公共施設マネジメント・学校給食・まちづくりとかいろいろ

元地方自治体公務員。NPO自治経営理事(FM担当)。学校給食マネジメントアドバイザー。…

公共施設マネジメント・学校給食・まちづくりとかいろいろ

元地方自治体公務員。NPO自治経営理事(FM担当)。学校給食マネジメントアドバイザー。公民連携アドバイザー(ふるさと財団) これからの学校給食事業に関する詳細や、まちづくりや産業振興と連動する学校給食について、そして時々、公共資産経営のあり方などについて発信していきます。

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学校給食について、いろんな角度からのディープな情報を届けます。学校給食の運営や学校での食育など、何らかの関係のある方がリアルを学べる場所にしたいと考えています。どうすれば、子どもたちが大好きな学校給食を持続可能な制度や事業として継続していけるのか、一緒に考えてくださる仲間に参加していただきたい。 メンバーシップに参加してくださる方には、調理場や民間事業者への視察や調査した概要や私の本音つぶやきなども、ご覧いただくことができるようにしたいと思います。よろしくお願いします!! 公共R不動産でのインタビュー記事もご覧ください! https://www.realpublicestate.jp/post/schoollunch-management/

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    ¥1,000 / 月

マガジン

  • 学校給食の今とこれから(メンバーシップ向けマガジン)

    テーマを設定して10本くらいで解説していく学校給食のお話し。学校給食を支える農業とのかかわりについて、いろいろ語っていきます。学校給食を通して、農業振興事業、食育、設計建設など様々な知っておくべき大事なことをお伝えできたらと思います。

  • 学校給食マネジメントアドバイザー・FMかおりんのお仕事

    いつものnote投稿から、私のお仕事内容がわかるような記事をまとめてみました。 私は、学校給食調理場の更新であるとか、学校給食事業をユニークな内容にしたいなど、新しい視点を持って挑戦したい方に伴走しながら一緒に考えていきたいと思っています。 地域の事情によって進め方は変わると思いますが、現在、一緒に頑張っている自治体様を事例として、どんなことを実際やっているのかを紹介していますので、これからの学校給食を考えたい自治体や事業者の皆様に読んでいただけると嬉しいです。

  • 学校給食におけるアレルギー対応

    学校給食に関するnote記事から、アレルギー対応に関する記事を抽出してマガジンにまとめてみました。献立作成や調理のオペレーションまで含めると非常に複雑なのですが、現場の詳細を知らない方でもわかりやすく書いた記事です。 学校給食調理場の建て替えなどでは設計段階で理解しておかなければならない内容ですが、なかなか自治体職員でも事務職の方にはわかりにくいブラックボックスになっている部分でもあります。 まずは、このマガジンで基礎知識を得ていただければと思います。

  • 学校給食調理場の設計やPFIなどの発注手法について

    学校給食は「活きた食育の教材」なのですが、その給食調理場の老朽化が進んでいる自治体が多く、建て替えに苦心している担当者も多いと思います。 学校給食事業の内容についての基本的な知識を得て、どのように調理場の再編や建て替えを進めていったらいいのか。。。 「FMかおりんが語る学校給食のおはなし」の中から役に立ちそうな記事20本をまとめてみました。

  • 海外の学校給食事情

    メンバーシップ向けマガジンの記事の中から、海外の学校給食事情に関する記事をまとめてみました。海外の国々のオーガニック推進政策との関連などにも触れていますので、ご覧ください。

最近の記事

#172 食育における公民連携の可能性

今回は、学校での食育を公民連携で進める可能性についておはなししてみたいと思います。 NPO法人まちの食農教育の取り組みバンク地域創生ラボ【公式】さんが、徳島県神山町で行われている食農教育について、NPO法人まちの食農教育の代表である樋口さんに取材した記事を公開されています。コンパクトに取り組みを紹介されているので、よかったらご覧ください。 現在の食育教材のボリュームについて既に、多くの学校現場が、地元の作物の生育状況や調理の様子などを、動画や資料に落とし込んで、児童生徒に

