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三半規管を鍛えてパフォーマンスをアップさせよう!

前庭覚は、自分の身体がどう傾いているのか、どんなスピードで動いているのか、どんな風に回転しているかなどを感じ取るための感覚です。日常生活や運動時の姿勢・パフォーマンスに、深く関わっています。

前庭覚を司るのが、内耳にある三半規管と耳石器官からなる「前庭器官」です。今回は、この2つのうちの三半規管の評価と実技を紹介したいと思います。

三半規管は3つの機能に分類される

評価と実技の前に、軽く三半規管の特徴について紹介していきましょう。

私達の耳というのは、大きく2つの役割を担っています。1つは「音を聴くこと」で、もう1つが「バランスを取ること」です。後者の機能が前庭覚と関わっているわけですね。耳は外耳・中耳・内耳で構成され、三半規管は内耳に位置しています。

三半規管は「外側半規管」「前半規管」「後半規管」の総称です。

外側半規管は水平回転(左右や横方向の回転)、前・後半規管は垂直回転(上下や縦方向の回転)を感じ取っているとされています。三半規管は左右に1対ずつあるため、合計6つの半規管で、私達が今どんな位置状況なのかを感知しています。

仮に目をつぶっていても、私達はある程度自分の身体の動きや姿勢を把握できますよね。それは、三半規管があるからです。

三半規管が衰えると、バランス機能が低下してしまいます。また、運動時にムダな力が入りやすくなる(筋力で三半規管の不足を補おうとする)ため、運動時のストレスが増大するとも言われています。

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