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コピー & ペースト

私は普段趣味程度に絵を描いたりする。

私の描く絵を見て

なんとなくその絵どこかで見たような、、
出会ったことがあるような、、

そんな事を父は言った。

その言葉に対して計り知れない程の苛立ちを覚えた。
なぜなら私は誰かの絵を真似しているわけでも、意識しているわけでもなかったから。

“わたし”の作品は、”わたし”にしか表現できない、
”わたし”だけのものなんだから!!

声を荒げてそう主張した。

唯一無二へのこだわりの黒魔術にでもかかっていたかのように。

常に唯一無二であろうと足掻いた
回し車で走り続けるバカなハムスターだ完全に。

それを世間は天邪鬼と呼ぶのか?
反逆者とでも呼ぶのか?
そう呼ばれた方が爽快だったむしろ、嬉しさも感じた。

ここで爽快の例えをするならば、
初夏の夕暮れ時に遭遇するそよ風の如く、
灼熱の太陽下で思いっきりかぶりつくガリガリくんの如く、爽快だった、とでも表現しておこう。

爽快といえば夏を思い描いしてまうのは、あまりにも安易ではないか、そういう”ささやき”が遠くから聞こえてくるような気がした。

しかし、今なら”真似なら真似でいい”というマインドでここにいる
誰もが誰かの何かを真似して生きてる世界線で私も生きているのだから、なんの問題もない。
むしろ、その世界線で生きてないほうが重大に、問題だ。

誰かのコピーをしているならコピーできるだけの感性という高感度、高機能のプリンターを自分の中に所持していることが才能だ、財産だ。

そして上手にペーストできるなんて、なかなかの力量じゃないか

コピーだろうが、ペーストだろうが、上等だよ
これからも誰かの何かを真似をしながら生きてやるよ

コピー & ペースト。
自分にとって案外大切なこと。
自分にとって結構大切なこと。

だったりして



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