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夢の中で

君が、世界の最後だった。


すべてを諦めた最後の時に、

忘れていた故郷の景色が、不意に蘇った。

それが君だった。


これが夢じゃないと知っているけれど、

幸福とは幻であることを

僕はどこかで悟っている。


君が死んだら、もしも死んだら、

夢に取り残された僕は、何処へ向かって歩けばいいのか。



追伸

スピッツの「夢じゃない」とCHAGE and ASKAの「迷宮のReplicant」を合わせたイメージ。

どちらも好きな曲。


「君が死んだら〜」は「迷宮のReplicant」の

僕が死んだら もしも死んだら
誰かの夢が朝になった
そう思えばいい

という歌詞から。

その人はそれで「めでたし、めでたし」になれる。

でも残された人は・・・。

読んでいただき、ありがとうございます。 良ければまたいらしてください。