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45才営業。大企業からスタートアップへ!初めての転職

はじめまして、IVRy2024年7月入社の三宅です。
45才。富士通Japanの営業管理職から初めての転職でスタートアップ企業へ転身して執筆時点で一ヶ月が経ちました。

現在の感想は
「転職してよかった。人生はこうでなくちゃね!」
って感じです。

なぜこの年齢で管理職やってる富士通Japanからスタートアップに行ったのか?と言う問いは良く受けます。

今となっては「何でそんなに悩んでたんだ?」
くらいですが、やはり転職は勇気のいる決断でした。

<現在大企業にいて転職を少しでも考えている方>

大企業に長くいると転職判断は重たくて悩みますよね。
私が富士通を飛び出すまでに何を考えたのかをシェアさせて貰いたいと思います。

もちろん、自分で操縦桿を握った上で、今の会社の中で生きていくという判断も素晴らしい判断です。

いずれにせよ、前に進んで行こうとの気持ちになって貰えたら嬉しいなと思います。


それではまずは、IVRyに入社する前の経歴。

経歴

・ 2003年
 富士通FIPに入社。
 医療用医薬品のEDIの担当営業とて配属し
 EDIはその後シェア70%と日本の医薬品流通のインフラまで成長。

・2020年
 医薬品の業界課題を解決するための新たなサービスをローンチ
 (業界団体を新たに立ち上げ)

・ 2021年
 富士通Japanに統合
 マネージャーに就任

・ 2023年
 部長に就任

医薬品流通の業界で業界課題の解決に奔走してきた20年で、最後はお客様と新たな業界団体を作りつつ、新サービスを立上げました。

そう、20年ずっと富士通グループ。
No Life No 富士通で生きてきました。

富士通Japanは親会社富士通と一体組織でしたので、世界13万人の規模感の会社でそれはもう巨大組織でした。

自分の市場価値の確認作業

自分のビジネスマンとしての価値について
社内では何となく周りと比較できるけど、マーケットではどうなの?
との思いがモヤモヤしてて、ビズリーチに登録してエージェントに聞いてみたりしてもがいてました。

最後に落ち着いたのは山口周さんが言ってたビジネスマンのキャリアの構造原理を表す以下のフレームでした。

https://note.com/shu_yamaguchi/n/n43e90344bbc5

・人間資本   :スキルや知識
・社会資本   :人脈、知名度
・金融資本   :お金

金融資本と人間資本は直接つながっておらず、金融資本は社会資本とつながっている。


どんなにスキルや知識があってもそれを必要とする人に認識されないとお金にはならない。
逆を言えば、認識されたらお金になる。

大企業では人材を流出させない為に、
「”社会”資本(マーケット)」→「”社内”資本(上司)」
に変換してて、
「金融資本(給料)」 の殺生与奪権は上司が抑えてる状態。

となってるというフレームで腑に落ちました。

自分がこれまで高めてきた人間資本を誰に評価してもらうのか?
を「自分で決めていけばいい」ということに、ようやっと気付いた感じでした。

どこまで我慢する?

企業ってビジネスの団体戦なので、やりたいかどうかは別として、チームとして必要なジョブを役割として実行する事も普通にあります。
これサッカーなどのプロのスポーツだってそうで、普遍的な出来事なのですが、ではどこまでが我慢するラインなのか?

この問いについては以下のフレームで整理できました。

2024.04 自身で整理したIVRyにJOINしたい訳の図

①組織が主観的に思う使命
②個人が主観的に思う夢
③個人の客観的なスキル
④企業の客観的な業務
がサイクルとして繋がっている事が、いわゆる「やりがい」を表現していて
このそれぞれの繋がりがどれくらいの太さで繋がっているかを捉える。
って言うフレームです。

富士通内部の話になるので詳細は控えますが、私はこのサイクルの一部が極めて細くなって、私の我慢の基準を下回ったと判定しました。

最後は感性で

私は上記2つのフレームで整理してみました。
ただ、整理はしたものの基準を決めるのは自分なので、完全ロジカルに判定されるわけではなく、最後は心の声に耳を傾け、感性での判断でした。

富士通の中でも「心配して止めてくれる人」「応援してくれる人」様々でしたが、20年いたのでみなさんほんと家族のような目線で接してもらい、感謝に溢れた転職検討期間でした。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。

IVRyとの出会い

IVRyとは4年前に出会ってます。
当日自分の市場価値を知りたくてビズリーーチしてたのですが、そこのエージェントの一人が社長の奥西さんのリクルートの同期。
ひょんなことから仲良くなったその方が、
「最近同期が起業してそこでバイトしてるんだけど三宅さんもどう?」
と誘って貰った事がきっかけです。

そこには出来立てのIVRyがありプロダクトが素晴らしかったのはもちろん、社長の奥西が魅力的でファンになってしまいました。

「世の中に価値を提供する事が楽しい」って当時からこんな笑顔で話してました。


バイトをしていたわけではないのに、好きすぎて個人的にも色んな人におすすめするほど、推し活してました。

一度、部署のメンバーに奥西さんの講演もしてもらったりしたので、IVRyが大きくなった時あのときのメンバーは
「起業したての頃のあの奥西さんに会ってる!」
って自慢できるかも(笑)

あれから4年

途中で私の状況も変わったりして推し活はずっと続けれたわけではなく、年単位で止まったりしながら、私のお客様のとある社長も奥西さんファンなので、たまに飲んだりしながら推し活はほそぼそしてるくらい。

その間驚くスピードで大きくなるIVRy。
49.5億資金調達するわ、凄い人達がjoinしてきてるわで、私の想像出来る範囲を超えてる会社になってました。

富士通は出ると決意した時に、OpenDayと言われる
「誰でも事務所に来て飲みながらIVRyの人達と会ってみようよの会」
に行き、スタートアップの歴戦の猛者の方達が何故にIVRyに来たのかを聞いてみました。

