2019年 九州へ登山旅 九重連山編、6-7日目

寒くて何度か起きたが気がついたら朝４時。
月明かりと同じように外が見えた。ベニアを取ると、地面が星明かりによって照らされていた。

前回の記事はこちら

星明かりは月と比べるとかなり暗い。でもライトは必要なかった。

外は月が沈んで満点の星空が見えた。
星が降ってきそうな星空で星明かりで散歩をした。

パノラマでも撮ってみたり。少し周辺減光が気になるけど…補正めんどくさい。

ヘッドランプを振り回して写真を撮ってみる。
傘みたいで面白い。

星を撮ったり、流星を見つけたりしていると東の空が明るくなってきた。

この夜のなのか朝なのか曖昧でぼやけた時間がとても良い。この写真がとても好き。

寝袋は温かい。寝袋を体に巻きつけて朝日を待った。

ここでやっと下界から人が上がってきたみたいで、隣の天狗が岳に人影が見える。
「やっと来たか」
ボソッと呟いてちょっと痛い人になった。

朝日は水平線から上り、太陽光が僕に当たり、体が温まる。
星も月も綺麗だけど、太陽は偉大だ。昨日と同じように一気に行動力が湧いてきた。
その一帯はオレンジ色に染まった。

朝食を食べ、荷物をまとめて、パッキング。

小屋に感謝して出発した。
湖は凍っていた。やはり氷点下5度以下になっていたんだろう。霜柱もすごい。
次回までには温度計を買おうと思う。

下山する。
朝日に見とれてのんびりしていたら8時になっていた。
寄り道せずそのまま下山しよう。
何度も立ち止まって名残惜しい九重連山を撮った。

硫黄岳の横の道を通ることにした。この道は広く険しくいい道だった。

峠を超えたら下り坂。九重頂上から我が家へ向けて帰り道だ。

下山中紅葉が綺麗だった。

下山後は足湯に入り、トイレを済ました。文明の利器が全てがありがたい。

足湯気持ちいい。

今日はフェリーを乗る日。
ちょっと早めに出発して温泉に入ろう。

途中の由布岳が綺麗だった。九重連山から猫の耳みたいに見えた山だ。
次はここに行こう。

写真を撮り忘れちゃったけど「塚原温泉 火口乃泉」という温泉に行きました。
温泉は強酸性でレモン汁に浸かっているような温泉でかなり酸っぱかった。
登山の汗を流したあとは別府へ。

知り合いにおすすめして貰ったからあげ屋さん「井上からあげ」

唐揚げを買ったら登山の会話が弾んでちょっとサービスしてもらった。スーパーの片隅でやってる唐揚げ屋さんなんだけど昔ながらの味で最高に美味しい。骨なしチキン100gがおすすめ。

このあとは温泉地獄へ寄り別府を宛もなくフラフラ散歩した。

無性に別府の温泉に入りたくなって市民の温泉へ入った。

温泉の料金はなんと100円。コインロッカーにお金を入れるだけだ。
ちょっと熱かったけど、シンプルな温泉でめちゃ良かった。市民は無料だそうで市民が積極的に利用して綺麗に保っているような温泉だった。

温泉でゆっくりしていたら、乗船まであと1時間。夜食も買わないと行けないし…お土産も買わないと…！！
かなりギリギリだ。急いで向かった。

温泉街は暗くなり街頭が点いた。
温泉街を走る。

これお父さんお母さんが豚になる。元の世界に帰れなくなる。って展開じゃ？！やばいやばい。大阪に帰れない！！
温泉と唐揚げを楽しみ過ぎた…！

急いで原付にまたがり走る。
もはや僕に車を譲る気持ちは無い。今となってはモーゼの如く道を譲って頂きたい。皆どけ。そこのけ。原付が走る。
無事にフェリー乗り場へついておじさんにアドバイスをもらいチケットを発行して乗船した。

乗船直前にコンビニでおにぎりを買って、そこからは酒浸りで今日の日記を書いた。

最終日

夜明け前に目が覚めた。GoogleMapで位置を確認したら明石海峡大橋の近くだった。行きで見た橋の迫力がすごかったので急いで橋を見に行く。
外は寒い。でも山ほどじゃ無い。当たり前か。
なんだか寒さに強くなったような気がする。

なんだかさっぱりしたくなって朝風呂に行ったりして夜明けを待ってみた。

風呂で着替えていると外が薄明るい。日の出だ！
急いで服を着て写真を撮りに出た。
朝日を撮りに来る人は大体気合ある人。僕は気合十分。

大阪へもうすぐで着岸だ。
ついに帰ってきた。あっというまで休みが終わった。

すごく清々しい。
今日はこのまま出勤。大阪に着岸したらそのまま会社へ一直線。
着替えは会社に置いてきた。
よく寝れたし普通に元気だからなんだか普通働けそうだ。

大阪に着岸して身支度を整えた。
僕の大荷物を見て普通の客人と間違えて案内されてしまった。ワイ原付やで。
原付にまたがり出発。

大学生に戻った気分で楽しかった。
またどこかへ旅をしたい。