見出し画像

女性活躍を推し進める際に意識するべきこと【前編】アンコンシャスバイアスと時間的制約

こんにちは。aRの三好です。
今回は最近特にご相談の多い「女性活躍を進めたい」という内容についてお話をします。前編ではまず皆さんが無意識のうちにしてしまっている「アンコンシャスバイアスと時間的制約」についてご紹介していきます。

みなさんは「女性の活躍」と聞くとどのようなことをイメージされますか?
働く女性を増やすこと、男女の賃金格差是正、女性の管理職登用、子育てとの両立など様々なキーワードが出てきますよね。この「女性の活躍」という1つのテーマに込められた問題があまりにも多く、また女性に特化することで出てくる弊害があると感じます。

女性活躍を推し進める際にまずやるべきことは
①「女性活躍」の内容を大きく2つに分ける
②人的資本経営のフレームを取り入れる
ということです。

アンコンシャスバイアスと時間的制約

まず「女性活躍」に関するワードを整理すると、2つの問題に分けて考えることができます。それは【アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)】と【ライフイベントによる時間制約】です。

【アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)】とは、私たちの中にある無意識の偏見や思い込みと言われており日常にありふれています。
例えば「親が単身赴任と聞くと父親のことだと思う」「子どもが病気の時には母親がケアをする方が良い」といったようなものです。

アンコンシャスバイアスは、性別にとどまらず「最近の若い人は出世に興味がない」「外国人は日本に出稼ぎに来ている」「定時で帰るのはやる気がないからだ」といったことなども挙げられます。血液型による「B型は自己中心的」といったこともアンコンシャスバイアスの1つです。

【ライフイベントによる時間制約】は出産や育児による時間的制約が発生する問題です。長時間労働が常態化している職場や、仕事での成果と時間が連動しがちな労働集約型の職場によく見られる問題で、女性だけでなく多くの人にとって働きやすい職場づくりを目指すため対策が必要となります。

どちらの問題も、男性中心の職場に多く同質性が高い傾向にあり、「女性活躍を進めましょう」といきなり旗を振ってもなかなか受け入れてもらうことは難しいです。

これまでのやり方を変えたくないといった「現状維持バイアス」もありますし、「女性」というワードがより異質に感じられてしまいます。

こういった2つの問題をまず認識することから始めていき、女性活躍推進を行っていきましょう。ただし2つの問題を意識し対策をするだけでは本当の女性活躍推進ということはできないので後編で解説をしていきます。

aRでは組織におけるお困りごとを具体的に言語化し、伴走しながら解決をしていきます。役職や役割の言葉がない、定義が決まっていないというお悩みから組織の作り方までしっかり伴走させていただきます。
ぜひこちらからお気軽にご相談ください。

https://ar-soshiki.hp.peraichi.com/?_ga=2.156994879.526367953.1674653029-182156721.1668418604



この記事が参加している募集

人事の仕事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?