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夢の中で君と会った

柔らかな時間が流れていた


ほんの一瞬の隙間が

僕ら二人だけの 大切な時間だった


僕は夢の世界の地図を知らない

君が住む場所を知らない

君の記憶さえ覚束ない

中有の最中で 僕は途方に暮れる


僕は夢を信じる術を知らない

確信が持てぬ限り すべては幻に帰す

迷路の途中 霞みゆく手を眺めながら

僕は途方に暮れる

読んでいただき、ありがとうございます。 良ければまたいらしてください。