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幸せへの第1歩。

『ワンダー君は太陽』という映画を見たことがありますか?

遺伝子の疾患により特別な見た目のせいでいじめの標的になるオギーという男の子のお話です。
わたしがとても心を打たれたセリフが校長先生の一言でした。

「オギーの顔は変えられない
   私たちの見方を変えなきゃ」

このセリフには核心をついてると感じました。

私は常に他人に期待するより自分が変わった方がはやいと思い日々過ごしています。
それは長年一緒に過ごした母親との生活で学んだことです。
必ずしも母が悪者というわけではないのですが、明らかに方法を間違えた故の事だったのは確かです。
シングルマザーとして生きてきた母にとって仕事は生きがいだったと思います。
そしてプライドでもあったのでしょう。
そこは娘としても誇らしいほどの結果を残しているのも事実です。
ですがそれを家庭にまで持ち込まれたらどうでしょう。
仕事では「出来て当たり前。結果が全て。」と言われるのはまだわかります。
ただそれを家事ひとつにとっても「ご飯作って当たり前。洗濯して当たり前。」
たまたま皿洗いを後回しにしてしまったときにはすごい勢いで責められる。
今どきの言葉でいうと"毒親"というものだったのだと思います。
実際そんな母に対して何度も何度も「これをやめてほしい」「こうしてほしい」などと願って頼んだりもしました。
ですが、状況は何ひとつ変わりませんでした。
それもそのはずです。
本人に問題意識もなく変わろうと言う気がなかったのですから。
そもそも人が変わるということはすごいパワーのいることだし容易ではないのです。
それを踏まえても他人がどうこうして変えれるものでは到底ないのです。
人にはそれぞれ「変えれるもの」と「変えれないもの」があると私は考えます。
もっと言うと「変えやすいもの」と「変えにくいもの」
オギーの場合もまた同じです。
人に何かを求めるよりも自分らが変わろうという姿勢が大事なのだと思います。

そしてオギーも1人で困難に打ち勝ったわけではありません。
母親や父親、姉や姉の友達などたくさんの人に支えられハッピーエンドで締めくくられるのです。
今ある環境は当たり前になりがちです。
その支えられてる事実に気づけることがまた幸せへの第1歩なのでしょう。

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