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遠い記憶 三十七話

時は、前後するが
あれは、上の子供が小学5・6年生の頃だった。
結婚して以来、黙って私と母を見て来た主人が、言った。
悪いけど、俺、お前のお袋さんの、お前に話す言葉がもう耐えれん。
お前は、よう我慢できるなあ~と、
だって、私言ったじゃ無い。
普通の人じゃ無いって。
それでも、親だから大事にしなきゃいかんって、言ったのは、
あんたじゃ無い。
言ったけど、でも・・・

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