【読書感想】1998年の宇多田ヒカル(新潮新書)
poplifepodcastやwowowぷらすと、トークライブ配信で宇野氏のファンとなり、しかし何となく本には手を出さず、ついに図書館で借りて読んだ。宇野氏の面白さは時代世代と産業構造から、政治的なせめぎあいの結果としてエンタメを分析、活写することと、その歯に衣着せぬ(というよりはより巧みに歯に衣を着せたり、逆にさらに犬歯をとがらせてみたり)といった計算された語り口にある、と思う。そのチャームは、宇多田ヒカル、椎名林檎、aiko、(+浜崎あゆみ)という1998年の3(4)人の