会社として熱量が高く、歴史に残る企業を本気で目指せる

元プレイド執行役員 宮原

熱量渦巻くIVRyなら日本発のGlobal企業になれる

元メルカリPrincipal Product Manager 片岡

と言う話を聞き、正直私のスケールでは実感として計れない内容ではありましたが、みんなIVRyのファンになっていることはよくわかりました。
上記のお二人の入社ブログはこちらから

他にも沢山の様々なバックグランドを持った素晴らしい方達がJOINしてて、それぞれの力を使って世の中に価値を提供していこうって全方位から感じる。そんな会社になってました。

決断

OpenDay参加の後、もうIVRyに行くと決めましたが、最後に出た不安は、大企業のロジックで生きてきた自分がここでやっていけるスキルはあるのか?
ってことでした。

「出来るかどうか?」は本質的ではなく、
「やるかやらないか?」の方が本質的で、
やると決めてもがいているとスキルある人が助けてくれて結果として出来る。

と言う事を大企業の中でも体感してきたので、この問題はクリティカルではないのですが、心配ではありますので整理はしました。


会社のブランドを使いながら、
「日本の医薬品流通をよくしよう!」
って数多の大企業を巻き込んできた経験はIVRyでも使える。

むしろIVRyが目指す世界戦に向けて日本の大企業に入り込んでいくことはマストであり自分がいなきゃだめだろ。
くらいで行けばよい。
できない事は学べ。それでいい。


うん。これで決断は完了。
後はIVRyの採用プロセス踏んでしっかり合格しようって感じでした。

IVRyに入社して1ヶ月

まだまだ会社全体の解像度は高いとは言えませんが、大企業の差分として特徴的な事を書くと以下の感じ。

  • 組織階層が極めてフラット

    • Quarter毎にプロジェクトとしてチームが組まれます。そのプロジェクトで目標が設定されGOALに向かってどう動くかが議論されアクションされます。

  • プロダクト開発と事業開発が早い

    • 何がIVRyにとって核となるのかが十分議論されたうえで、未来につながる核心部分の機能やビジネスが高速で出てくる。

  • マーケ、PRが凄い

    • リードをとってくるマーケや、認知度を広げるPRの活動が質・量ともに凄い

  • 会社からの報告が面白い

    • 週単位であちこちでビジネスとして面白いことが起きていて、報告が面白い。

そんな中私はEnterpriseSalesのプロジェクトに所属してます。
IVRyが大企業に価値提供をしていく為に、どこにどんな売り方で進めるべきか?との問いに答えを出したいと思ってますが、まずはIVRyのSalesとして圧倒的な成果を出すべく毎日お客様と向き合いながら日々を過ごしてます。

総じて言うなら、大企業出身の私にとっては

「まるで外国に来たみたい(笑)」

でも、夢持って海外に留学とかする時ってこんな感覚味わうんだろうな。
って思ってます。

会社全体の事や組織運営の事は以下にもわかりやすく記載されているので見てみてください。


先日当社に出資頂いているVCの方と食事した際、VCの方もIVRyのファン。
もっともっと色んな業界に深く入れるぞ!全力で応援する!って言ってくれてました。

もぅ、やってやるぞ!って気になります。
(ちょろすぎですかねww)

最後に

前述しましたが、IVRyは近い距離感にすごい人が沢山います。
そして思いを乗せると積極的に助けてくれると言うカルチャーがあります。

IVRyが掲げる行動指針とも言えるValueは以下の通り

・Beyond the Wall
 想像を超え、あらゆる壁を超えよう
・Keep on Groovin'
 多様を受け入れ、協奏し続けよう
・Grab and Grit
 機会を掴んで、やり遂げよう

みんなこの価値観で動いていて、この動きに対してみんな褒めあってます。

百聞は一見にしかず。
興味がある方は当社にアクセスしてください。
・カジュアル面談するもよし
・OpenDayに参加するもよし
です。


社外との関係を増やして社会資本を増やしておくことは、人生をポジティブな方向に向かわせます。

誰もが正解なんか分からない不確実な世の中。
深い思考と多くの行動を重ねた上で、最後は自分の感性を信じて決断を繰り返していく。
人生とはそうやって生きていくもの。
年齢なんて関係ないさ(^^)

皆様とお会いできる日を楽しみに🎵

番外編1

2012年から我が家の玄関にピン留めされてた相田みつをの言葉。
毎日律儀に見てる訳でもないですが、迷った時の指針として玄関に貼ってました。

相田みつを

2024年7月1日。IVRy 出勤初日。
靴を履いてるとハラリと壁のピン留めから落ちてきたのですが、まるで
「難しい問題に対してよく具体的に動けたね。それでいいんだよ。」
と天の声が聞こえた気がしました。

神様なのか相田みつをなのか分かりませんがww

番外編2

妻をどうやって理解させたのか?

転職は家族の支援・理解はとても大事ですよね。

私は何年も前から仕事の事をとにかく妻に話すって事をしてました。
会社の人の名前も出して人名も共通理解にしつつ、今の現状を出来るだけ細かく話す。

これ出来てると、どのくらい家族のために我慢して働いているのか?どのくらい活き活きと活躍できてるのか?あたりの感覚が伝わってるので、転職の話は割とスムーズでした。

家の中だとなかなかそんな話をする場もないのですが、我々健康の為のウォーキングをする事になり、歩いてる1.5時間ほどがそんな話をする場になりました。たまたまです(^^)

何か二人で新しいことをやる時間を作り、その時間を仕事の話をする時間にしてみる。

これ、結果論なのですがおすすめかも。


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