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オリンピックと風水と話し方〜バッハIOC会長編

2021年の流行語大賞に「ぼっ○くり男爵」?とネット上で取り沙汰されているようです。七年前には「お・も・て・な・し」が大賞だったことを思うと、まさに隔世の感があります。

「ぼっ○くり男爵」は、米ワシントンポスト紙の「“Baron Von Ripper-off」の日本語訳です。"Rip-off”は搾取するとか略奪するという意味。Baron が男爵でVonはそれにつけた敬称です。これを訳して「ぼっ○くり男爵」。 “Baron Von Ripper-off, as known as  IOC President Thomas Bach"と、 IOC会長のトーマス・バッハ氏と2020東京オリンピックを揶揄した記事からの引用、いわば悪口です。

わたしが提唱している、話し方に風水を取り入れて運気を底上げする「話し方風水」では、悪口は運気を下げる大きな要因とお伝えしています。なぜなら悪口は他の誰かに言っているつもりでも、それを一番近くで聞いているのは自分自身で、その言霊の刃を最大に受けるのが自分だからです。

まさか悪口が流行語に選ばれることはないと思うので、その心配はさておき、こんなにまで言われてしまうバッハ会長って一体どんな人なんでしょう。

ドイツ出身のトーマス・バッハ氏は、ご自身もオリンピアンとのこと。
フェンシングのドイツ代表選手として連続出場して、モントリオール五輪のフルーレ団体では金メダルを獲得しています。
そのモントリオール五輪の後、モスクワ五輪へのボイコット問題が起こりました。バッハ氏はこれに反対する運動をドイツ選手の先頭に立って行ったものの全く通じなかったという経験があるそうです。「自分と同じ無力感を、次の世代に味わわせたくない」と強く思ったことが、その後の活動の原動力になったと語っています。
オリンピック競技と並行して大学で法律を学び、弁護士試験に合格。オリンピックとは、IOCのアスリート委員会の委員になったことをきっかけに競技を終えた後もずっと深く関わってきました。そして2013年に第九代IOC会長に選ばれて、現在二期目ということです。

IOC会長として権勢をふるい、時には国家元帥以上の振る舞いや発言が報道される一方で、歴代の会長たちに比べるとずっと親しみやすいとも言われています。前回のリオ五輪の開会式で、難民選手団の姿に涙ぐんだというエピソードもあります。

そんなトーマス・バッハ氏は、
1953年12月29日生まれと公表されています。 
バッハ氏の気質を風水の統計で分析すると、

年の本命星:二黒土星
月の本命星:一白水星
日の本命星:一白水星
世渡り上手でとらえどころがないように見えるけれど、じつは真面目で地味な努力家。親しくなると面倒見が良く、特に困っている人を見過ごすことができない性質が顔を出す、とされています。
本来自分がお山の大将でいるよりも、他の人と助け合って成功していくタイプです。

となると、今回の2020TOKYOオリンピックのモットーに「Together(共に)」を加えて人類の連帯を訴えていることは、バッハ氏の気質を率直に表現したと言えるかもしれません。一方、身内に甘いと氏を非難する意見も、この気質が引き起こすものとも考えられます。

わたしが提唱している「話し方風水」の観点から言うと、
バッハ氏は、あまり抑揚を付けずに地味に誠実に話すことが吉。そこに少し微笑みを加えるとさらに運気を上げる話し方となります。

地味で誠実そうで、ドイツ語なまりも相まってしっかり発話するこの話し方は、まさにバッハ氏の運気を上げる話し方と言えます。
この話し方を実践しているとしたら、バッハ氏はもともと運気の高い人と確信します。

それならばなぜ、ここに来て失言が相次いでいるのかと言うと、
バッハ氏は、2020年と2021年は天中殺の年。これが元凶と感じます。
誰にでも12年に2年間訪れる天中殺ですが、この期間中は揚げ足を取られたり、誤解されたり、また自分自身も失言をしやすかったりすることが特徴です。まさに話せば話すほど、歯車が合わなくなる時期なのです。
 ※ メーガン・マークルさんの回で、天中殺と話し方について少し詳しく書いたので、よかったら https://note.com/miyazakiharuco/n/n90d4de56d3aa

逆にいうと、天中殺中であるバッハ氏を先頭に置くことで、オリンピック自体の歯車が合わなくなるとも言えます。
それを回避するためには、できるだけ表立った発言を控えるのがベストですが、バッハ氏のような立場ではそうもいかないのでしょうか。

けれどもそこには、2つの魔法の言葉があります。それは、
「ごめんなさい」と「おかげさまで」です。

何か失言をしてしまったと思ったら、それが一人歩きする前に「ごめんなさい」
また、揚げ足を取ろうと待ち構えている相手にこそ、「おかげさまで」と言う気持ちで言葉を発することで、多くのことが回避できます。

「うまく行っているのは、自分ではなく、他の人のおかげ」
「うまく行っていないのは、他人のせいではなく、自分の天中殺のせい」
そういう気持ちでいた方が、安全なのです

風水のバイオリズムでみると、今年の年末がバッハ氏の正念場です。何をしても裏目に出て、誰からも助けがない、そんな気持ちになることもあるかもしれません。それを我慢できれば状況は一気に好転します。そのタイミングがちょうど冬季北京五輪の開会の時期と一致しています。

2020TOKYOオリンピックも、もうすぐ閉幕ですね
いつも大会の真の本質が現れるのは、全ての競技が行われた後です。

将来、振り返った時に、このオリンピックが世界の大きな光になっていることを信じています。

お時間いただいて、ありがとうございました

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