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頭の中にあったもの

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noteに書いた駄文戯文。
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2014年5月の記事一覧

ジャパン・アズ・オンリー・ワン

 二〇二〇年に予定されている、二度目の東京五輪の開催を契機にいろいろと我が国も変わりそうである。

 その変わりそうなことのひとつにカジノ合法化がある。

 巷間囁かれている噂によれば、政府主導で東京は港区・台場にシンガポール顔負けのカジノを建造、そこを一大カジノタウンとして莫大なる観光収入をあげようという腹積もりらしい。そういやKONAMIが、カジノ法案成立を視野に入れた会社を作ったらしいネ。

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自分を縛り上げて。

 吾輩は猫である。勿論嘘である。吾輩が猫の訳ないでしょうが。

 では吾輩は何であるかと云えば、吾輩は何事に拠らず考え過ぎてしまうばか者である。何も始めないうちからああでもない、こうでもない、といらぬ呻吟をした揚げ句、うわあ。まだ手も付けないうちからこんなに気持ち/精神が苦労するんならいっそこんなこたあしないほうがマシだァ。なんて思って、何もしないうちから諦めてしまう。

 本当に一事が万事こんな

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後悔を先に立たせて後から見れば

 「小さなことを積み重ねていくこと。それがとんでもないところへ到達する唯一の方法」

 かのイチロー選手の言葉である。なるほど。と首肯するしかないパーフェクトな言葉である。これをイチロー選手が云う、というのがまたなんともいいよね。

 イチロー選手を引き合いに出してから自分の話をするのはまことに気が引けるのだが、この言葉を思うたびに、嗚呼、してみりゃあ自分なぞは、いったいどれほどとんでもないところ

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迷宮入り。

 極論や結論めいたことを鼻高々に云ってしまうのは馬鹿の所業に他ならないけれども、そうと理解していながらも僕は敢えて「インターネッツとは検索のことである」と鼻高々に云い切ってしまう。だってそうしないとこれからする話がうまく進まないのでネ。

 探せばなんでも見つかるのが現代インターネッツの大きな利点のひとつだ。ググレカス。なんてな言葉が雑言として当たり前に通用するぐらいに検索が占める比重は大きい。も

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吾輩は猫でありたい。

 今日のような風薫るうららかな日和に、路地をのんびりと歩いている猫を見かけたりすると、ああ。いいなあ。猫いいなあ。僕もいっそ猫になってこういううららかな日和の下で何も気にせずのんびり過ごしたい。ぼんやり生きていたい。なんて人間の意見としたらかなり屑みたようなことを思ったりするんだけれども、かといって、いざ実際に猫に生まれ変わってみたらそれはそれで大変なんだろうなあとも思う。どこぞの良家の飼い猫にで

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街の御面付き

 はははははははははははは。

 というわけで意味なく笑ってみたんである。街を歩いている際にこんなふうに意味なく笑い出したらきっと気の狂った人と近隣の皆さんから認定されやがては警察に通報されるだろうが、文章上でぐらい随意に笑いたいものである。そういうわけだから僕は笑う。だって笑いたいんだから。なんつってね。

 それはさておき過日、夕刻のことである。付け放しにしてあったテレビジョンの画面に、繁華な

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