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キラキラの学びをいつか拾い集めるために

なんだか鬱々としている。
雨だからだろうか。
目の前の窓は、白く曇っている。
霧のような世界では大粒の雨。傘をさしても足元が濡れる雨だ。

原因は、今、なかなか状況が改善しないある課題だろう、と思う。

どうやって解決したら良いのかなあと、思いつくことは手を打ったし相談もしてみたけど、なんだかいまいち。

ちょっと良くなりそうと思ったらまた低空飛行になっているので、いよいよこれは私の手には負えないかもしれない……というところまできた。

この課題が私のなかでストレスになっていて、気持ちだけがアップアップしている。それが今日。

こういうとき、自分のキャパについて浮かぶのが「予定がいっぱいなわけじゃないんだけどな」という気持ち。

予定ややることが多すぎるなら、私は声を上げやすいのだけど、自分の精神的ないっぱいいっぱいは、声があげにくい。

客観的な視点では「まだ余裕あるだろう」と思われそうだから。例えば、仕事に使っている時間を基準にしたり……ね。

私のいっぱいいっぱいなんて、誰の基準でも測れない。それはわかる。言葉としてはわかるけど、うっ……となる。


ある本を見ていたら「人は生きながら学ばないといけない」と書いてあった。

当たり前のようだけど、言葉でみると衝撃だった。毎日ご飯をたべて、トイレに行って、呼吸して、寝て。生きているうちは、生きることを止めて学ぶことはできない。

ある出来事が「学び」になるまでは割と泥臭いものだ。

例えば、嫌いな人がいる、とする。その人のことが嫌いと認めたら、顔をあわせたら「嫌いモード」になるだろう。(嫌いモードは人それぞれ異なる)
ではどうするか。

・よく会うタイミングをずらす
・部署の移動を願い出る
・転職する
・ブロックして連絡がとれないようにする
・別れる
・ほどほどの距離感でつきあう
・あえてニコニコして積極的に絡む

じゃ、転職しようと思ったら
・仕事を調べる
・エージェントに契約する
・正社員か派遣社員か決める
・やってみたかったことに応募する
・フリーランスになる
・スキルアップが必要で勉強する

そのときどきでいろんな気持ちを感じ、体験できる。嫌いな人のおかげで、自分のやりたい仕事に従事できたらお陰様だ。自分のスキルが増えて、給料があがったら自分の可能性も信じられるようになるかもしれない。

もし退職願を出して、会社がひきとめてくれたらまた違うことを経験するだろう。

起きた出来事に、能動的に関わっていって、そこから進んでいく日々から、何かを得て学んでいく。そうしていつかおかげさまになる。

たしかに人は、生きながら学んでいく。止まらない日々の中で起きていることを観察し、その流れの中にいる自分を観察し、気づいていく。


さて、私の場合はどうしようか。

気持ちを急き立てているのは、悩ませている課題だけではなく、引っ越し、勉強、仕事、新しいチャレンジ……と目白押しだから。

ペースを落とす?
なにかやめる?
いちばんきもちいいのはどれ?
どれくらいならok?
どこまでいくと別な不安を感じる?
これとあれ、どっちが大事?
どっちを優先したい?
今この瞬間できることは?
時間はかかってもいいならどうしたい?
譲りたくないのは?

(あたりまえだけど)誰も代わりに答えてくれないから、自分で質問してつっこんで、さらに問いかけて、納得するまでやる。

ある程度やっていると、鬱々とした感じがスーッと静まってきた。ここまでくるとやっと自分と会話できた感じがする。

何回やっても思うけど、自分の声を聞くのは、なかなかのハードワーク。今日は考えすぎて疲れて昼寝もした。気づいたら1時間ぐっすり寝てた。

そして今できることをすこしやる。
「あっちいきたい」を叶えるためのこともすこしやる。
そうやって進んだ先から振り返ったら、きっとたくさんの学びがキラキラしていると思うから。

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