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介護スタッフとの関係は良好ですか?

家族や利用者から受ける介護スタッフへのハラスメントが問題になっています。
厚生労働省でも「介護現場におけるハラスメント対策マニュアル」を公表しています。
どんなハラスメントがおきているのか、介護スタッフの立場について考えてみませんか?

どんなハラスメント?

厚生労働省のマニュアルでは「身体的暴力」「精神的暴力」
「セクシャルハラスメント」の3つがあげられています。

1.身体的暴力
身体的な力を使って危害を及ぼす行為
(例)・コップを投げつける   
   ・蹴られる
   ・たたかれる       
   ・つねる、ひっかく
など

2.精神的暴力
個人の尊厳や人格を言葉や態度によって傷つけたり、おとしめたりする行為
(例)・威圧的な態度で文句を言い続ける
   ・刃物を胸元からちらつかせる
   ・家族が利用者の発言をうのみにし、理不尽な要求をする
など

3.セクシャルハラスメント
意に添わない性的誘いかけ、好意的態度の要求等
(例)・必要もなく手や腕を触られる
   ・卑猥(ひわい)な言動を繰り返す
   ・抱きしめる
など
出典:厚生労働省 株式会社 三菱総合研究所                     介護現場におけるハラスメントに関する調査研究https://www.mhlw.go.jp/content/12305000/000947359.pdf(2023/8/6)

表面にでにくい現状

相手は家族や利用者、認知症を発症している場合も多いです。
介護スタッフは、我慢してしまい表面に出てこないことが多くあります。
でも、とても怖い思いをするのは確かです。

ヘルーパー(訪問介護)や訪問看護は、利用者の自宅に訪問してサービスを提供します。
ひとりでの訪問は危険です。
ふたり対応での訪問になります。
デイサービスは、ひとりでは対応しませんが、やはり被害はあります。

ハラスメントを受けたら、我慢はせずに管理者や事業所に相談、報告することがたいせつです。
対応しないことをいいことにエスカレートしたり、ほかのスタッフに被害が及ぶかもしれません。

参考:厚生労働省 介護現場におけるハラスメント対策マニュアルhttps://www.mhlw.go.jp/content/12305000/000947524.pdf(2023/8/6)

まとめ

本来は、家族と介護スタッフが協力し合って、利用者を介護するのが本当です。
事業所は、どんなことがあっても利用を断らないと思いますか?
正当な理由があれば、利用を断ることができます。
利用を断られたら、安心して仕事に行くことも出来なくなります。
お互いに協力して、気持ちよくサービスを使いたいですね。