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#175 組織マネジメントが物事を進める鍵

昨日から2泊3日の狂犬ツアーで長門湯本温泉の大谷山荘に来ています。一度、鄙びてしまった温泉街が再生されて、本当に素晴らしいエリアになっていて、従業員も方々も若い人が多く、その街のヒストリーとストーリーを大事にしたまちづくりが行われています。もう、内湯も外湯も足湯も最高です!!紅葉の時期に来たいなぁ。。。


公民連携やりたい!場合の行政組織はこんなもの

以前、行政を組みたい!と考えすぎないでね、という記事を書いています。

行政の大きな特徴というのは、「組織的対応が基本」ということです。これは、日本が法治国家であり、行政というのは国民の命と財産を守ることが最優先事項として憲法に定められているわけで、それを実現するために、生活全般に関わる事項を条例や規則などに定めて運用しているわけです。

この条例、増える一方で、廃止条例が議会に提案されることはあまりないので、もう規則だらけの日本、という感じにはなっています。しかし、これは、人口がどんどん増えて、人的交流と物的交流が国境を超えて行われるようになると、一定のルールを設けて管理できるようにする方が、安心なわけですよね。無法地帯の国では誰もビジネスなんてしたくないんです。

なので、現在の行政組織というのは、「決まりを守る」という姿勢がデフォルトになっているのは、今までの歴史社会の動向から必然としてこうなっているんだと思います。しかしながら、現在直面している人口減少社会、ストック社会というのは、日本人は経験したことがないんですよね。だから、今、いろんな自治体が新しい価値観ややり方に転換できるかが試されている時代だと思います。旧態依然とした年功序列な組織運営、効率性よりも説明回避に走って変わらないことを選択する風土などを打ち壊す自治体がこれから出てくるようになって、そういう自治体は条例改正や廃止を積極的に行なっていくようになるはずです。

そういうことができる自治体と公民連携するように民間サイドは考えていくべきだと思います。条例や規則というのは作ることもできれば、廃止したり変更したりできるものなので、そこに書いてあることだけでNGになるようなことばかりではないのです。センスのいい自治体と一緒に仕事をしてほしいと思います。

行政が方針や指針を作るときに気にするもの

方針や指針を作るというのは、これからの将来計画を作るということなので、その影響がどこまで及ぶかを考えておくことは必須です。ルールを変えるということは、それによって、損する人と得する人が現れるわけなので、損する人に対して「どう説明していくべきか」「損する部分に対して何か手当できるものはないか」を考えておくことが大事です。

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