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【SDG's】芦田珈琲(仙台市・オーダーメイド珈琲焙煎)

私の記事に関心をお持ちくださりありがとうございます。

【SDG's】芦田珈琲(仙台市・オーダーメイド珈琲焙煎)

今日も2024-7-6の【食レポ】和菓子まめいち(仙台市・和菓子、カフェ)の記事との繋がりです。

和菓子まめいちさんに『まめいちブレンドコーヒー』を納めている芦田珈琲のオーナー芦田郁子さんとのこと。

和菓子まめいちさん定番の『芦田珈琲豆使用 コーヒーふるふる寒天』

和菓子まめいちさん定番の『芦田珈琲豆使用 コーヒーふるふる寒天』も人気のようですね。
和菓子まめいちのオーナー幾世橋さんと芦田さんが、何度もティスティングをして和菓子に合う珈琲ブレンドをつくりました。
カフェでは、芦田さんが焙煎した『まめいちブレンドコーヒー』の豆と粉も販売しています。
このふるふる寒天を召し上がった方、かなりの確率で買っていかれるようです。

芦田さんとの出会い
ハワイ島といえば、コナコーヒーで、カウコーヒーを知る日本人はほんとうに少なかったころのことです。
家族は、ハワイ島のカウコーヒー農園のオーナー、ジョンさんが初めて来日された時にサポートしました。
ジョンさんと家族との出会いにも長い物語がありますが、いつか機会があればnoteの記事に書きたいと思います。
芦田珈琲さんでもジョンさんの農園のカウコーヒーを取り扱っていました。
ジョンさんが「ぜひ、芦田さんにお会いしたい!」ということで、コンタクトを取りましたが
「私のような一人でやっている小さな工房に来ていただいても…」
と断られました。
この謙虚さは、幾世橋さんと共通しています。
お二人は双子の姉妹か、従妹か?と思うくらい佇まいがよく似ていると思います。
それでもジョンさんが「どうしても会いたい!」とおっしゃるので、芦田さんを説得して伺うことになりました。
お目にかかってみたら、とても人見知りをされる方でしたが、珈琲に関してだけは譲れないものがある方でもありました。

オーダーメイド焙煎
芦田珈琲さんは、木立の中に工房を備えています。
焙煎機の音が意外に大きいこと、香りを気にする人がいること。
そしてなによりも芦田さんご自身が居心地のいい場所で手しごとをしたいこと。

真ん中の下に見えるのが芦田珈琲工房の赤い屋根です。

定番のよく売れる珈琲は、常にストックを抱えていますが、
お客様からの注文を受けると、
そのお客様の珈琲をいただくときの嬉しそうな顔を思い浮かべて好みの焙煎をし、
焙煎が終わったら珈琲豆のピッキングをし、
パッキングをして、
ちょっとしたメッセージを添えてお送りする。
そんな地道な手しごとをすべておひとりでなさっています。
こんな手間暇かけた手しごとなので、お客様にお待ちいただくこともしばしばあるようですが、お客様のほうもわかっていて催促などという無粋なことはなさらないようです。

緑の定番ラベルは、芦田さんがお母様と出かけた宮城蔵王で撮ったもの。
芦田さんが撮影した写真のラベルが季節によって変わります。
くまさんは、今、一番人気のラベル。

珈琲カタログ
Webページに掲載されているカタログには『生活者応援、無農薬、フェアトレード、カフェインレス』というくくりがあります。
世の中が「SDGs」などと言うずっと前から、それが当たり前のこと、と取り組んでおられます。
カタログには「生産背景」の記載もあって、『生活者応援、無農薬、フェアトレード、カフェインレス』以外のくくりでも、環境保全に配慮して生産された珈琲豆や、農園で働く人々が安定した暮らしができるように努めている農園の珈琲豆を選んで取り扱われています。
珈琲の2050年問題を考えたとき、小さな珈琲農園がつぶれてしまわないようにという願いがあるのだと思います。

看板犬の保護犬まめ太
最近は、需要と供給のバランスがとれているようなので、お断りすることが増えているそうですが、賞味期限が短くなった定番商品は廃棄することのないように『捨てないコーヒー「コーヒーマメタ」』として販売されています。
この珈琲豆は、芦田さんお任せで豆の種類は選べませんが、常連さんには人気があります。
芦田さんと一緒に工房にいる看板犬の保護犬まめ太から名前をつけました。
捨てない!犬も、珈琲豆も!

6年前のまめ太です。芦田さんから写真をお借りしました。
工房をリフォームしてくれた、
さくま建築設計事務所の佐久間さんのことが大好きです。
最近は、朝のラジオ体操でご高齢の方々の癒し犬になっています。

あえて、SDGsという表現を使うわけ
芦田さんは、わざわざSDGsという言葉を使っていません。
それは、芦田さんの中では、当たり前のことだから。
それでも、私はあえてSDGsの言葉を使わせていただきました。

私がSDGsについて知ったのは、かつて所属していたNACS(森崎博之リーダー率いるチームナックスではありません(笑))公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会の大先輩(大大大先輩くらいか…、当時、NACS常任理事、環境特別委員会代表)の辰巳菊子さんからお話を伺ってのこと。
NACS本部では、2015年からエコプロダクツに出展していました。
最初はエシカル消費の話でしたが、それがサステナブルな社会のために、と拡大していったと記憶しています。

私が県のとある委員会でご一緒している教授(農系)が
「今の学生はね、有機農法を教えるのにもSDGsに関連付けると、飲み込みが早いんですよ」
とおっしゃったんですね。
それを、会議のたびにおっしゃる。
私の書いている記事をどれだけの中・高・大生が目にしてくれているかはわかりませんけれども、SDGsに関連付けたほうがいいのなら、そうしよう!そう思っただけのことです。

世界中の人々が、危機感を持って地球環境を大切にしていれば、あえてSDGsなんて言葉はいらないんですね。
実際、芦田さんのように実行していらっしゃる方もたくさんいるわけだから。
あえて、そんなことを言わなくてもいい社会、難しいんでしょうか…ね?

私がこれまで紹介してきた方々が作る料理、お菓子、お酒同様、芦田さんが焙煎した珈琲もそんなお人柄がでています。店舗はありません。
焙煎工房だけなので「ぜひ、飲んでみたい!」と思われた方はWebページをご覧ください。
大手珈琲豆店と比べて、こんなお安い値段でいいの?大丈夫?と、ときどき心配になります。
欲のない方です。

芦田珈琲