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宮城で応援消費をしてみる旅。仙台・石巻・松島2泊3日

2023年5月、宮城県の仙台・石巻・松島で一人旅をしてきました。目的は東北大震災の被災地見学と、ささやかな応援として、東北の事業者さんの商品を現地で購入することです。

この記事では、旅の全体像と、応援消費として購入したものをまとめました。


旅の全体像

  • 旅行日数:2泊3日

  • 出発地:東京

  • 宿泊地:宮城県仙台市

  • 移動手段:東京駅~仙台駅間の新幹線と、現地での公共交通機関

  • 訪問場所:1日目は仙台市の荒井駅周辺、2日目は石巻市の石巻駅周辺、3日目は松島町の松島海岸駅周辺

宿泊地と訪問場所を地図でざっくりご説明すると、宿泊場所は青印、訪問場所は赤印です。(赤印は、右上が石巻市、真ん中が松島町、左下が仙台市の荒井駅あたり)

旅費の総額は47,082円。内訳は、

  • 新幹線+ホテル:27,200円(素泊まり2泊)

  • 当日の食事、お土産、施設入場料、公共交通機関の乗車券代:19,882円

です。

また、この旅のテーマは東北の震災に対する応援消費なので、ホテルや飲食店など何かを選ぶ時のポイントは、「それを提供している会社の本社が震災の被災地にあるか?」です。

応援消費で購入したもの

仙台/FLATWHITE COFFEE FACTORY のマフィンとカプチーノ

東北マフィンのベリー&クリームチーズと
オークランドカプチーノ(合計880円)

FLATWHITE COFFEE FACTORY は、仙台市の荒井駅から徒歩約5分のカフェです。荒井駅からは震災遺構の荒浜小学校行きのバスが出ていて、荒浜小学校見学後の休憩場所を探していた時にこちらのカフェを見つけました。

公式サイトで運営会社を確認すると、株式会社キオラガーデンという、福島に本社を構える会社さんのようです。

東北マフィンのベリー&クリームチーズとオークランドカプチーノ(合計880円)を注文。マフィンはほんのり温かでモチモチ、中央にクリームチーズたっぷり!とても美味しかったです。

石巻/ここ森ガーデンカフェの石巻焼きそば

石巻焼きそば(660円)

ここ森ガーデンカフェは、石巻市にある、みやぎ東日本大震災津波伝承館から徒歩約5分のカフェです。伝承館の見学後、ランチ目的で行ってみました。

運営はNPO法人こころの森というところで、所轄庁が宮城県、事務所の所在地が石巻市とのこと。

石巻焼きそば(660円)は、麺は結構やわらかめで、味は素朴で優しい感じの薄味でした。卓上ソースが一緒についてくるので、味の濃さは自分好みに調整できます。

石巻/いしのまき元気市場の食堂の元気丼

元気丼(1,400円)

いしのまき元気市場は東北の震災後に作られたところで、石巻や震災復興応援地域の特産品が販売されています。運営会社は、石巻に本社を構える、株式会社元気いしのまきという会社さんだそう。

1階が食品やお土産等の販売所、2階が食堂になっていて、食堂で元気丼(1,400円)を注文してみました。

魚は脂がのっていてとろける食感、タコはぷりぷりの歯ごたえ!美味しかったです。食堂からの景色も綺麗でした。

2階の食堂からの景色

松島/さんとり茶屋の松島あなご丼

あなご丼(1,980円)

さんとり茶屋は、日本三景の一つとして有名な松島にある飲食店です。最寄りの松島海岸駅からは徒歩約10分。ランチ目的で行ってみました。

公式サイトには運営会社についての表記が特に見当たらなかったのですが、松島で40年以上経営されているとのことなので、地元資本のお店だろうと推測し入店。

あなご丼(1,980円)は、あなごの身がふっくら!甘めのタレが美味しかったです。2階席だと窓からの眺めも一緒に楽しめました。

2階席からの景色

松島/SHOBIAN CAFÉ のずんだパフェ

ずんだパフェ(600円)

