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【食レポ】和菓子まめいち(仙台市・和菓子、カフェ)

私の記事に関心をお持ちくださりありがとうございます。

【食レポ】和菓子まめいち(仙台市・和菓子、カフェ)

和菓子まめいちオーナーの幾世橋陽子さんにお目にかかったのは何年前だったでしょうか。
和菓子まめいちさんに『まめいちブレンドコーヒー』を納めている芦田珈琲のオーナー芦田郁子さんから、幾世橋さんが作った和菓子をお土産にいただいたのがはじまりだったと思います。
幾世橋さんがまだお店を持たず、出張販売をされていたころのことです。
持ち帰っていただいてみて、幾世橋さんに会ってみたくなりました。
ほどなくして、幾世橋さんがお店を持たれたと芦田さんから伺い、和菓子まめいちさんに伺うことにしました。
その頃は、仙台市の本町にお店がありました。
家族とバスでお店の近くまで行き、歩いて探したのですが見つかりません。
そう、2024-6-7の記事【食レポ】精進CHAGO(宮崎市・精進料理)の時と同じで、3回廻ってようやくたどり着きました。
3回って、何かあるのでしょうか?
三度目の神正直?
私たちが幾世橋さんにお目にかかれるだけの値があるのか試された?(笑)

本町のお店も今のお店も、さくま建築設計事務所さんが手掛けられたものです。
さくま建築設計事務所さんは、雑誌Penの『こんな暮らしをしてみたい!理想の家グランプリ』で全国300件の中からグランプリに選ばれた一級建築士事務所なんですね。
どうぞ、前のお店と今のお店を見比べてみてください。
前のお店のときも、今のお店のときも、佐久間さんがWebページに載せるための写真撮影があるから、というタイミングで和菓子まめいちさんに伺っていたことを思い出しました。

幾世橋さんは、子供のころから和菓子がお好きで、高校の時に「和菓子職人になろう!」と心に決めて京都の老舗和菓子店に就職、和菓子を作るための資格を取って和菓子職人としての道を歩まれました。
今でも師匠との交流があるそうです。
老舗和菓子店のことも、京菓子展で大賞や奨励賞、榎本信之賞など受賞されたお話も、こちらからお尋ねしない限り話しません。
実に謙虚な方です。
普通ならこれらを売りにすることだってできるのに。
ご両親との5年という約束で仙台に戻られ、ご自分のお店を持つためにカフェなどでアルバイトをしながら資金をためつつ、和菓子の出張販売。
そのころに、芦田さんからお土産で幾世橋さんが作った和菓子と出会い。
お店を持たれたころにようやく私たちは幾世橋さんと出会いました。

幾世橋さんが日々の暮らしの中で、見たこと、読んだこと、感じたことなどを和菓子で表現するスタイルはずっと変わりません。
ショーケースに並べられたお持ち帰り用の『ひと月の和菓子』
カフェで召し上がることもできます。
カフェ限定の『喫茶の和菓子』と『季節の寒天パフェ』
それから、定番の『芦田珈琲豆使用 コーヒーふるふる寒天』
今月の和菓子は「どんな和菓子かなぁ?!」とワクワクしていただくために、この記事には載せませんが、先月(2024年6月)の和菓子と昨年(2023年6月と7月)の和菓子をご紹介します。

ビルの1階入り口にあるお店のサインボード
毎年、この時期はネジバナ
今日は、カフェに入って左奥のお席
ここにもお席があると気づく方、少ないですね。
2024年6月の『ひと月の和菓子』
持ち帰りの和菓子を購入すると、袋に同封してくださいます。
2024年6月の『喫茶の和菓子』と『季節の寒天パフェ』

夢枕獏さんの『陰陽師』きましたかぁ…
夢枕獏さんの小説なら、私個人的には『神々の山嶺』が好きですねぇ。

定番の『芦田珈琲豆使用 コーヒーふるふる寒天』

珈琲の香りでいい気分。
芦田珈琲さんが焙煎した『まめいちブレンドコーヒー』の豆と粉もカフェで販売しています。
このふるふる寒天を召し上がった方、かなりの確率で買っていかれるようです。

今日は、水無月を自宅用に買いました。
紙袋もずーっと前からこのスタイル
左が2023年6月、右が2023年7月の『ひと月の和菓子』
持ち帰りでいただいたものです。

裏側には、幾世橋さんの『ひと月の和菓子』を創作した思いがびっしり書かれています。

2023年7月の『喫茶の和菓子』
2023年7月の『喫茶の和菓子』の説明です。
テーマは宮沢賢治の銀河鉄道の夜
2023年7月の『季節の寒天パフェ』
2023年7月の『喫茶の和菓子』の説明です。
テーマは宮沢賢治のイーハトーブ

恥ずかしながら宮沢賢治さんがベジタリアンだったことをはじめて知りました。
幾世橋さんがとても嬉しそうに「このマスカルポーネ生クリームときゅうりの組み合わせ、不思議な味になるんですよ」
とおっしゃって。
「メロンですか?」
と食べる前に言っちゃいました。
鳩が豆鉄砲を食ったような表情って、これか!と幾世橋さんがお手本のような表情を見せてくれて申し訳なかった…

2024年6月30日のNHK「Dearにっぽん」放送のあと、ちょっとお店が大変なご様子。
Webページの『ひと月の和菓子』の7月分の更新もできずにおられます。
ぜひ、ゆっくりとお越しください。

和菓子まめいち
仙台市青葉区春日町1-5 SKビル定禅寺2階(せんだいメディアテーク隣)