見出し画像

#112 学校給食事業を公民連携で考えるメリット


公民連携とは 〜都市経営プロフェッショナルスクール

私は、公共施設マネジメントやまちづくりに関する仕事もしています。
社会人を対象にした公民連携事業について学びと実践に向き合う「都市経営プロフェッショナルスクール」にも2015年に一期生として修了した後、いろんな形で関わっています。ここには、行政職員も民間事業者の方も参加されていますが、皆さん、自分のプロジェクトを持ち込んで、その確度と深度を高めるだけでなく、その事業が本当に社会のためになる、未来を明るくできる事業になるよう、根本のところから考えることを求められます。

このスクールにおいて大事なことは、「公」と「民」の信頼関係の構築とお互いをリスペクトする謙虚な姿勢がないと、独りよがりな事業内容になり、新しい価値の創造に結びつかない、ということに心から納得するということです。
先日、今年度の最終合宿に参加してきました。そこでの一例何ですが、公園の整備を整備だけでなく周辺を含めた開発に広げて、周辺にランエリアを置くことで、関連の民間投資を呼び込み、住民の健康寿命を延ばし、福祉関連予算が削減できるのではないか?と考えて、何層にも事業を重ねるように構築することで、本当にそのまちに前向きなインパクトを与えることを狙いましょう、という議論をしてきました(ほんの一例です)。
公民連携で考える、というのは、このように複層的な考え方で事業を骨太にすることなんです。

現在、都市経営プロフェッショナルスクール9期生の2次募集中(3月末まで)です。私もガッツリとスクール生に伴走しますので、学校給食事業をスケールアップさせたい方、是非ご参加ください。

地域創生の鍵!給食センターの可能性【民間の力を引き出す公民連携の仕組み⑥】

昨年の11月に、全国各地でリノベーションまちづくりを展開されている(株)リノベリング様とNPO法人自治経営(私はここの理事をしているのですが)の共催セミナーをオンラインで実施しました。
(株)リノベリングもNPO自治経営も、多くの行政主導で進められて行き詰まっている政策を公民連携で未来志向のやり方に変えていこうと頑張っている団体です。
毎回いろんなテーマ設定で議論をされているもので、第6回として「学校給食センターの可能性」というテーマで開催してくれました。

アーカイブで視聴できます(有料)
申し込みURL https://ppp1120.peatix.com/

学校給食センターを建てる際に、学校給食のことだけを考えるだけでなく、せっかく住民の皆さんの税金を投入して作る施設なのだから、もっともっと住民福祉の向上に役に立つ施設にしましょうよ!もっともっと住民の皆さんに喜んでもらえる施設にしましょうよ!というお話をしたつもりです。
一緒に登壇してくださった、清水義次さんや大東市の東さんからの質問も鋭くて、実際に事業を遂行していく課題についても、深掘りした話ができたと思います。
ぜひ、アーカイブを販売中のようなので、ご視聴ください。

学校給食サロンについて

1月、2月と開催したこのサロンは、調理業者の方、厨房機器メーカーの方、行政の担当者が参加くださって、結構ディープな話ができたので、今後は「栄養教諭の人事と権限について」、「クックチルを学校給食調理場に入れるシミュレーションをやってみよう」、「オーガニック比率を上げる給食導入計画を作ろう」とか、もっともっと深い話に入っていけたらいいな、と思っています。

2月のサロンの様子は以下のnoteでも触れていますので、ぜひご覧ください。

私の本音

ここから先は

1,133字
この記事のみ ¥ 500

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?