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伊良部島におけるサトウキビの植付けと収穫サイクル

お疲れ様です。
沖縄の小さな島、伊良部島からみやぐにです。

伊良部島はすごい雨です。
雷も鳴っています。
これは明日はハーベスター(サトウキビの収穫機)動けないなあ…

さて。

第2回目となる伊良部島サトウキビ見聞録、今回はサトウキビの栽培/収穫のサイクルについてまとめていきましょう。

伊良部島のサトウキビ栽培は、植付け〜管理〜収穫と年間を通じて行われる重要な産業であり、地域経済にとって不可欠な活動です。

この記事では、サトウキビの植付けから収穫までのプロセスに焦点を当て、それがどのように地域社会に影響を与えているかを探ります。

サトウキビの植付け時期

伊良部島では主に、年に二回の植付け期間があります。

「春植え」と「夏植え」です。

「春植え」の植付けは春に行われます。具体的には1月中旬から3月下旬にかけて。この時期に植えられたサトウキビは、約1年後の翌年2月から4月に収穫時期をむかえます。

春に植えて、次の春に収穫するイメージですね。

もう一つの植付けは夏に行われ、8月から9月下旬にかけての期間が設定されます。それが「夏植え」です。(まんまなんですけどね)

夏に植えられたサトウキビは、約1年半後の冬、具体的には12月から4月にかけて収穫されます。

夏に植えて、次の次の冬〜春に収穫するイメージですね。

収穫のタイミング

サトウキビの成熟は、植付けからの成長期間によって決まり、通常は1年から1年半の栽培期間を経て収穫に至ります。

「春植え」のサトウキビは、その後の1年間を通じてじっくりと成長し、翌年の初春、具体的には2月から4月にかけて収穫されます。

この時期の収穫は、サトウキビが適度に成熟し、糖分が最大限に蓄えられるタイミングに合わせて行われます。一年である程度の品質まで育つので、収入化までが比較的早いのが利点ですね。

ただ、夏植えに比べて糖度も収量も少ないとされています。

「夏植え」のサトウキビは、約1年半の栽培期間を経て、12月から4月にかけて収穫されることが一般的です。夏植えのサトウキビは、より長い成長期間を持ち、糖分をさらに蓄積する時間が増えるため、特に糖度が高い製品が得られる可能性があります。

植付けから収穫まで1年半かかるので春植えに比べて待ちが長いですが、その分糖度や収量か多いのが特徴ですね。

収穫方法の概要

伊良部島では、サトウキビの収穫方法として、手作業と機械を使用した収穫の2つの方法があります。

「手刈り」と「ハーベスター」です。

大規模な農地では効率を重視して機械刈りが使用されますが、アクセスが困難な圃場や小規模な農地では今でも手作業で収穫が行われています。

伊良部島の現状としては
手刈り・・・約10%
ハーベスター・・・約90%
って感じです。

農家の高齢化もあり、ハーベスターによる機械刈りが主な収穫方法となっています。

サトウキビのサイクルは島の経済のサイクル

「春は軽トラが売れる」

そんな声が聞こえてくるくらい、収穫されたサトウキビは地域経済にとって重要な資源であり、伊良部島の人々の生活と直接的に結びついています。

単に作物を育て、収穫するという以上の意味を持っており、島の生活と深く結びついており、地域の伝統や文化、経済に大きな影響を与えています。

年間を通じて行われる植付けと収穫のサイクルは、島の生活リズムと密接に関連しており、島で暮らす我々にとって重要な年中行事の一部なんです。

島の経済を支える伝統的な文化。

今後の持続と発展のために、我々にできることはまだまだあるはずです。文化は残したい。

今日もサトウキビに夢中です。

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伊良部島サトウキビ見聞録
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