Miyu Enomoto

アーラム大学 (Earlham College) / 平和学専攻

Miyu Enomoto

アーラム大学 (Earlham College) / 平和学専攻

最近の記事

読み耽り、発散し、俯瞰する

この夏は、私の大学があるインディアナ州・リッチモンドに2か月間残って、教授の研究アシスタントをしました。その経験が、個人的にめちゃくちゃ楽しかったので、今回は記録と情報の共有を兼ねて、まとめていきます! どんな研究? 比較政治学、その中でも中東地域を専門とする教授のもとで、「パレスチナの国家主義」についての研究を行った。 研究の目的は、パレスチナの国家主義に関する包括的な書誌(本を探すための情報、すなわち著者名・書名・発行者・発行年など)を作成すること。パレスチナ研究への

    • Home is Where the Heart is.

      今でも思い出す。初めてこのキャンパスに足を踏み入れた日を。 木々は生い茂っていて、それに負けじと、建物が威厳を持って立ち並んでいる。その迫力と土地の広大さ、開けた景色を肌で感じたとき、やっと、「あ、本当にここに来たんだ。」と、ふつふつと実感が沸いてきた。 今でも私の足元はフワフワしている。もうかれこれ、ここに来て1年が経つというのに。アメリカの大学にいる期間は4年という期限があり、この事実が「いつまでも私はここにいられる訳ではない」と教えるからだ。いつかは日本に帰ってくる日

      • アメリカで学ぶということ

        アメリカの大学での1学期目を終えて「勉強ってこんなに楽しいんだ…!」 と強く強く実感しています。しかし、高校時代の私はというと、 「こんな一方的な授業つまらないな…」 「もっと好きなことを楽しく学びたい…」 「暗記ばかり、本当に意味あるのか…?」 とばかり嘆いていました。 なので今回は、私の中での"学ぶ"というイメージを退屈から楽しいへ180度変えた、アメリカはリベラルアーツカレッジでの教育についてまとめました! 特に後輩世代にとって、こういう学び方もあるんだ!と新たな発見

        • たとえマイノリティでも

          今回は、海外受験者がほとんどいない地方の進学校から、海外受験をする中で、私がぶつかった壁を全て包み隠さずにお伝えします。その環境でマイノリティになるのは本当にきつい、ただその分、とってもとっても強くなれる。海外進学したい人はもちろん、諦められない夢を持つ全ての人へ。 自己紹介 熊本のとある高校から海外大受験しました。 ・アメリカのリベラルアーツカレッジ:12校受験→6校合格(奨学金付き) ※奨学金給付額:3万ドル~4万ドル(390~520万円)、自己負担額:2万ドル~3万

        読み耽り、発散し、俯瞰する

          うつ病から海外進学

          19歳になったこの日に、節目として、私が海外大受験に辿りつくまでを記録に残しておきます。 うつ病だった頃それはもう2年前のことです。高2になってすぐの休校期間、自分がうつ病であることが発覚しました。 私が通っていた高校は、地方のトップ進学校でした。小・中学校と、周りの環境に流されるがままに塾に通い、気付いたらその高校にたどり着いていました。その高校には、各中学校でトップの成績を取った子たちが集まっており、私は入学して早々、頭が良い子ではなくなってしまいました。それまで自分

          うつ病から海外進学