【2023年版】UXライティングの勉強におすすめの本3選【現役UXライターがおすすめ】
私は現在、UXライティングを専門とするライターである「UXライター」としてテック企業で働いています。前職の楽天でも、アプリやウェブサービスのUXライティングを担当していました。
私がUXライティングについて学び始めたのは2019年頃でしたが、その頃と比較すると、日本語で書かれた専門書も発売されて、非常に勉強しやすい環境になりました。
そこで今回は、2023年現在でUXライティングの勉強におすすめの本を紹介したいと思います。
1. UXライティングの基礎が学べるまさに教科書『UXライティングの教科書』
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ボイス&トーンの設計から、会員登録、ログイン、メールマガジンの配信登録、エラーメッセージなどのコンテンツタイプ別のテキストの書き方まで、UXライティングの基礎が学べる、まさに教科書と呼べる一冊です。
また、表紙に「マイクロコピー」とあるように、CTRやCVRの向上に直結するテキストの書き方についても解説されています。テキストの改善だけで指標の向上が期待できるので、マーケターやプロダクトマネージャーなど、ビジネスKPIに責任を負っている方にもおすすめです。
2. GoogleやMicrosoftで培われた本場のUXライティング『戦略的UXライティング』
実はこちらの本は英語版しかなかったときにも私は購入していたのですが、待望の日本語版が出版されました。
GoogleやMicrosoftでUXライターとして働いた経験を持つ著者の書いた一冊です。UXライティングにおいてもやはり米国が最先端であり、大手テック企業ではUXライターの採用は当たり前となっています。そうした本場のUXライティングが学べる内容になっています。
基本的なUXコピーの書き方から、プロジェクトでの進め方や実装、効果測定まで、非常に実務的な部分まで学ぶことができます。
3. 現役の日本語UXライターが書いた一冊『秒で伝わる文章術』
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最後に自分の本の宣伝で大変恐縮ですが、日本語を母国語とする現役UXライターが書いた文章術の本ということで紹介させていただければと思います。
上記で紹介した2冊はUXライティングの専門書ではあるのですが、どちらも洋書の翻訳なので、「日本語UXライティング」と言う点ではどうしても実務と乖離した印象になってしまいます。特に日本は、ひらがな・カタカナ・漢字という独自の言語体系を持つ複雑性や、欧米とは異なるユーモアへの受容性など、非常に特殊な知識や技術が求められます。そうした部分を、日本語のライティングについて書いた私の著書では、カバーできるのではないかと思っています。
第6章では一章分まるまる使ってUXライティングについて解説しています。下記のnoteで無料公開しているので、ぜひ読んでみてください。
以上、UXライティングの勉強におすすめの本を紹介しました。2023年も始まったばかりということで、今年はUXライティングについて学んでみるのはいかがでしょうか。