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語学オタクのアラ還主婦と寺社仏閣〜奈良旅 春日大社・興福寺・東大寺〜

こんにちは。奈良旅を満喫したGerryです。

奈良はいいですよ〜〜。

大阪や京都と違い、東京から新幹線でビュイーンと行けない(京都から私鉄に乗り継ぐ必要があります)せいか、それほどオーバーツーリズムの被害を受けてないような気がします。

修学旅行生はたくさんいますけどね。多くの学生さんたちが頭に鹿のカチューシャつけてて微笑ましいです(ひとつ380円って安すぎません?)。

ただ、夏は暑いです。今や日本全国どこでも暑いですが、奈良は盆地にあるので、夏は暑く冬は冷えます。

さて、

今回の奈良旅の目的は奈良ホテルに滞在することだったのですが、改めてちゃんと行きたい寺社があったんです。

春日大社と興福寺、そして東大寺。

どれも奈良を代表する有名どころですが、以前に訪れたのは四半世紀以上前のこと。記憶もあやしい。

ならばもう一回ちゃんと行っておこうではないか。

どの寺社も奈良公園周辺にあるので徒歩圏内。公園で鹿とたわむれながら行くことができます。


奈良時代から続く春日大社

まずはここから。大きな一の鳥居をくぐって参道へ入ります。この辺りにもちらほらと鹿の姿が。さほど多くはないのでここなら襲われないだろうと(笑)途中でベンチに座って中谷堂のよもぎ餅(関連記事はこちら)を食べました。

さらに行くと春日荷茶屋かすがにないぢゃやや万葉植物園が見えてきます。
その先が春日大社。鹿がたくさん集まっています。何しろ神様のおつかいですからね。

ひょっこり鹿さん どこに行くのも自由です

ここは世界遺産に指定されています。

日本にある世界遺産をすべて見てみたいものです

立派なお社ですね。

平日だったせいなのか静かでした

中の回廊が美しいです。電灯が灯ったランタンが幻想的な場所もあります。神社にいるということを忘れそうです。

いざいざ奈良っていう雰囲気!?
暗がりの中にぼんやりと火が灯るランタンたち(LEDですが・・・)
明るく見えますが、実際はもっと暗いです iPhoneのカメラは優秀です

神社の中をぐるりと見て回った後は途中で見つけた茶屋でお粥をいただき、それから興福寺を目指しました。

阿修羅くんがいる興福寺

何が有名って、興福寺といえば阿修羅像ですよね。東京の国立博物館で2009年に催された「阿修羅展」には80万人以上のひとが訪れたといいます。

敷地内にある中金堂ちゅうこんどうというお堂には、釈迦如来、薬上菩薩やくじょうぼさつ薬王菩薩やくおうぼさつの3体の仏像が収められています。平成の大修理を終えたので、釈迦如来はまばゆいほどの黄金色をしています。

中金堂を見たあとで国宝館へ行き、阿修羅像をはじめとする国宝の数々を見てきました。

ここに来ればいつでも阿修羅くん(阿修羅くんは少年なんですよ)に会えます。

たくさんの貴重な仏像に出会えて、なんだかとってもありがたい気持ちになりました。

興福寺は創建されてから1300年以上の月日が経っています。猿沢の池と五重塔
という構図は奈良を象徴する風景なのですが、現在はこの五重塔は修復作業に入っており、全体を見ることができません。

2031年まで修理はしばらく続きます

逆にいえばこんな状態の五重塔は今しかお目にかかれない、ということです。

これはこれで有り難いですね。

大仏さまに出会える東大寺

奈良といえば鹿のほかにもうひとつ有名なものがあります。

大仏です。

青銅製の仏像は752年に開眼供養かいげんくようが行われたましたが、その後度々損傷を被り、その都度大々的な修理が行われてきました。

大仏殿もたび重なる火事により消失しており、今の建物は江戸時代に建て直された3度目のものです。

あぁ、ちょっと端っこが切れてしまいました。
光背こうはいの細工も素晴らしいです

それにしても大きい。

何度見ても、どこから見ても大きい。

そしてありがたい。
思わず手を合わせてしまいます。

ピラミッドを作ったエジプトの人々もすごいけれど、日本人も全然負けていない。
こんな繊細な細工のものをこの大きさで作り上げるというのは、ピラミッドよりもすごいんじゃないかと密かに思ってます。

コンピューターはおろか、重機もない時代に紙と筆で構造計算をし、人手だけを頼りに工事をする。今じゃ絶対にできない偉業です。

大仏の鼻の穴と同じ大きさの穴が空いている柱の穴をくぐる、というちょっとしたイベントには長蛇の列ができていました。多くが修学旅行の学生さん。ま、大人がくぐるのはちょっと難しいサイズですからね、ここはスルーします。

大仏の周囲には東大寺グッズを売るお店ができています。エコバッグやTシャツなど。昔はこんなもの売っていなかった気がします。時代ですかね・・・。

東大寺の境内には他にもいろいろなお堂がありますが、敷地が広いのでなかなか辿り着けません。二月堂や三月堂にまでは行けなかったので、こちらは次の機会に行くことにしましょう。

古都奈良の文化財は1998年に世界遺産に指定されました。今回行った寺社の他に
元興寺がんこうじ、薬師寺、唐招提寺とうしょうだいじ、平城宮跡、春日山原始林(神聖な場所なため立ち入り禁止)が構成資産となっています。

同じく奈良にある法隆寺地域の仏教建造物群は、1993年に世界遺産に指定されています。姫路城、白神山地、屋久島とともに日本で最初に世界遺産に登録された場所です。

奈良には見るべきものがまだまだたくさんあります。また訪れたいと思います。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。
奈良旅はいったんここで終了です。

さて、次はどこへ行こうかな・・・。


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