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ガンジス川で沐浴。手放せた感情。

日本だとガンジス川といえば、バラナシが有名でありますが、、
インドでは、ヨガの聖地としては、インド北部パンジャーブ州リシュケシュが有名。多くのヨギーが訪れたい場所。

「リシュケシュに行ってヨガしてみたい。」とヨガをインドで始めてから考えていたけど、なかなか行けず。

今回の旅は日、月、火の2泊3日。宿泊所も直前に撮り、行きはバス、帰りは電車。

旅行当初は、「ガンジス川で沐浴する。」予定は全く無かったけど、リシュケシュでヨガを教えてくれた兄ちゃん(たぶん30代?私よりかなり年下だと思う)から、
「ガンジス川入らへんのかい?」(ホントは関西弁じゃなく、英語だが。)って問われ、
思わず、「入らへんよ!」と回答したものの、
「なんで私は一瞬で入らないって反応したんだろう?」って気付き、
「やっぱり入る~!!!」
ということで、この兄ちゃんにガンジス川で沐浴できるところに連れていってもらった。

ここだよ。

ガンジス川は、遠藤周作の「深い河」の舞台(バラナシだけど。)、遠藤周作が好きな私の父も一度は行ってみたいと言っていた。

入りましたよ。ガンジス川は冷たくて、流れがとても速くて。
頭までもぐると体ぜんぶ持っていかれそうになりました。

父はすでに亡くなっていて日本で火葬されてしまったけど、煙となり、空を漂い、この川まで辿りつけたのかもしれん。死んでも、この地球上でずっと生きとし生けるものは循環し続けるのかもしれん。

思えば、私は子供の頃から海外で暮らしてみたいと思っていた。気付けば、あの頃に考えていたこと、夢だったことは、全て叶い、10年前、5年前の私では考えつかなかったことが、私の人生ではたくさん起こっている。

息子がまだ2歳か3歳のときに読んだ「ガンジス川でバタフライ」という書籍。だから読んだのは8年ほど前。
そのときは、「いいなー。もう子供もいるし、私の人生ではガンジス川に行くということ自体ないだろうな。。仕方ないよね。」って思っていた。

でも、実際の私の人生では、43歳でリシュケシュに行き、そこでヨガをし、そこで出会った兄ちゃんに発破をかけられて、ガンジス川で沐浴した。

ほんとに沢山のことや関係性を手放してしまった。
でも、代わりに多くの人が経験できないようなことをホントに経験することができている。
だから、こういう生き方を選んだんだから、もう孤独という感情は手放したいな、と心底思った。

褒められた生き方はできていないけど、その代わり感謝しながら生きて行きたい、と。

あまり会えない私の息子へ。いつもありがとう。
あなたがいなかったら、私は世界を恨んだままだったと思う。どうか幸せでありますように。いつか一緒にガンジス川で泳げたら最高に幸せです。元気でいてね。

ではでは。

ちなみに、ガンジス川に入ったけど、体調不良も無かった!連れてきてくれた兄ちゃんありがとう!
そしてここまで私を運んでくれている大いなるものに感謝。


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