからスピーカー最大限に近い音量で舞台を想像するようにCDを聞く日々が続いた。
昨年の10月27日にはブロードウェイより約22分間の特別映像「Kinky boots Haruma Miura tribute movie」が作られて、いつでも春馬ローラに会いにいける場所をつくってくれた。

今聞いてる2016年のキンキーブーツJapanのCDは舞台音源ということもあり、オリジナルブロードウェイキャストのレコーディングCDよりも、高揚感が感じられ、また春馬くんの歌唱は抜群に上手くて、"表現者&俳優三浦春馬の凄さ"も加わり圧倒的でいて繊細で声だけでもとてもいい。
日本語って、一字一音で歌の内容や真のメッセージを伝えることは字数制限もあり、大変な作業だと改めて思う。春馬くんはきっと、英語の楽曲の方が好きだったのではないかなぁ。

2020年自粛期間中に歌われたキンキーブーツファミリーによるアットホームビデオ!
7カ国130名のシンガーと22名のミュージシャンの豪華オンライン共演で"Raise you up”をそれぞれ自由なスタイルで歌い上げている。
春馬くんはよくインスタでも映していた壁の前でお気に入りのヘッドホンをつけて、やや緊張感も伝わってはくるけど、少年のように純粋な喜びに満ちた表情で歌っている。
春馬くんが映るのは 、3分と3分12秒あたり、分割で左側に一瞬、それとわずか2秒くらいのアップとラスト大勢の出演者の分割画面の見えないほど小さな一瞬!(少ない!笑)
キンキーブーツさんからのインスタで春馬くんご本人から告知なかったよね…と思いながら(あったのかな?)それでも嬉しそうな春馬くんを何度でも見に行く♡
大好きだから文の最後にあげておきます!


ラスト曲の"Just be”で歌われる、
この『6ステップ』のことは、キンキーブーツのストーリーそのもので最も受け取りたいこと。

1. Pursue the truth.
 (真実を追いかけること)
2. Learn something new.
    (新しい事を学ぶこと)
3. Accept yourself and you’ll accept  others too.
   (自分を受け入れ、他人も受け入れること)
4. Let love shine.
   (愛を輝かせること)    ←これが一番大事♡
5. Let pride be your guide.
 (プライドを掲げること)
6. You change the world when you   change your  mind.    
(自分が変われば、世界が変わる)


2021年の3月にイギリス版キンキーブーツの舞台映画を観に行った。それはまだ知らないわずかなピースを埋めるように想像しながら見ていた。

そして、とても驚いたことがあった。
夢に出てきたプツプツとレコードをかける時の音と、映画の始まりのシーンに流れる音が同じだったことに、一瞬ハッとした。
えっ?あれはやっぱり夢ではなかったのかな?
CDでも聞こえていたと思うけど、きづかなかった。夢を見た時は殆ど何も知らない状態だったから尚更あれっ⁉︎と思った。

スピリチュアルの詳しい人から言われたことは、その頃まだお空高くのぼる前に、だれでもやりたいことを自由にできるそんな時期があるよう。(⁉︎)
夢の中のことだけど、私以外に、あの会場にいた人で、どなたか同じような夢を見た人はいないのかなぁ。。なんて思ったり。。。
(かなりおかしな事を言ってると分かってます!)

春馬くんは、23歳くらいのころ、ブロードウェイキンキーブーツの舞台を見て雷に打たれたような感覚に陥り衝動をうけた、そう嬉しそうに語っていた。その時観た、イギリス舞台映画では、春馬くんを重ねて見てしまい、真のキンキーブーツのメッセージを受け取れなかった、これではダメだ〜なんて思い、その一ヶ月後の自分の誕生日に二度目の「映画キンキーブーツイングランド版」を見ることにした。
純粋な気持ちでみたいと思いついたことは、隣に座って一緒に観るという妄想デート。人生初の"妄想デート"をやってみた‼︎ 完全にイカれてるかもしれないけれど、これがうまく功を奏した。
朝から娘に手伝ってもらい、カーラで髪をふんわり巻いてオシャレして、お気に入りの靴を履いて、劇場で待ち合わせ。(なんのこっちゃ‼︎)
映画が始まる少し前に、左隣の空いてる席に妄想春馬くんが座って一緒にみる。想像以上に舞台映画のストーリーを純粋な気持ちで見れた。
すごい‼︎とても素晴らしい作品だった!
終わった時は立ち上がって拍手したいくらいの気持ちだった。
この舞台を春馬くんはやりたいとすっと腑に落ちた。これは映画だけど、舞台ならどんなに素晴らしいだろう。
ラストシーンでは、私の隣にいたはずの妄想春馬くんはいつの間にかスクリーンの向こう側にいてローラになって一緒に踊ってた。(妄想なのになかなか自分でうまくコントロールはできない…)
最初で最後の妄想デートはとても気持ちが前向きになってよかった。(恥)



舞台を観ていないわたしはずっと頭の中で、キンキーブーツというジグソーパズルを組み立てる。舞台の元になったオリジナル映画、YouTube、雑誌やネット記事、写真や動画、観劇した方のレポや感想、文章を一つ一つ繋げる作業をしていた。
知れば知るほど奥の深いキンキーブーツ。
舞台を観た人の100万分の1にもならないのは分かっているけれど、それでも私の中のキンキーブーツは、想像以上に大きなモノになっていて、日々の活力にもなっている。

きっと、再々上演を見に行けると、私のキンキーブーツは完成するのかな?
それとも永遠に未完成? 
noteに思うままに書きながら、一体何処に向かってるのか、読んでる方はきっと迷子を優しく見守ってくれていると有難いなと思う。書いてる本人も辿り着くゴールは見えてこないけれど、グルグル周って、たぶん、またここだ!

春馬くん、いつもありがとう!
一生懸命に考えて伝えてくれてありがとう!


キャストが変わり作品を繋いでいけるということは、初代の春馬ローラは永遠に続くっていうことだよね!100年先ももっとその先も、春馬ローラは名も存在も歴史に残ると思っている。
そう思うとやっぱり観たい!
チケット1枚取れますようにと、お空に祈ろう!
いやいや、努力をしよう!←自分への喝‼︎

今回の再々上映のお知らせは、6ステップの3番、
「自分を受け入れ、他人も受け入れること。」
私の毎日の"キンキーブーツ6ステップ"は、春馬くんが伝えたいことに少しでも近づいているかな。


今朝の空は快晴、雲皆無。
実際の空の色は、"勿忘草"の見本色にとても近いけど、そうかな。。この写真はちょっと濃いけれど。



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