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漫画の感想

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昭和生まれの私が読んだ漫画の感想。古いのも多いけれども新しいものもあります。
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2023年1月の記事一覧

水木しげる (姑(クーニャン)娘)

水木しげる (姑(クーニャン)娘)

水木しげるの戦記物です。

「姑娘」は人から聞いた話を基に描いたものらしいのだけど、かなり酷い話です。

あとがきで水木先生本人が「やはり、日本人として、そういうことは反省しなければいけないと思う」と、書いているがその通りだと思う。

戦争っていうものは、一般の女性や子供が犠牲になるんですよね。日本だけではなくてどの国もたぶん同じような事を平気でしているのだと思います。反省は日本だけでなく戦争をし

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寺沢武一 (ゴクウ)

寺沢武一 (ゴクウ)

この人の作品は昔「コブラ」を読んだ時、凄い!!何かアメリカンコミック風??というか、なんと言うか、今まで読んできた漫画とは少し違った印象だったことを覚えています
1990年から欧米で英語版も出版されているとか。この絵柄、内容だったら欧米ですぐ受け入れられたのではないかと思ってたのですが・・・
今これを見ると、当時思っていたほどアメリカンコミック風でもないなー。と思ってしまった
女性も男性も非常に肉

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萩尾望都 (フラワー・フェスティバル)

萩尾望都 (フラワー・フェスティバル)

(プチフラワー 1988年7月号~1989年7月号掲載)

カバー折り返し部分の説明文より
バレリーナ志望の高校生・五所みどりは、英国でバレエのピアノ教師をしている義兄・薫を慕っていた。ある日、彼女の踊りを見た薫の友人のバレエ教師ガブリエルは、みどりを英国に誘うが・・・?

ひと夏の英国でのバレエスクールを体験した少女の心の成長物語。
・・・とでも言えばよいのか・・・。
とにかく色んな男女が登場し

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細川 貂々 (ツレがうつになりまして。)

細川 貂々 (ツレがうつになりまして。)

先日、新聞に細川貂々さんの記事が載ってまして彼女が子供の頃母親から
「何をやってもできない子。自分を下げて、目立たないように生きるんだよ。」
と言われて育ったと書いていました
漫画家になり、夫の闘病を描いた「ツレがうつになりまして。」が大ヒットしても、母親には「そんな目立つことをして」と言われたとのこと

世の中には本当にそういう親がいるんだ
なんてことだ!子供を傷つけて傷つけて・・・
たぶん、そ

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