    • #171 日本の学校給食システムの凄さ

      学校給食というのは、多くの国で提供されていて、戦後復興などをきっかけに子どもたちの教育環境向上の一環として始まっているところが多いです。 海外の国々の学校給食がどんな感じなのか、オーガニック政策との連動などと絡めた記事をマガジンとしてまとめていますので、よかったらご覧ください。 日本の学校給食のはじまり詳細は別のnote記事で見ていただきたいのですが、諸説あるのですが、「1889(明治22)年、山形県鶴岡町(現・鶴岡市)の大督寺というお寺の中に建てられた私立忠愛小学校で、生

      • #170 公民連携しなくっちゃ!と考えすぎると起こること

        「公民連携」という言葉が普通にまちづくりを語る時に使われるようになってきました。いいことなんですが、ちょっと気になることが続いたので、触れてみたいと思います。 都市経営プロフェッショナルスクールの様子もう10年目に入るこの社会人スクールは、「自前主義」「自分の頭で考える」「ゼロからイチを生み出せる力」を養成するスクールです。 「公」を理解する「民」と「民」と組むことができる「公」が、新しい公共を創出できるのか?全国で一気にこういった取り組みを展開できる人財育成を目的として設

        • #169 「FOOD SYSTEM SOLUTION」に行きましょう!

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        マガジン

        • 学校給食の今とこれから(メンバーシップ向けマガジン)
          157本
          ¥500
        • 学校給食マネジメントアドバイザー・FMかおりんのお仕事
          9本
          ¥1,000
        • 学校給食におけるアレルギー対応
          10本
          ¥1,000
        • 学校給食調理場の設計やPFIなどの発注手法について
          20本
          ¥2,000
        • 海外の学校給食事情
          12本
          ¥1,000
        • 公共FM 〜自治体経営における資産管理を考える
          20本

        メンバーシップ

        • 地元産の野菜を使う戦略が広がってます

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        • 学校給食費無償化についての記事

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        • 給食の時間をもっと有効活用するべき

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        • 書籍の紹介

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        メンバー特典記事

          #89 新しい学校給食調理場ってそんなに難しい話じゃない その2

          「自校方式」VS「センター方式」で考えてしまってないですか?昨日の#88の記事では、「集約してセンターにした方がいい」と書きましたが、それはたまたまそうした方がいいと判断したケースの話で、一般的に考えても「スケールメリット」が出るという意味です。 そういう判断になるには、前提がありまして「これから学校給食調理場をどうする?」と議論を進めていくのに、各学校内に設置する「自校方式」か、それとも集約していくつもの学校へ調理した給食を配送する「センター方式」か、の二社択一の議論しか

          #89 新しい学校給食調理場ってそんなに難しい話じゃない その2

          #88 新しい学校給食調理場ってそんなに難しい話じゃない その1

          今年、noteを始めた訳「FMかおりんが語る学校給食のおはなし」は、5月にStand.FMによる音声配信とnote記事配信で始めたのですが、どうも音声配信は、その日の自分のコンディションが声に出過ぎて落ち着かなくて、6月からはnoteの有料配信のみに切り替えました。 これは、5月には、やりながら自分としてどう続けていこうかと考えていて、3月までは教育委員会学校教育部の行政職員として、学校給食のいわゆる最前線にいたので、6年間色々とやってきた試行錯誤を記録しておきたい、と思っ

          #88 新しい学校給食調理場ってそんなに難しい話じゃない その1

          #66 学校給食費の無償化はどうなる?

          医療機関の入院患者が自己負担する食事代を引き上げる!今日の新聞記事で、物価高騰のため、国が定める1食あたり原則460円を30円増の490円とする案を政府が検討しているというニュースがありました。早ければ、2024年6月の診療報酬改定に合わせて行うようです。 現行制度では、医療機関が食事を提供した際、原則として患者の自己負担額460円に、公的医療保険からの給付180円を加えた640円で賄っていますが、この食事代の基準は30年近く維持されてきたようですが、最近の食品価格の高騰

          #62「School Food Forum2023 ー地域でつなぐ食と農ー」での講演会について(音声配信)

          #62「School Food Forum2023 ー地域でつなぐ食と農ー」での講演会について(音声配信)

