業界研究｜物流業界（パレット×RFID ver.）
こんにちは！キャリア図解2.0 /株式会社LvCの三宅です。
本日は社会的意義の高い物流業界についてお話します。
コロナ禍において、家にいながらモノが届く、私も物流事業の大切さや改めて深堀りするきっかけを与えてくれました。
物流業界の市場・就業者数
調べてみると、物流業界の市場は24兆円、就業者数258万人と大きな業種の一つです。
▼物流業界の市場・就業者数
▼参考：市場規模マップ
▼物流業界の全体図
最近は特にEC利用率も高まっており、個人向けEC市場は18兆円、平均成長率は12%。
▼EC市場推移
ニーズは高いが、課題も満載な物流業界
EC市場の上昇と並行して、課題も満載な物流業界です。
「慢性的な人手不足」、「非効効な積載」、「長時間労働」など、私たちの手元に迅速に届く裏側では、多くの物流関係者の努力の結晶があります。
便利なECですが、利用し続けるためにも、テクノロジーを活用して物流業界の労働環境を改善していく必要があります。
課題を解決する施策の一つ、「パレット×※RFID」の活用
※RFID（Radio Frequency IDentification）とは、専用タグのメモリにあらゆる者の個別情報を、無線通信で読み書きを行う自動認識システムのこと。「Suica（スイカ）」や「ICOCA（イコカ）」などの交通系ICカードでも採用されている
▼課題解決（パレット×RFID）
このパレット×RFIDを活用した「一貫パレチゼーション」「共同利用・共同回収」を取り入れることで、「ドライバーの体への負担の削減」、「積み替え不要」、「パレット紛失問題の解決」など、多くのメリットがあります。
実際に物流関係者に話を聞きましたが、パレット活用のメリットはとても大きいようです。
パレットレンタル事業を行っている会社
日本パレットレンタル株式会社
日本パレットプール株式会社
ユーピーアール株式会社
物流業界の未来として、「フィジカルインターネット」を目指す動きがあります。これはインターネットのスピーディーなイメージを物流業界でも実現していこうという考えです。
物流業界の未来「フィジカルインターネット」
参考図書：
フィジカルインターネット企業間の壁崩す物流革命
「フィジカルインターネット」一言で表せば、
「倉庫に一度預ける」→「最適なルートで届ける」 というものです。
そのために、今ある物流・流通データにAI/IoT等のデジタル技術を活用することで実現していくため、エンジニアにとっても、やりがいのある業務です。RFIDで取得したデータ（いつ・何が・どれくらい・出荷している含め）がまさにここです。
表からは見えにくい「縁の下の力持ち」的な役割ですが、実は世の中を快適にしている、めちゃくちゃ格好いい業界です。
働かれている方に感謝をしつつ、業界の改善を進めていくことが、私たちのより良い暮らしを作る社会課題の解決にもつながるんだと改めて感じました！
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●連絡先：株式会社LvC
代表取締役 三宅 恭介 kyosuke.m@lvc.co.jp
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