公共施設マネジメント・学校給食・まちづくりとかいろいろ

元地方自治体公務員。NPO自治経営理事(FM担当)。学校給食マネジメントアドバイザー。…

公共施設マネジメント・学校給食・まちづくりとかいろいろ

元地方自治体公務員。NPO自治経営理事(FM担当)。学校給食マネジメントアドバイザー。公民連携アドバイザー(ふるさと財団) これからの学校給食事業に関する詳細や、まちづくりや産業振興と連動する学校給食について、そして時々、公共資産経営のあり方などについて発信していきます。

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学校給食について、いろんな角度からのディープな情報を届けます。学校給食の運営や学校での食育など、何らかの関係のある方がリアルを学べる場所にしたいと考えています。どうすれば、子どもたちが大好きな学校給食を持続可能な制度や事業として継続していけるのか、一緒に考えてくださる仲間に参加していただきたい。 メンバーシップに参加してくださる方には、調理場や民間事業者への視察や調査した概要や私の本音つぶやきなども、ご覧いただくことができるようにしたいと思います。よろしくお願いします!! 公共R不動産でのインタビュー記事もご覧ください! https://www.realpublicestate.jp/post/schoollunch-management/

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マガジン

  • 学校給食の今とこれから(メンバーシップ向けマガジン)

    テーマを設定して10本くらいで解説していく学校給食のお話し。学校給食を支える農業とのかかわりについて、いろいろ語っていきます。学校給食を通して、農業振興事業、食育、設計建設など様々な知っておくべき大事なことをお伝えできたらと思います。

  • 海外の学校給食事情

    メンバーシップ向けマガジンの記事の中から、海外の学校給食事情に関する記事をまとめてみました。海外の国々のオーガニック推進政策との関連などにも触れていますので、ご覧ください。

  • 公共FM 〜自治体経営における資産管理を考える

    地方自治体の資産経営に関する記事や公共施設における断熱改修などについて少しずつ書いていこうと思います。これからの自治体運営において、資産をどうマネジメントしていくかは難しいけど、避けて通れないことなので、自治体職員だけでなく多くの方に関心を持っていただきたいと思っています。

  • 学校給食の今とこれから(2023年5月無料配信分)

    いろいろと学校給食のしくみは、わかりにくいなーと感じていて、それでもこれから学校給食はたぶん行政として継続して提供すべき大事なサービスだと思うので、皆さんに理解していただけるようにわかりやすい記事でお伝えしていきたいと思います。多くの方と一緒に考えていきたい!! なお、この無料マガジンでは、Stand FMの無料配信ラジオでも同じ内容を聴くことができるようになっています。ページトップからアクセスしてお聴きください。

  • 「Kaori姐さんのまちマネラジオ」note

    「Kaori姐さんのまちマネラジオ」の内容に関連することで、リンク先とか記事などをこちらで伝えようと思っています。

最近の記事

#129 参考図書の紹介

今日は5月3日、ゴールデンウィークの後半の憲法記念日ですね。 新年度が動き始めて、やっと調子が出てきたところでのゴールデンウイークは体調を整えるどころか崩す人も多いそうです。体調管理大事ですよね。 今回は、いつくか参考書籍を紹介したいと思います。色々と情報収集には努めているのですが、その中でも学校給食事業に関わる人にぜひ読んでいただきたいもの選びました。

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    • #128 学校給食アドバイザーのお仕事について 〜FMかおりん流仕事の進め方④

      FMかおりん流仕事の進め方の最終回です。前回までは、アドバイザーの仕事とは何か、現場からの調整と組織としての上位計画との連動を狙うこと、内外との協議の場を形成すること、という話をしてきました。 今回のシリーズの最後は、情報発信力の強化のおはなしです。 発信した情報の99%は届かない行政の仕事においてはこれを前提に発信をどうするのか?と考えるのが前提です。バズる動画などがSNSとかで話題になりますが、これも趣味嗜好の近いグループ内で情報が回っていくのですが、その発信に触れた人

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      • #127 学校給食アドバイザーのお仕事について 〜FMかおりん流仕事の進め方③