          #62「School Food Forum2023 ー地域でつなぐ食と農ー」での講演会について(音声配信)

          #60 noteを通して何を伝えたいのか?(note音声配信のテストみたいな。。)

          #60 noteを通して何を伝えたいのか?(note音声配信のテストみたいな。。)

          #60 noteを通して何を伝えたいのか?(note音声配信のテストみたいな。。)

          #37 日本における農業の実態

          毎日、37度とかの酷暑が続いてますね。本当に危険な暑さです。皆さん、体調管理はできてますか?毎日、学校給食のお話をしていますが、夏バテ対策には、睡眠をしっかり摂ること、栄養バランスの良い食事をすることが大事です。夏休みに入って、子どもたちはちゃんと食べられているだろうか?気になるところです。 さて、今回から「学校給食と農業」というテーマで展開していきたいと思います。学校給食を支える農業の動きは大変重要で、食料自給率が4割ほどの日本においては、地産地消を進めると言っても、農業

        記事

          #168 鶏が先か卵が先か? 方針が先か調査が先か?

          学校給食調理場が老朽化してるからなんとかしたいけど、何から手をつけていいのやら。。。というご相談を受けたりするので、今までのnote記事から関連記事を抽出して、私が関わるとどんな感じで進むのかというマガジンを購読できるようにしています。よかったらご覧ください。 今回は、基本方針を作成するには、どういった手順を踏むのか?本当に自分たちで作成できるのか?というおはなしです。私が関わる場合、職員が自ら作成すべきだし、作成できると考えています。 学校給食事業の中身は複雑なのよ何

          #168 鶏が先か卵が先か? 方針が先か調査が先か?

          #167 公民連携で仕事をするということ

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          #166 学校給食と防災

          西日本豪雨に見舞われた倉敷市真備町最近は、毎年のように日本のどこかで災害に遭って、自治体職員にとっては通常業務も大変な中、被災をすると復旧・復興を最優先に対応を迫られています。自治体職員になると、台風情報や地震・津波情報が発令されると、避難所の設営や物資の供給などにすぐ取り掛かることになっていて、職場待機や現場対応などで家族を残して24時間体制となります。 私がいた倉敷市でも、2018年7月の西日本豪雨災害で真備町が広範囲に5mも浸水して、死者が52人に及びました。河川の

          #165 学校給食の調理業務委託のこれからを考えてみる

          二学期が始まりましたね。夏休みに子どもたちの昼食に頭を悩ませていた保護者の皆さんから「あ〜、学校給食があると本当に助かります」というありがたいお言葉をいただける時期でもありますね。 さて、今回は、学校給食を調理する業務についておはなししたいと思います。 学校給食調理業務委託の現状以前、note記事でも取り上げましたが、学校給食調理を民間事業者に委託している割合は、54%を超えていて今年は60%に届くのではないかという感じです。 学校給食の調理というのは、昭和時代には近所の

          #165 学校給食の調理業務委託のこれからを考えてみる

          #164 褒め合うだけのチームは課題解決ができない

          新しい課題に取り組む場合には、チーム(組織)で進めていくことになりますが、そこにルールがなくて、テキトーなマネジメントをしてたら、必ず行き詰まります。本気で課題に取り組んでいたら、お互いを助ける気持ちになります。本当に助け合う気持ちがあれば、必ず他のメンバーの仕事をチェックし不安を伝え、提案やアドバイスが出てくるので、「褒め合う」ような気持ち悪い空気感にはならないんですよね。そうなると、うまくいった時に、ガッツポーズが出てくるようになります。 これは、ルールを決めて、それを守

          #164 褒め合うだけのチームは課題解決ができない

          #163 学校給食調理場を集約する考え方〜公民連携的松竹梅の3パターン

          さて、今月も宮崎市に行って昨日帰って来ました。台風で飛行機は飛ぶのか?!と心配していたのですが、西に外れて速度が非常に遅くなったので、無事帰ることができましたが、ゆっくり台風というのも雨量が多くなるので心配ですね。 宮崎市とは今年4月から正式に「学校給食マネジメントアドバイザー」として毎月通って一緒に学校給食をどうするのか一緒に考えています。 私が関わるやり方については、以前のnoteでも触れていますので、よかったらこちらもご覧ください。 まずは現状把握昨年度末に2回ほど訪

