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語学オタクのアラ還主婦が吉野で桜を愛でる

こんにちは。

突然ですが、

お花見というものをほとんどしたことがありません。

桜の木の近くを通りかかり、ほぉ〜〜と美しく咲く花を愛でることはあります。
でも、これは「お花眺め」であって「お花見」ではないですよね?

お花見というと、満開の桜の木の下で飲めや歌えの大宴会、あるいはピクニックというイメージです。
(あくまでイメージです。)

ですから今年もお花見はしていません。ですが、世界遺産でもある奈良県の吉野へ桜を愛でに行ってきました。

和歌山県を中心に3県にまたがる紀伊山地には、古代から信仰を集めた霊場が点在している。世界遺産には、吉野・大峯・熊野三山・高野山の3つの霊場と、それらを結ぶ参詣道が登録されている。

世界遺産検定公式テキストより

一目千本ひとめせんぼん

言わずと知れた吉野山は桜の山です。かの豊臣秀吉もこの地にお花見にやってきています。それほど見事な桜が見られるのが、この吉野山です。

公園に群生しているのとも違う、河川敷に並んで植えられているのとも違う、吉野山の桜は圧倒的な力で山を彩っていました。

ひと目見るだけで千本の桜を見ることができる、という意味で「一目千本」と称される吉野の桜にはお花見は似合いません。

ただその美しさを愛でる、というのが相応しい気がしました。

写真に撮っても素人の腕ではどうしてもその美しさを伝えることができないのです。だからひたすら桜を眺め、その美しさを記憶に留めるよう努めました。
目の前に広がる景色はそれほど美しいものでした。

一面の桜です

やっぱり花より団子、そして葛餅

こんなに美しい桜を見ているというのに、どうしても食べる物にも目がいってしまいます。だってちゃんとお団子屋さんがあるんですもの。

みたらし団子がいい匂いを放っていましたが、せっかくなので映えるお団子を、ということで選んだのがこれ。

見た目にも春を感じますね

桜の花の塩漬けがいい感じにしょっぱくて、甘いお団子と絶妙なバランスです。

吉野といえばもう一つ有名なのが吉野葛。くずきりや葛餅などに使われるもので、ここで採れる吉野葛は品質が良いものです。ごまペーストを使えば自家製胡麻豆腐を作ることもできます。

早速、葛餅を食べ歩き。きな粉をまとった葛餅にたっぷりの黒蜜をかけていただきます。

店員さんに黒蜜を多めにとリクエスト

ランチでお花見

お店が混んでくる前に入ったお店で葛入りうどんをいただきました。
通された席が窓際で、しかも窓が全開になっていて外がよく見えます。遠くの山に咲いている桜がよく見えます。

1本1本色合いが違います

桜を愛でながら葛の入ったツルツルのうどんを楽しみました。

お、コレはちょっとしたお花見ではないですか!!

目もお腹も満たされました。

1年の内こんなに綺麗な桜が見られるのはほんのわずか。こんな儚さも日本人の好みにあっているんでしょうね。長らく桜を愛でてきたんですもの。桜好きの遺伝子は私の中にもちゃんとありました。

うん、こんなお花見なら楽しいな🌸。
また来年も来ようかな。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。



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