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中脳の過活性を抑制してリラックスする方法2~運動パフォーマンスを高める脳神経の活性方法~

以前のnoteで、中脳の過活性に由来するイライラや頭痛を抑制するための方法について解説しました。ここでは主に「リラックス」「メンタルヘルス」的な観点での中脳の解説をしたのですが、今回は趣向を変えて、「パフォーマンスアップ」という観点で中脳の過活性を和らげる方法を紹介したいと思います。

復習的な要素が多くあるので、よければ前のnoteと一緒に読んでみてください。

中脳による「屈筋優位状態」が、kあなたのパフォーマンスを阻害している?

皆さんは、防御反射という言葉をご存じでしょうか。音や光、あるいは痛みを伴うような刺激(侵害刺激)が加わったことに対して、その刺激を回避しようとする反射のことです。びっくりして飛びのいたり、走ったり、声を出したりという行動がそれに該当します。

例えば、裸足で砂浜を歩いていて、足裏にとがったものが刺さったときに、無意識にももを上げるといった反応です。それ以外には、アニメや漫画・ドラマなどでもよく見られる「近くで雷が鳴ったのに反応して、身体をかがめてうずくまる」といった反応も、防御反射の一種と言えるでしょう。

こうした反応が起こる要因として、私たちの前方に急所となる存在が多いことがあげられます。顔(目・口など)・喉・胸(心臓・肺)・腹部・生殖器など。重大な損傷を負ってはまずいこれらの部位を守るために、防御反射が起こるというわけです。

防御反射の特徴は、身体の前方の筋群、つまり屈筋群が強く働くという点です。ももを上げたり前かがみになるという動作を考えると、それも納得いきますね。そして屈筋群の動作に深く関与しているのが、中脳と延髄の2つです。

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