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ようこそ映画の世界へ ~ハムナプトラ 失われた砂漠の都~

 仕事の昼休みTwitterを見ていたら、#映画館好きになった理由はなんですか というタグが目についた。初めて映画館で観た映画は、もののけ姫だったと思うが、途中で寝落ちした。次に観た映画のスターウォーズ ファントムメナスもポッドレースのシーンで寝落ちしたみたいだし…と色々考えているうちに、そもそも映画を好きになったきっかけはなんだったか考えていた。私の場合は、1999年公開のハムナプトラ 失われた砂漠の都でした。
のちに知ったことだが、これはホラー映画の『マミー』をリメイク?(リブート?)した映画でホラー要素もあったが、当時小学校1,2年生の私はもう映画にくぎ付けになっていました。そもそも、小学校低学年生に、ホラーテイストの映画みせるなよと思ったが、見終わるころには、そんな心配は砂漠のかなたに飛んでいきました。
なんで今、20年以上前の映画を紹介すんだよと思ったそこのあなた!
主演俳優だったブレンダン・フレイザーも、2022年のアカデミー主演男優賞を受賞したから、そこは大目に見てください。
 
あらすじ
紀元前3000年頃のエジプトのテーベ。大神官のイムホテップは王様の愛人のアナクスナムンを愛するあまり、一緒に王をその場のノリで暗殺する。イムホテップは職権乱用し、必ず生き返らせると言い残し、アナクスナムンは囮となる。生き返らせるために、一路、死者の都であるハムナプトラへ行くが、復活の儀式をしている間に、案の定パクられる。(金ピカの部下、無能すぎるだろ)
王殺しに、王の愛人の自害、禁止された儀式の職権乱用の罪のフルコンボにより、むごたらしいことでお馴染みのホムダイの刑に処される。(舌を切られ、生きたままミイラにされ、スカラベと一緒に生き埋めにされる)
それから時はだいぶ流れ、1920年代ハムナプトラの遺跡にて、フランス外人部隊のリック・オコーネルは、上官は敵前逃亡するは、部下のベニーも直前で逃げるは、で散々な目に遭いながら戦うもピンチになる。危険なところを不思議な力によってなんとか助かり、遺跡を後にした。
3年後のエジプトのカイロ。博物館の職員のエブリンは伝説のハムナプトラあるもんと上司に地図を見せるが、上司はうっかり地図を燃やしてしまう。兄のジョナサンのつてで、刑務所に収監されたリックを案内役にするために、カネを積んで出所させる。
エブリン、ジョナサン、綺麗になったリックの探索組とベニーとアメリカ人の探索隊に同時にハムナプトラへ出発するが早速、謎の集団に襲われる。ハムナプトラに到着し、発掘作業をしてると、エブリンたちは謎のミイラを発見する。そして死者の書をうっかり読んで謎のミイラこと、イムホテップを蘇らせてしまう。超人的な力を得たイムホテップは愛人を復活させるためにすぐに行動に出る。そして、徐々に殺される探検隊の面々、立て続けに災いが発生するエジプト。生贄にするために連れ去られるエブリン。リックたちはイムホテップを倒すことができるか。
 
当時小学生だった私はもう、とにかく、リックがかっこよすぎて、少年の心にビシバシと刺さりました。
・ユーモアのセンスがある。
・2丁拳銃、マガジンチェンジせずに使い捨て、新たな銃を出す所謂、チョウ・ユウファスタイル。
・船の上での銃の点検&装備。所謂、男の正しい出勤風景。
・ムカつくやつは、問答無用で船から落とす。
・夜明けと共に、横並びからの、馬とラクダのゼロヨンアタック。なお、ここでもムカつく奴は落とす。
・蘇ったミイラを目にしても、とりあえず銃をぶっ放す。
・最後は銃なんか捨てて、剣や肉弾で戦う。
・ドジっ子ヒロインといちゃつく。
・夕陽に向かって、ヒロインと一緒に去っていく。
 
また、脇を支える面々もカッコいい。
エブリン
今作のヒロイン。美人、妹、ドジっ子。ラノベのヒロインかよと突っ込みたくなる要素が詰め込まれている。古代エジプトの考古学者であり、優秀で好奇心旺盛のため、いろいろやらかすが、周りにいろいろサポートしてもらえる存在。
 
ジョナサン
エブリンの兄。普段はヒモな遊び人だが、最後には、長友選手もブラボーと叫びたくなる、ナイスアシストをする。
 
アーデス・ベイ
メジャイのボス。当初はハムナプトラの秘密を守るために敵対する。なお、秘密は全く守れていないが、イムホテップが復活した後は、一緒に封印するぞ、ここはオレに任せて先に行けと男気を発揮するナイスガイ。
 
ベニー
The小物。よく逃げ、よく落とされる。今作のコメディー要素。
 
イムホテップ
今作の敵。アナクスナムンのガチ勢。生き返らすために奮闘する。復活した際に超人的な力を得て、エジプトの教祖様になる。基本、上裸。重度の猫アレルギー


元々、ホラー映画ということもあり、気持ち悪いシーンや怖い要素もあるが、アクションもあり、ほどよくコメディ要素もある。非常にバランスの良い映画です。ただ一時期、この映画のせいで、スカラベに似ているカナブンが苦手になりました(笑)なぜ苦手になったかは、映画を見てみればなんとなくわかります…

少年の心をくすぐるそんな映画です。また最近の映画とことなり、2時間以内に収まるので、気軽に見れると思います!お時間のある方はぜひ見てみてください。

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