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『らんまん』9/5(火) 第112話のピンポイント感想

月曜~金曜まで放送されている「らんまん」、9/5(火)の112話分についてピンポイント感想を。
自分でもよくわからんけどなんだか書きたくなったので。

『らんまん』 第23週 「ヤマモモ」 9/5 第112話

土佐から上京して土佐料理を出す屋台を細々と始めた竹雄と綾。二人は、いつか再び酒造りを始めたい、だから「醸造の研究をしている先生はいないだろうか」と、 万太郎や波多野、藤丸らに相談する。

土佐の話で和やかな雰囲気のあと、今回の見どころともいえる、波多野と藤丸の近況の違いが。

波多野は、研究者・野宮に対する国の理不尽な扱いに憤っていた。
波多野と共同研究してきた野宮の奇跡的な発見で論文発表にこぎつけたにもかかわらず「野宮が元画工であるため(正式な学者ではない)第一発見者として認められない」という、国や上層部の判断に、波多野は納得がいかない。同時に「僕は結局野宮さんを見捨てたんだ⋯」と自分を責める。教授になった波多野ですら組織の圧力にどうすることもできない、その苦しさがひしひしと伝わってきました。

波多野くん、頑張れ。(小声)

一方、藤丸は、もともと東京大学で「変形菌」を専門として学んできたこともあり、酒の醸造に協力して竹雄と綾の役に立ちたいと申し出ました。

藤丸が菌類学について熱く語るところがなんだか見ていてほっこり。
彼のおっとりとしたしゃべり方でしょうか。

「酒造りの研究、俺がやりたいって思って。菌類ならなんでも好きなんです。目立たないけどどんな環境にも適応するところ。形を変えてもしぶとく生き残っていくところ」

酒造りに協力したいと申し出た藤丸に竹雄と綾が礼を言うと
「必要とされるのって、いいなって⋯。俺のこれまでの時間、何も無かったって思いたくない。俺だって何か果たしたくて」と藤丸。

東京大学時代にはコンプレックスもあった藤丸は、研究棟で飼っていたうさぎを誰よりも可愛がっていた一面も。

争いが苦手で優しい藤丸は、目立たないけどしっかりと生き延びる菌類に愛着を持ったのかもしれません。そして自分が何をやりたいか模索していたときに、竹雄と綾の新しい酒造りの夢を聞いて藤丸もようやく前途が見えてきたような。

藤丸くん、頑張れ。(テンションちょっと上がった)

今回の波多野と藤丸は対照的な状況になっていたのが印象的でした。

すべてがそつなく無理なく結びついていっている『らんまん』。そつがなさすぎて反省会のハッシュタグすら見かけない笑

寿恵子、竹雄、綾、その他みんな頑張ってるから、私も頑張ろうかな。

※今回は役名のみで俳優さんの名前は入れませんでした。

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