        仕事を進めるには、組織内のチームや他部署との連携構築が欠かせません。そういった方々との情報共有や進むべき方向性を揃えていくための工夫について、前回、前々回におはなしさせていただきました。組織内の風通しが良くなって、一人一人が担当業務を抱え込んで悶々と悩むことから解放される状況を作ることが大事だと思います。 現場が動ける体制づくりと共に大事なことは、大きな施策との連動を整理して、これから行う事業の位置付けをわかりやすくすることです。「何のためにやるのか?」「解決しようとしている

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        • #126 学校給食アドバイザーのお仕事について 〜FMかおりん流仕事の進め方②

          今、関わっている自治体では、古いウェット式の調理場が50近くあって、これらをどう更新するべきか?というのが課題です。出来るだけ学校給食の提供を止めることなく、更新できるのか?というのはとても難しいことなんですよね。 まずは現状把握調理場も調理する食数も違えば、立地も違います。小学校と中学校でも配慮すべき点が変わってきます。 それらをまず把握することから始めないといけませんから、最初にやることは、調理場と厨房機器のデータを整理していくことなのですが、その際には、全体の建て替え

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        • 学校給食の今とこれから(メンバーシップ向けマガジン)
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        • 海外の学校給食事情
          12本
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        • 公共FM 〜自治体経営における資産管理を考える
          20本
        • 学校給食の今とこれから(2023年5月無料配信分)
          17本
        • 「Kaori姐さんのまちマネラジオ」note
          14本
        • 臨鉄ガーデンと水島家守舎NAdia
          4本

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        記事

          #125 学校給食アドバイザーのお仕事について 〜FMかおりん流仕事の進め方①

          自治体を支援する業務とは私のこのメンバーシップは、学校給食という公共事業に関する様々な課題について、体系的に整理したい、という思いで始めました。定期的に書くという作業は、私にとっては訓練でもあり、現場で曖昧に判断してきたことが本当にそれでよかったのか検証しながらの作業でもあるんですね。 さて、今年度から本格的に「学校給食調理場がやばい!これからどうしよう!」という自治体へのアドバイザリー業務を開始しています。 私は、その自治体にコンサルティングという相談役として入って、気が

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          #124 インドの食と宗教について一考察

          インドに行って感じたこと先週、インドに旅行に行ってきました。詳しくは、別途旅行記のようなものをnoteにも書こうと思っているのですが、外国に行くとやはり「日本食って美味しいなぁ」とつくづくと感じてしまいます。これは、比較してどうかということではなくて、私自身が日本の食文化の中で、味覚をはじめとする五感で日本食が脳にインプリントされているんですよね。 インドでは3食スパイスカレーって感じです。朝食では、オムレツやベーコンなどのメニューもありますが、基本的には数種類のスパイス

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          #123 無償化が広がっていくスピードは?

          学校給食費無償化の現状半年ほど前に、note記事でも取り上げて、無償化の動きが広がっていること、義務教育費の内、副教材費や学校給食費が「隠れ教育費」と呼ばれていて、貧困家庭に対する隠れ教育費の支援が議論となっていることについて詳しくおはなしさせていただきました。 給食費無償化については、全国の自治体にアンケート調査を行った日本農業新聞によると、7割の自治体が、国負担を希望していて、学校給食法の改正を求めています。 東京都の学校給食費負担軽減策

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          #122 給食費無償化と公会計化の関係を整理してみよう

          学校給食費の無償化については、コロナウィルス対応の際に、保護者に対する支援の一つとして、子どもにかかる学校給食費を支援しようという動きがありました。文部科学省がコロナ対策交付金で学校給食費の支援をするように自治体に要請したんですね。その時は、ウクライナ戦争の影響で小麦価格が高騰し、食料品の値段が上がってしまい、学校給食の食材調達に支障をきたすことから、多くの自治体は物価上昇分、つまり給食費の値上がり分を支援するという自治体が多かったと思います。 この交付金措置というのは、本当

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          #122 給食費無償化と公会計化の関係を整理してみよう

          #121 学校給食費の公会計化とは

          公会計化を導入する前の給食費事務はどうなっているか令和元年、文部科学省は、「学校給食費徴収・管理に関するガイ ドライン」を策定しています。「公会計化」とは学校給食費を地方公共団体の会計に組み入れることをいいます。公会計化を導入する前は、学校では、PTA会費や副教材費などのように、給食費は集金(口座振替をしているところも多いです)し、学校長名の通帳に入れておき、給食材料代はその通帳から支払いを行なっています。このやり方を「私会計」と呼んでいます。 実は、学校を多く抱えている

