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わたしの旦那さんは変だ。〜彼の性質も洗濯物の角だって丸みを帯びている〜

さて、以前にも書いたが、我が家の家事は分担制である。

しかし、妻の私のほうが圧倒的に家にいる時間が短い。

朝7時前には家を出て、帰宅は22時を過ぎる日々。

水道代の節約のため、洗濯はお風呂の残り湯で行う。

すると必然的に、お風呂に入るのが遅い私が洗濯機を回して干す担当となる。


22時帰宅だったら、妻のほうがお風呂が遅いとは限らないじゃん?と思う人もいらっしゃるでしょう。

しかしながら我が家の旦那さんの生活サイクルは、朝7時起床

8時になったら出勤

18時前帰宅

22時にはベッドに入り

22時30分就寝

である。

なぜだろう。ランドセルを背負ったでかい小学生が頭をよぎる。



とにもかくにも、本来であれば私のほうが洗濯機担当である。


しかし、22時を過ぎて帰宅、そこから食事、お風呂、洗濯(2日分のくせしてなんでこんなに多いの!!)・・・毎日1時を過ぎてからしか寝られない生活が1か月を過ぎた頃、私は発狂して根を上げた。


2日分の洗濯物のお話、気にしてくださる方はこちら。




お願い、私の帰宅が遅い日だけでいいから(つまりすべての平日)洗濯機回しておいて。私もう無理!!! 


私の優しすぎる旦那さんは、いいよ、仕事大変そうだもんね。と私の投げつけた匙を快く受け取ってくれた。


しかも、帰ったら洗濯物をたたむところまでやっておいてくれる。

優しい。

私にはできた旦那さんすぎる。

こんなへんてこりん備忘録のネタにしてごめん。



このよくできた旦那さんがたたんでくれた洗濯物を帰宅した私は自室に持ち帰り片付ける。(私の部屋はお仕事部屋を兼ねていて関係書類が置いてあるので立ち入り禁止。)


ただ、このとき少々、本当に些末な問題が生じる。


たたまれた洗濯物を持ち上げた瞬間、すべてがでろんと崩壊するのである。



なぜでろんするのか考察してみた。


たたまれた洗濯物をよくよく見てみると、なんだか丸みを帯びている。


私のたたまれた洗濯物へのイメージは、どちらかというと四角である。

けれどもどうにも丸いし、ちょっと厚い。



私は気づいた。

これは・・・たたまれたというか、丸められた、だ! 


彼は大変おおらかな人間で、角を合わせるとか、肩の線を合わせるということに適性がなかったらしい。

このおおらかさにいつも助けられつつも、洗濯物をたたむという家事に彼は圧倒的に向いていなかった。 


私は結婚する前から、旦那さんがやってくれたことには絶対に文句を言わないと決めている。

やってくれること自体がそもそもありがたい。

私だったらやってあげたのに文句を言われたら二度とやらないし。


だから、作ってくれた食事がしょっぱかろうとも、帰宅して薄味の雑炊(大量)が仕上がっていようとも、洗濯物が丸く積まれていようとも「ありがとう」と言う。できるだけ褒める。(結婚してすぐの頃、頼れる諸先輩方が旦那は褒めて伸ばしなさいと教えてくれた。)


雑炊エピソードを気にしてくださる方はこちら。



この「せっかくたたんでくれた洗濯物でろりあん事件」についても何も言わない。言えない。 


もしかして私の洋服だけそういう扱いなの?と思って、ちょっと彼が洗濯物をたたむ様子を観察してみたことがある。 

すると彼は、タオル類をたたみ(角は合わせない。)、私の洋服をたたみ(丸め)、そして自身の洋服は靴下もシャツもズボンも何もかもを、正真正銘丸めて寝室の押し入れ(彼の洋服はここに収納されている)にしまった。


どうやら、私に関わるものだけをたたんでいるらしい。自分のものは興味がないから全部丸めて押し入れに放り込んでいたようだ。 

私のものだけでもちゃんとしよう、と思ってくれる気持ちが本当に嬉しい。 


そして、今日も私は、夜な夜な自室で洗濯物を四角く、平たく、たたみ直すのである。