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【食トレンド】カジュアル・ヴィーガン・フレンチのブームがやってくる?

私の記事に関心をお持ちくださりありがとうございます。

【食トレンド】カジュアル・ヴィーガン・フレンチのブームがやってくる?

前回、宿泊した京都のホテルのコンシェルジュさん。
「申し訳ございません。お出汁が…」
で終わりませんでした。
ホテル近くでヴィーガンやベジタリアンの食事ができるお店5店舗ほどリストアップしてくださいました。
さすが、おもてなしの京都。

1軒目は、すでに伺ったことのあるカフェ系のお店。ただいま、リニューアル中でお休みです。
2軒目、週末限定の営業をされていらっしゃるリーズナブルな精進料理のお店。なぜか、こちらも臨時休業中。
海外からのお客様も私たちの後からみえて、とても困っていらした。
3軒目に「ご一緒しませんか?」とお声がけしたかったのけれど、私たちもはじめて伺うお店。
お店に伺ってからメニューを見て、万が一落胆されるようなことがあれば…とお声がけをしませんでした。ごめんなさい。
その3軒目。京野菜とおばんざいのブッフエスタイルのお店。「ベジタリアンメニューもあります」ということで伺ってみました。
有機・無農薬・減農薬京野菜の生サラダに京西味噌などを使ったドレッシングはとても美味しかった。
でも、おばんざいは全滅。
お店のWebページではお出汁のことが書いていないので、おばんざいも楽しみにしていたのですが、メニューPOPはすべてお魚マークにチェックが入っていました。
店内で召し上がっている海外からのお客様も、みなさん、京野菜の生サラダのみのご様子。
「ベジタリアンメニューもあります」は、このパターンが多いです。
お出汁はOKという誤解があるのかもしれません。

3軒目のお店の方にお話を伺っていないので、あくまで一般的な例ですが。
コロナ禍が落ち着いて、国内外の観光客が全国的に急増して、ホテルも飲食店もスタッフが足りていません。
円安、物価高の影響で少しでもお給料の高いところに、と人が流れています。
そうなってくると、経験の浅いスタッフでも作りやすい出汁入り醤油が使われてしまいます。
ちゃんと出汁をとるのは結構大変だから。
それで本来、出汁を使わなくてもよい料理も、すべてお魚マークにチェックが入るわけです。
普通のお店で精進料理を出すのは、なかなかハードルが高い。

ヴィーガンやベジタリアンが、食事に困った時に入るお店。
イタリアンです。
ピッツアの生地は卵も乳も使わないし、マルゲリータなら食べられます。
卵がOKならトマトベースやジュノぺーゼ、チーズ系のパスタがあります。
でも、イタリアンは宅配ピザ屋さんから高級店さんまで、すでに飽和状態のような気がするんですね。
そこのお店でしか食べられないような何か特徴がないと難しいかもしれません。
たとえば、Italianbar ATTACHMETさんの溶岩ミートパスタ(これはヴィーガン・ベジタリアンメニューではありません)のような。
すみません。宅配ピザとイタリアンを一緒にするな、と怒られそうですね。
ごめんなさい。

私はSSI(日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会)が発足して、わりと早い時期に唎酒師の資格を取得しました。
様々な理由で、資格をお返ししたので、今は、唎酒師を名乗れませんけれど。
元唎酒師って使えるんだろうか(笑)
年会費も勤務先が払ってくれていましたし、セミナーの参加費用も勤務先持ちです。
20代の頃「経費は会社持ち~」ということで、自腹では絶対に入れない勝山館さん(今はもうありません)でのセミナーに参加した時のこと。
日本酒と本格的なフランス料理のマッチングです。
参加されたみなさんは、日本酒とフレンチがマッチしてとても美味しいとおっしゃっていました。
おそらく私の味覚に問題があると思うのですが、フレンチに日本酒を合わせると、どうしても日本酒の苦みが際立ってしまうような気がして、内心「無理でしょ、これ」と。

2024-4-4、2024-4-18と度々登場する京都の野菜料理OKI四条さんですが、夜はBARになります。ホテルに宿泊しているお客さんは日本酒が飲み放題です。
流行りのオールインクルーシブ。
お取引のあるお酒屋さんが何種類かチョイスして納めてくださるのだそうです。
海外からのお客様が結構アペタイザー(フランス語ではオードブルですけど、日本でオードブルといえば何か違うものになりそうで…)と一緒に日本酒を楽しんでおられるんですね。
そうか、ヴィーガンのアペタイザーなら日本酒OKなんだ、と気づいちゃったんです。
今はもっぱらシャンパン代わりのドライジンジャーエールとモクテルなので、試してはいませんけれど。
日本酒の方も変化しています。
2024-5-5の嘉美心さんのように桃の酵母を使ったり。白ワインのような味わいです。
2024-4-21のT'sレストランさんも2024-4-30のつけ麺zuppa水道橋さんもカジュアル・ヴィーガン・フレンチっぽいメニューがあるし。
今なら日本酒とヴィーガン・フレンチのマッチングあり、かもしれません。

時々「スキ」をくださるtomoko innerbeauty/美腸食・美腸スイーツ講師さんも『食べ終えたときの、身体の軽さに驚き!~白砂糖不使用・卵不使用・グルテンフリー・乳製品不使用のブルーベリータルト<ディプロマットクリーム入り>』でフランス菓子について書いておられます。
やはり本格的なフレンチがなかなか日本で受け入れられない原因は、バター、クリームのせいかもしれないと思いました。

そして「カジュアル・ヴィーガン・フレンチのブームがやってくる?」と確信したのが、ELEMINISTの海外ニュースでイギリス在住のKojiro Nさんの『2024パリ五輪、プラントベースフードを6割 CO2排出量は例年の半分以下に』を読んで。
フランスが国を挙げて、生産者、シェフ、栄養士などの協力を得て『フードビジョン』という指針を発表し、オリンピックのためのプラントベースフードメニュー考案をしてすでにスタートしているからです。
観客向けに販売されるメニューの60%以上がベジタリアン対応って、すごい!!
家族の方針で、我が家にはTVがありません。
パリ五輪まで2か月を切り、どれくらい盛り上がっているのかわかりませんし、このフードビジョンについてもTVで紹介済みなのかもわかりません。
選手の方々、関係者の方々、実際にパリに応援にいらっしゃる方々が、おそらく見た目も美しいインスタ映えするパリのプラントベースフードを世界中に情報発信されるのではないかと思っています。
その後、カジュアル・ヴィーガン・フレンチのブームがやってくる!?