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「日本はウェルカム感が感じられない」というシンプルで衝撃的な一言

タイトルの一言、この一言には衝撃を受けた。
この言葉はインバウンドと言われる訪日外国人が漏らした言葉のようです。

現在、弊社は「アテンダー」というサービスを構築中です。(5月β版ローンチ予定)

▼アテンダーとは
アテンダーとは、観光する人(トラベラー)と、独自の観光ガイドブック&現地でのアテンドを提供する人(アテンダー)を繋げるCtoCのマッチングサービスです。
「自分の大好きな土地や魅力あるものを、多くの人に知ってほしい」という想いを抱くアテンダーが、「市販のガイドブクやインターネットだけではわからない新しい観光をしたい」というニーズをマッチングさせています。
トラベラーの申し込み・支払いをもってマッチング成立。観光が終了したのちに、トラベラーへ報酬が支払われるという仕組みです。

弊社事業も観光サービスのため、この一文を見た時は衝撃を受けました。
その一文はこの書籍に記載があります。

アメリカ、イギリス、フランス、スペイン、ベルギー、中国から集まった参加者に、ふと聞いてみた「日本のおもてなしについて、あなたはどう感じる?」という問いに対する答えに、強い危機感を持ちました。
彼ら曰く「日本人は知識が豊富でたくさんのことを教えてくれるので助かるが、ウェルカム感が感じられない」というのです。

ウェルカム感を感じられない...という点にハッとしませんか?
「お・も・て・な・し」と言っているのに、国内の我々は業種が違うという理由で何か他人事に感じていないでしょうか?

私も市場を調査する上で気づいていたこともあるので、私目線でこのnoteに投稿します。

「インバウンド市場が盛り上がってる」という事実

「訪日観光客が増えている!」というのはニュースでも流れているので、なんとなくわかると思います。実際に統計情報を見ると一目瞭然です。

引用:観光白書 平成30年版(「第 I 部 観光の動向)」

赤のラインが訪日外国人の観光客数なのですが、見ての通り勢いよく右肩あがりです。2020年のオリンピック時にはさらに成長することが予測されます。この情報を見ると、仕事で関わってなくても訪日外国人を相手にしたインバウンド事業が注目される理由はわかりますね。

しかし、この状態を見る上で危惧している点が2点。
1.外国人を集めるPRにばっか注目
2.他業種で働く方たちは我関せず

お国の偉い方達は「訪日観光客が増えているので、目標を更に伸ばしましょう!!」だけ言ってます(苦笑)実際大事なのはリピートしてもらえるか否か?ですね。

お店も同じですよね?広告やチラシで認知度を高め、初回は「あっ、行ってみよう!」となるかもですが、リピートするかは質によりけりで。
店舗経営にとってはリピートをいかに増やすかが大事なわけで。

訪日観光客を相手にするなら、国は「現地での受け入れ対応」が必要なわけです。しかし日本は・・・。強いていうなれば、酒の席で酔っ払った時にだけたまたま絡みウェルカム感出すとかでしょうか。それって違いますよね笑。リピートしなさそうですよね苦笑

実は訪日外国人だけじゃないという話

書籍自体は訪日外国人を相手取る対応として、メインであげていますがそれは国内観光客向けにも「ウェルカム感が感じられない」という点は該当しています。

弊社は国内観光客向けのサービスを展開しているため、地方に向けてこの意識を持つべきだと考えてます。以下の図を見てみましょう。

引用:観光白書 平成30年版(「第 I 部 観光の動向)」

列挙すると、
・日本人国内宿泊旅行消費額(16.1兆円)
・日本人国内日帰り旅行消費額( 5.0兆円)
・日本人海外旅行(国内分)(1.2兆円)
・訪日外国人旅行(4.4兆円)

前掲したグラフでは訪日観光客の伸びがすごい!!となっていますが、旅行消費額だけでいくと、宿泊・日帰り含めて国内だけで全体の3/4(総額21.1兆円の市場規模)を確保しているのがわかります。

デカイ市場規模なのに、国内観光客相手に対してもウェルカム感は感じられない部分もあります。
情報過多の現代において、国内観光客からすると観光スポットよりも現地の人との交流を楽しんだりする欲求にも結びついています。
例えば、現地の人しか知らないディープなスポットはどこか?ガイドブックやネット情報にない歴史とかも知りたい!教えて欲しい!とか。

しかし訪れたら、現地の人に話かけても我関せずな対応や、観光業の方もどこかマニュアル臭い態度で対応もしばしば。

こう考えると、訪日・国内問わず、それぞれの地域での「受け入れ力」は強化すべきと危惧しているのです。
しかし、裏を返せば「伸び代がある!」ということです。

「おもてなし」力アップの育成ワークショップ導入!渋谷で開催

弊社サービス「アテンダー」の話になります。

アテンドがメインなので大前提として現地詳しいはずなので、案内するだけなら問題ないでしょう。
しかし、弊社が求めているのは観光地に色をつける「観光人」といったアテンダーという存在。

観光地をただ案内するだけなら、ぶっちゃけネットで探すだけで十分です。
そこに案内人の特徴や趣味、知識や話力、経験などを使うことで単なる観光地巡りにも付加価値がつきます。

「概要的なのはわかった!でもどういったものが喜ばれるの?」
と悩みが出て来ると思います。そこで体験かつ学習も込めてワークショップを開催します。

そこで用いるのは、冒頭で紹介した「おもてなし・デザインパターン」

実際にカードを用いて、ワークショップ形式のイベントを渋谷にて開催予定です。

実際、私含むメンバーで出版記念イベントに参加し、カードを用いたワークショップを経験し、アテンダーとなりえる要素をまとめており絶賛しております。

サービスの全容も説明し、活用してほしいとのことだったので、内容を盛り込んだイベントを4月以降、複数にわけて開催します。

ぜひ情報を見逃さないよう私をフォローしておいてくださいね^^

[いま考えてる対象者]
・「現地の案内人(アテンダー)」という仕事(複業)をやりたい!
・「地域盛り上げ隊」「地方創生」など地域活性化に興味ある方
・人を楽しませる事が好きなので観光案内人という仕事に興味ある!
・ゆくゆくは海外の方を対象として仕事したい!その前に国内の人に対してやりたい^^

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#週1note 企画に参加してます。
他の方の記事も面白い!ので是非見てみてください。
よろしくお願いします。


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