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お父さん、脳みそは、使う物、頭に入れっぱなしでは、肩凝るつーの!

あれは、もう20年ぐらい前になるかな~
我が家にも、パソコンなる物を、迎える事になった。

あの時は、私は、看護助手として、病院勤務。
夜勤もあり、中々ハードな仕事だった。

正社員と言う事もあり、いい加減には、出来ない。
人の命に係わる仕事で、遣り甲斐もあったが、休みの日は、
バタンキューの、状態だった。

その、夜勤明けで、寝ている側で、何やら、
主人、バタバタと、うるさい。

何やってるの?
と、聞くと、うるさい!の一言。

ああ、
御機嫌斜めね。
暫く、ほかっておこう。

又、
次の休み、バタバタと、主人。
永く、夫婦をやってると、何となく、足音で判る。

上手く、行かない時は、
バタバタと、床に当たる様な、足音。
床に、当たっても、仕方ないのに、と冷ややかに見る私。

どうも、パソコンが、上手く繋がらないらしい。
うるさくて、主人に言う。

ちょっと、うるさいわー。
一人で頑張らんでもいいんだよ。と
私が、言う。

主人うるさい!と言う。
うるさいと、言うので、何時まで続くか、実験して見た。

1か月を過ぎた。
2か月を過ぎた。

アホかと、私は思う。
しかし、主人頑張ってる。

3か月を過ぎた。
結婚した当時の、床屋事件を、思い出す。
読んで無い方は、こちらを



3か月過ぎた辺りで、一人で頑張らんと、専門の人いるやろう。
聞けばと、言うも、
誰に、聞くんじゃと、言いながら、NTTに、電話してたわ。

ちょっと、言おう物なら、うるさい!と、怒鳴る。
怒鳴る元気は、あるなと、暫く観察を続ける。

4か月を過ぎ。
5か月を過ぎ。
6か月が過ぎた。

アホは、どこまで言っても、治らん。
私、怒鳴りました。

うるさいわー。
お父さん、何時までやってるの!

さすがに、力尽きたか、パソコン繋がらんと言う。
私、だから、一人で頑張らんで良いって、言ってるじゃん。
所詮、プロじゃ無いんだから。
その、道には、その道のプロが居る物。

そこで、私携帯を、取り出す。
いい?
文句言ったら、あかんで。

そう言いながら、友達に電話。
事情を、話すと、その友達、
うん、私でも、いいけど、もっと凄い人いるよと、言う。

パソコンを、作ってる会社で、働いてる人と言う。
ちょっと、待ってね、その人も夜勤があるから、連絡取って見るねと。

暫く、したら、その友達から、電話。
その方、今日休み見たい。

そっちが、良ければ、夕方、貴女の家に出向こうか?と言ってくれた。
私は、速攻お願いした。

電話を、切って、側に居た、主人に、チョット邪魔。
どいて!
人来るから、掃除。
ひとしきり、掃除しても、まだ、時間ある。
私は、車出して、二人分の手土産に、クッキーの詰め合わせを、用意し
車代を、封筒に準備。

そこへ、友人と、その方。
家に、上がって貰って、自分のパソコンを出し、見て貰う事。
5分もかからず。
繋がった。

私は、主人の顔を、どうだいと言わんばかりに、無言で見る。
主人は、私の顔を見ると、ただでさえ、小さいのが、もっとちじんだ。

私達、それぞれに、得意不得意がある。
この世の中は、それぞれ、専門分野がある。
どんなに、頑張っても、世界中の専門知識一人で、全部習得出来る訳が無い。
知ってる人と、仲良くなれば、良いんだよ。
判らんかな?
最後は、ありがとうって、言えば良いんだよ。
これが、主人には、出来んらしい。

最後に、主人私に、おまえは、顔が広いでと、言い訳をする。
私は、顔は、これだけ、
広いのは、お父さんあんたの顔だわ、
おでこも、髪の毛無いし、どう見ても、広いわ。

私は、右も左も判らん、所から人生始めたんだよ。
あんたは、始めから、ここの住んでるでしょ?

顔がきくんだったら、お父さんの方でしょ?
お父さん、脳みそは、使う物。
頭の中に、入れて置いとくだけだったら、肩凝るつーの。


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