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パラドックスライブで惜しくも敗北した曲の魅力を語りたい

avexが送る男性声優(例外有)ラップコンテンツ『paradox live 』通称パラライ。某ラップコンテンツと重なるところもあり一時期叩かれていたが、マーケティングの方法の違いによりしっかりと差別化を図り徐々にファンは増えていっている。

そんなコンテンツを私は初期から応援しておりついにfinal battleが始まった。ここで初戦、二回戦と惜しくも敗北してしまった曲について語りたい。

『あの曲に負けた曲』で終わらすのは非常に惜しい。音楽は齧った程度の知識だが個人的に好きなところを踏まえ紹介し、ぜひ一緒にバトルを振り返っていただきたい。

テーマ【DESIER】


◯BAE『Ambitious』VS●cozmez『Get it』

初期から何かと人気のあるbaeが2曲目に爆発してしまった。そして「DESIER超えていくAmbitious」この歌詞により勝利を勝ち取ったと言っても私は過言ではないと思う。

対してcozmez「止めどないDESIER」と欲望に執着している。ここは両グループの大きな考え方の違い。今回は前向きに革命を唱えるBAEが大衆的に有利であった。

Ambitiousと打って変わりダウナー系の重くのしかかる歌詞とライム。毒々しいイントロ。呪文の様に繰り返される「Get it」。悪い言い方をすると、とてつもなくくどい。そう思って当時BAEに投票した。

しかしこの曲、蛇のように脳に巻きつく。まるで呪いのようである。聴けば聴くほど一歩先へ駒を進めたBAEの足を引きずり下ろそうとしている様子が目に浮かぶ。こうして私は毒に完全に侵されてしまった。

後天性の猛毒を持つcozmezの『Get it』もう一度聴いていただきたい。

テーマ【Justice】


●TCW『Faith』VS◯悪漢奴等『OUTSIDERS』

お互い譲れねぇ正義の為にぶつかったバトル。悪漢奴等は一曲目『BAD BOYZ』の“ゴキゲン“な曲とは打って代わり悪全開、闘志バチバチな曲を持ってきた。「こいつらのこういう面が見たかったんだよ!!!」とファンの期待にしっかりと応えてくれた曲である。

tcwの敗因はファンのQ andAに対し悪漢奴等が120点の回答を出したからだろう。

寄り道したがtcwの『Faith』について語る。全体的にメロディックなジャズに仕上げてきた。静かながらも闘志を燃やす。そんな絵が浮かんできただろう。

これを聞いて耳に残るのは繰り返される「believe in your justice」のフレーズ。cosmezが闇属性の呪文だとすると光属性の呪文といえる。

そしてイントロから繰り返されるピアノ。引き算で作られてるんだろうなあって感じた。無駄な装飾をせず必要な分だけ弾く。何度も繰り返されるがくどいとも感じず心に直接響く。ジャズ特有の難解なドラムパターンと簡易的なピアノのメロディーが合わさりtcwの世界観を彩っている。

余談だがtcwの年齢層が高いからか歌詞が他のグループと比べ控えめだと思う。他人を攻撃するよりも自身のやり方を信じ抜き続ける。KPOPなどが流行ってる現代でクラッシックを貫く姿勢から見ても一貫しててtcwはカッコいい。私の心はtcwに掴まれた。(次のバトル曲で”完全に”掴まれてしまうのだが)


今回は2バトルしか紹介できなかったが後日残りのバトルも感想を語りたいと思う。敗北してしまった曲、勝利した曲関係なく愛してパラドックスライブの世界に入り込んでほしい。



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