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三宅島から御蔵島へ出張に行こう!(水産担当編)

こんにちは、水産担当です。
先日御蔵島へ出張をする機会がありましたので、その様子をご紹介いたします。(見出し画像は別日に撮った御蔵島の桟橋の様子です。)

三宅島から御蔵島への移動手段

三宅支庁の庁舎がある三宅島から三宅支庁管内にある御蔵島へ移動するにあたって用いる公共交通機関は2つあります。一つは東邦航空株式会社が伊豆諸島の島々の間を運航する、日本で唯一のヘリコミューター路線である「東京愛ランドシャトル」、もう一つは毎日東京の竹芝から出航する、東海汽船株式会社が運航する定期船です。

定期船とは

三宅島に寄港する定期船は、一日一回22時30分に、東京の竹芝港から出航しています。
竹芝を出港後は、翌朝、三宅島、御蔵島、八丈島の順に寄港(ここまでが下り便)し、八丈島から折り返し御蔵島、三宅島の順に寄港した後、夜20時前に竹芝港へ戻ってきます。(上り便)

御蔵島への定期船を使う出張の際は、下り便で三宅島から御蔵島へ行き、上り便で御蔵島から三宅島へ帰ってきます。

出張に行くまで

定期船を用いる出張については、「用事があるからこの日に行くぞ!」という感じでは行けません。御蔵島は三宅島と比べて定期船の就航率が低いため、インターネット上で海の様子を調べ、御蔵島に下り便と上り便の両方が就航するかどうかを見極め、出張に行く日を決めます。
今回の水産担当の出張も、数日前から海の様子を確認し、前日に行くことを決めました。

三宅島出発から御蔵島到着まで

御蔵島へ行く定期船(下り便)は、三宅島を朝の5時10分に出発します。

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そのため、このように、この日定期船が寄港した伊ヶ谷港は真っ暗。筆者は寝不足であくびが止まりませんでした。
この日は、御蔵島へは「条件付き出港」、現地の状況によっては寄港しないという状況でした。(御蔵島へ寄港しないと、そのまま八丈島まで行き、そこから三宅島に戻ってくるまで8時間以上のクルージングとなってしまいます。)
無事、御蔵島へ行けると祈りながら定期船「橘丸」へ乗り込みます。

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御蔵島までは1時間程かかりますので、しばしの休眠。起きた時には御蔵島が目の前にありました。

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無事到着。一安心です。

御蔵島での業務

さて、お待たせしました。やっとこの記事のメインに到着です。
今回の出張では、まず漁船の検認を行いました。漁船の検認とは、5年に一度行う漁船の検査で、登録されている情報と現在の状態に相違が無いか確認します。今回は3件の検認を行いました。

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相方は雨の中きびきびと動いていました。

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筆者は、船の下に潜っていました。(気付いたらレインコートの中が濡れていました。)

その後、しばし休息の後、御蔵島村漁業協同組合に行き、打ち合わせをしました。

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御蔵島村漁業協同組合の事務所が入っている建物

水産担当は、御蔵島の北部にある港近辺と集落内にしか業務の用が無いため、島内は基本的に徒歩で移動をしています。

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ただし、御蔵島は写真(別日に撮影)からも分かる通り、港から集落への道も、集落内の道も急な坂が続いているため、徒歩での移動は疲労を伴うものになります。健脚になりたいものです。

話が逸れましたが、御蔵島村漁業協同組合での打ち合わせ終了後は、御蔵島村役場に移動し、村役場の担当者と打ち合わせを行いました。

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御蔵島出発から三宅島到着まで

すべての行程を終えると、港まで戻って定期船に乗り込みます。
帰り(上り便)も行き同様、御蔵島には着岸しないかもとのことでしたが、無事着岸し、御蔵島を12時45分頃出発しました。

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お昼ご飯は御蔵島で購入した、あしたばカレーをデッキで食べました。とても美味しかったです。
あしたばは三宅島をはじめとする伊豆諸島の特産品です。詳しい情報は下記リンクの投稿に記してあります。是非ご覧ください。
https://note.com/miyakesangyo/n/nbd1fdd056e61

三宅島には13時50分頃、行きと同じく伊ヶ谷港に着きました。

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その後、三宅支庁まで戻って、おやすみzzz・・・とはいかず、業務を行いました。

終わりに

今回は、計画通りに行けることが保証されていない御蔵島出張の様子を記事にしてみました。
筆者自身、他の担当が御蔵島でどのような業務をしているか気になるので、他の担当も出張の様子を記事にしてくれないかなと思う次第でございます。乞うご期待。


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