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          #120 学校給食費の公会計化と無償化

          新年度が始まって、最近の物価上昇を受けて給食費が値上げになっていたり、公会計化を導入しますといった通知が来たりしているご家庭も多いと思います。「公会計化」って一般のご家庭からするとなんのこっちゃ?って思われる内容であり、しかし導入すると結構な予算化を伴うシステムなんですよね。それに加えて子育て支援として、「給食費無償化」を実施する自治体も増加傾向にあります。 私は、それぞれの自治体が政策判断として、公会計化も無償化も住民の皆さんが納得すればいい話であって、どっちがいいとか悪

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          #119 学校給食が対応を求められるであろう社会の変化について考えてみよう

          新年度ですね。昨年5月に学校給食の抱えている課題とその対応について、体系的にまとめていく(グチャグチャな私の頭の中を整理するという意味ですけど)ために始めたnoteですが、新年度に突入しました。 実は、最初の数ヶ月は本当になかなか筆が進まない状況だったのですが、やっと書くことにも慣れてきました。あと、昨年3月に退職したので、現場を離れると書けなくなるんじゃないか、という不安も持っていたのですが、昨年度、いろんな出会いもあり、なんだかんだと学校給食に関わっていて、本当にありが

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          #119 学校給食が対応を求められるであろう社会の変化につ…

          #118 新機能を搭載する調理場を設計・建設するために最初に考えること

          学校給食調理について、これからの学校給食調理場では、新しい調理技術を積極的に取り入れて、人手不足へ対応しながら、いかに献立内容を維持していくことができるのか?というおはなしをしてきました。 一度建設すると30年〜40年使うことを前提として考えるわけですから、食材の調達、人手不足への対応を設計に織り込むよう努力することは当たり前、なんですが、預言者でもない我々がどこまで予測して対応できるかが、不安でもあり、判断を先送りしたくなる理由でもあるのです。 なので、私は「変化に対応で

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          #118 新機能を搭載する調理場を設計・建設するために最初…

          #117 クックチル・チルドって何?

          学校給食調理が短時間集中作業となっていること、これから人手不足が深刻になっていることを考えると、調理作業を分散することが求められているというおはなしをしてきました。それを実現するためには、事前一時加工と保存保管に新しいやり方を導入して、現場のオペレーションも変わっていくことが求められるわけです。そこで、有効だと思うのが、クックチルという調理手法なので、今回は基本的な考え方を見ていきたいと思います。 「チルド」とは?まずは、言葉の定義から。家庭の冷蔵庫にもチルド室があったりし

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          #116 学校給食をセントラルキッチン&再加熱で提供できるか?

          まず、大前提として、すでに学校給食の調理現場では、冷凍加工食品やレトルト加工した水煮豆とかメンマなども食材としては使用されています。缶詰のトマト水煮とかも材料として活用して、他の食材とともに炒めたり、煮たりして味を整えて、加熱調理をしているものを提供しています。 学校給食衛生管理基準に沿った衛生管理をしっかり行っていれば、安全性に問題はない、ということが前提となります。 水煮加工して缶詰になっている加工食材を使うということは、加工業者が提供している、食品衛生基準を満たした商

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          #116 学校給食をセントラルキッチン&再加熱で提供できる…

          #115 学校給食における「セントラルキッチン」の可能性

          共同調理場もセントラルキッチンですセントラルキッチンとは、複数のレストラン、学校、病院など、大量に料理を提供する必要がある施設の調理を一手に引き受ける施設のことで、実は、「学校給食共同調理場」はセントラルキッチンなのです。 ①セントラルキッチンを導入することによるメリット

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          #115 学校給食における「セントラルキッチン」の可能性

          #114 献立を選ぶ、ということは学ぶ機会を提供できる

          前回の記事では、やよい軒では店内入り口で食券購入するか、アプリでの購入も可能になっている、とお話ししました。私、結構決められない性格で、メニューを色々見て考えてしまい、自分の後ろで待っている人が気になり、「もうこれでいいや!」って感じでいつも注文してしまってます(笑) 給食でメニューを選ぶ機会学校給食では、メニューは月単位や週単位で事前に決められていて、ここを1種類にしておくことで、事前に発注しなければならない材料の量を確定することができるわけです。学校給食ともなると、量

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          #114 献立を選ぶ、ということは学ぶ機会を提供できる