SHOBIAN CAFÉ は、松島蒲鉾本舗という、松島に本社を構える会社さんが運営されているカフェです。松島散策後に休憩目的で立ち寄り、ずんだパフェ(600円)を注文。

ずんだ餡はつぶつぶをしっかり感じられて美味しかったです。こちらのカフェも、松島の景色を堪能しながら食事ができました。

SHOBIAN CAFÉ からの景色

木の屋石巻水産のイタリアンバーグ

イタリアンバーグ(700円)

木の屋石巻水産は、石巻に本社を構える、老舗の水産加工品メーカーさんです。写真のイタリアンバーグ(700円)はいしのまき元気市場でディスプレイされていたもので、夫に連絡したところ食べてみたいとのことだったので購入。

クジラ肉100%のハンバーグということで、クジラ肉を食べたのはこれが初めてだったのですが、コリコリした食感でとても美味しかったです。トマトソースに野菜がたくさん入っていたのも良くて、余ったソースはご飯にかけて粉チーズをふって食べました。

粟野蒲鉾店のチーズ小笹、バジルチーズ小笹

チーズ小笹(158円)、
バジルチーズ小笹(166円)

粟野蒲鉾店は、石巻に本社を構える、老舗のかまぼこ屋さんです。いしのまき元気市場で単品のかまぼこを見つけたので、ホテルでのおつまみとしてチーズ小笹(158円)とバジルチーズ小笹(166円)を買ってみました。

どちらもとても美味しくて、個人的に特に気に入ったのがバジルチーズ味。夫にもお土産に買って帰ろうと思い、旅の最終日に松島と仙台駅で探し回ったところ、仙台駅に1店だけ発見。

他のかまぼこ屋さんでは、チーズ味はあってもバジルチーズ味は無かったので(2023年5月12日時点)、仙台駅で粟野蒲鉾店さんを見つけられてひと安心でした。

三陸ブルーイング・カンパニー合同会社のクラフトビール

三陸ビール 伊達男IPA(605円)

三陸ブルーイング・カンパニー合同会社は、岩手県大船渡市に本社を構えるクラフトビール会社です。

お酒好きの夫から地ビールのお土産のリクエストがあったので、上の写真の伊達男IPA(605円)を買ってみました。飲んだ感想は「キリっとして苦みがちゃんとある」とのことでした。

仙台/ホテルプレミアムグリーンプラスでの宿泊

シングルルーム

ホテルプレミアムグリーンプラスは、松月産業株式会社という、仙台に本社を構える会社さんが運営されているようです。

ホテル選びは、まず旅行会社のサイトで新幹線+ホテルのパックを検索→一覧に出てきた各ホテルの本社の住所を調べ、宮城や東北にあるものだけをピックアップ→各ホテルの口コミや金額を見て一番良さそうなところを選ぶ、という手順で進めました。

少し古めの建物ですが、仙台駅から徒歩圏内かつ繁華街の中に位置しているので、駅やコンビニ・飲食店へのアクセスが抜群です。

1つ残念だったのはコンセントで、今回宿泊したお部屋では、机の鏡の下部に1つあるだけでした。そしてコンセントの穴が机の天板スレスレにあり、私の充電器では挿せないことが発覚。(私の充電器は、海外でも使えるように各国向けの変換プラグがついているもので、厚みがあるタイプ)

机の鏡の下部にあったコンセント

この時はちょうどノートPCを持っていて、その電源プラグなら挿すことができたので、必要な充電はノートPC本体のUSBポートを使って済ませました。

最後に

応援消費の旅というのは今回初めてでしたが、お金の使い方にちゃんと意味を持たせることができて良い経験になりました。あと、現地で利用した電車やバスも応援消費になったかなと思います。

今後も、どこか地方に旅することがあればその地域の業者さんの商品を意識して選んだり、日常生活では海外の企業の商品ではなくて日系企業の商品を買うなどしていければと思います。

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