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姫たるもの秘めたるものなくちゃフェイク

トップハムハット狂の「Princess♂」を練習しています。日本語ラップ。超カッコいいです。例のごとく鬼のようなリズムなので、Wordで歌詞を打って印刷して、端折る単語と発音する単語をカタカナで書き込んで覚えようと画策中。『ヒプノシスマイク』の数々のラップたちもそうやって覚えた。こんな感じ。

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子供のときから歌うの好きだったし、大学のときにはバンドのボーカルやってたので、歌詞を覚えるのはわりと得意だと思っていたんですが、年を重ねるにつれてやっぱり少しずつ時間かかるようになってきたので、難しい曲を覚えるときはもっぱらWordで打ち出しています。アナログだけどこれが効くんだわ。

歌手の三浦大知くんが以前金スマで話しててなるほどーと思ったんだけど、「喉も筋肉」なんですよね。だから、とにかくでっかい声で歌いまくってると鍛えられて声が出るようになってくる。もちろん逆もしかり。歌わないとぜんぜん出なくなる。バンドサークルに所属していた大学4年間でいちばん声の調子が良かったのは大学3年のときだったのだけど、思い返してみるとそのときは何個もバンドを掛け持ちして頻繁に大きい声で歌っていた。4年生になって就活だの卒論だのが始まって練習回数がグッと減ったら、声が出にくくなって驚いたおぼえがある。

しかしバンドを辞め、頻繁にでっかい声で歌わなくなったいまはどうかというと、意外なことに、学生のときより上手くなったな、という感じがある。単純な声量なら大学3年のときのほうがあったと思うけど、技術とか緩急とかを総合的に考えると、いまのほうが上手に聴こえる。おととしの秋、人前でひさびさにバンド演奏したとき、聴いていた歌の上手い後輩から「大学のときより歌上手くなりましたね」って言ってもらったし、自分の思い込みだけではないと思う。

歌を歌うのは楽しい。音程、歌詞、リズム、すべてが正しいとなお気持ちがいい。わたしはよほど体調や心の調子が悪いとき以外は毎日なんかしら歌っている。いちおう住宅街に住んでるのでばかでかい声では歌えないが、ともかく歌っている。母子手帳によると10ヶ月でしゃべりだし、1歳2ヶ月で突然歌い出したらしいわたしのやかましさに同居の家族ももはや慣れていて、あまりにも声を張り上げたりしなければもう何も言わない。わたしの晩年の歌の上達は、こうした環境に大いに助けられているのだった。

(今日のBGM)

トップハムハット狂「Princess♂」


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