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医者になるまでの勉強法#3

これまでに勉強を始めるまで、始めた後の過ごし方、基礎的な勉強法、考え方をお話してきました。

今回は、受験期の勉強の考え方についてお話ししていきます。

「暗殺教室」のテスト編でも描かれていたように、テスト・受験の問題はゲームでいうところのボス戦みたいなもので、攻略には戦略が必要です。まず制作者側が何を求めているか理解することが大切です。問題が難しくなればなるほど、求められるものが分かりにくくなります。つまり問題を開いた時点で「え、何したらいいのこれ?」状態になりやすいってことです。

まず、ゴールを明らかにすること。敵にダメージを与えて倒すのか、敵をステージから落として勝つのか、時間内いっぱい生き残ればいいのか、それぞれの場合で戦略は変わってきます。

簡単なことで言うと、二次関数を平方完成すること、頂点を求めること。この二つは言い方が違いますが、最終的な目的地は一緒です。つまり「二次関数の頂点を求める」という問題は「二次関数を平方完成する」「X,Y=0の時の解を求める」という二つのステップに分けられます。問題文の中に方法は書いていません、「ボスを倒せ」としか書いてないのです。

数学においては数学語を自分の中の日本語に変換しなおす、理科においては理科語を自分の中の日本語に変換しなおす、という手順があります。これを問題文を上からみる、と僕は表現しています。

この考え方ができるとぐっと力が上がります。

問題と一か八かのガチンコ勝負することは、一期一会の受験においてリスクでしかありません。問題文を分解するという意識をもって、勉強と仲良くなりましょう。

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