          #163 学校給食調理場を集約する考え方〜公民連携的松竹梅の3パターン

          #162 「調理場が暑いからエアコンを!」問題について(2)

          前回のnote記事にも書いていますが、学校給食の衛生管理基準が厳格化されたのには、食に関する事故がきっかけとなったことをおはなししました。 今回は、それに伴った動きについて少し考察してみたいと思います。 学校給食衛生管理基準が厳格化された背景について事故があったことだけが要因でなく、近年の食にまつわるいろんな社会情勢の変化も影響しています。厳格化に向けて後押しとなった要因について、まとめてみましょう。 1. 食中毒事件の発生 堺市で発生した学校給食の食中毒:報告書はこち

          #162 「調理場が暑いからエアコンを!」問題について(2)

          #161 「調理場が暑いからエアコンを!」問題について(1)

          前回は、「調理場のドライ化とは?」というおはなしでした。かなり老朽化している調理場が設計された頃の衛生管理基準が、かなり緩かったので、最新の基準に合わせた調理場に更新する必要があるわけです。 今回は衛生管理基準についてのおはなしです。 平成21年の学校給食衛生管理基準の厳格化とは学校給食衛生管理基準についての過去記事はこちらから。 平成8年に腸管出血性大腸菌(0ー157)が全国で発生しました。それまでにもノロウィルスなど食中毒については時々発生していたようですが、死亡事

          #161 「調理場が暑いからエアコンを!」問題について(1)

          #160 あなたの学校給食調理場はドライ化されているのか?

          自校方式の調理場がいつ整備されたのか?このグラフは、倉敷市の調理場が何年に何㎡整備されたのかを、グラフにしたものです。1970年代に多く整備されたのがわかりますね。 これは、学校が建てられた時に学校敷地内に校舎と一緒に調理場も建てられたということです。倉敷市に限らず、多くの自治体がこの時期に小中学校の校舎を整備しているので、どこも同じような感じになっていると思います。 で、いまだにそのまま使用している状況なので、もう40年〜50年が経過しているということなんです。 実際の

          #160 あなたの学校給食調理場はドライ化されているのか?

          #159 オーガニック推進と衛生管理のジレンマ

          食文化と食育 学校給食事業は何のためにやるのか? 子どもたちの健全育成とか、地域産業との連携とか、いろいろあるのですが、私が大事だなぁと思っているのはやはり「食育の充実」だと思っています。食べることを大事に考えて、心と体を自身でメンテナンスできるようになること、食を通して社会や環境に関心を持ってもらえるようにするために「食育」は非常い重要な役割を果たすと思います。 「食文化」という言葉があります。食物は、置かれている環境、伝統、社会情勢などの影響を大きく受けていて、「和食

          #158 「伝える」ことと「わかる」こと

          学校給食のアレルギー対応について学校給食を児童生徒に提供する中で、アレルギー対応をどうするのか、というのは、毎日毎日の調理から提供までのオペレーションに関わることなんですが、調理場を建てるとなると設計する段階では、そのオペレーションに合わせて厨房機器の選定とかアレルギー調理室の広さや場所などを決めることになります。 学校給食のアレルギー対応については、今までの記事の中から関連記事を9本抽出して、マガジン「学校給食におけるアレルギー対応」として読めるようにしました!! 調

          #157 学校給食事業のマネジメントとは〜俯瞰して事業を見る大切さ

          前回は、参加した第1回全国学校給食・栄養教諭等研究協議大会での様子をお伝えしましたので、今回はこれから学校給食事業を時代にフィットさせ、行政事業とはいえ投資効果を上げる内容にしていくために何が必要か、という私なりの考えを述べたいと思います。 シンポジウムについて内容については前回のnote記事をご覧になってください。 まずはシンポジウムの内容について、大会開催趣旨に照らして、もっとこうすればいいのにと思った点。 ・栄養教諭の学校に置かれている立場を客観的に組織論に照らし合

          #157 学校給食事業のマネジメントとは〜俯瞰して事業を見る大切さ