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前田裕二氏の思考のすべてが詰まったビジネス書『人生の勝算』

こんにちは。STANDの宮原です。


本日はオススメの本を紹介します。


仕事に対する熱量が圧倒的で、自分もがんばらないと思える本です。

とにかく自分が子供の頃に経験した悔しさを根底に努力が報われる世の中を作りたい、理不尽に負けたくないという強い気持ちにとても心揺さぶられました。

突如立ちはだかる壁やハンディキャップは後天的な努力によって必ず乗り越えられる。運命に負けないで欲しい。

ビジネスは戦略やスキルもそうですが、仕事は人間力で結果が変わるのがわかります。

人に好かれるより、まず、人を好きになる。
どんなビジネスであれ、そこに人間が介在する以上、コミュニケーションが重要です。
そして、コミュニケーションに求められることは、シンプルです。相手の立場に立つことです。

また、ここまで仕事で努力できる理由がここに詰まっていると思います。

実りある人生を生きる上で、コンパス、つまり、自分は何を幸せと定義し、どこへ向かっているのかという価値観の言語化は、必要不可欠です。

つまり、自分にとって大切なことを選び、決めていないと自分以外の他者の幸せが羨ましくて仕方ないことになるということです。
それは仕事で大活躍していたり、SNS等から人の幸せそうな近況が日常的に目に入ったりすることで、隣の芝生が青く見えてしまうということ。
 
しかし、何かを得ようと思ったら他の何かを犠牲にしないといけない。人生の質を高めるのは選択と集中です。
 
それなりの結果を得ようと思ったら人生のコンパスをもちしっかりとコンパスが指し示す方に向かって進まなければいけません。コンパスを持たないで荒れた海を旅することはできません。途中であらゆる困難に遭遇するかもしれません。でも、揺るぎない方針を持って、強い意志で前進していくうちに、必ず目的の大陸にたどり着きます。

何か新しく始めたり行動するときはコンパスを持っているか自問して見てください。

目的目標を決めて、使命感を持って仕事することに尽きるなと思います。
今日も、目的に向けて前進する日にしていきます。


Book Review

秋元康氏や堀江貴文氏など、各界の著名人が「天才」と呼び、いま最も注目される起業家の一人。
それが著者の前田裕二氏である。本書を開けばすぐに、彼の成功を生み出したのは、決して天賦の才能のおかげだけではないことに気づくだろう。彼の人生は「血の滲むような努力」のもとに築かれているといってよい。

幼くして直面した両親の死、お金を稼ぐために街中でギターを弾いた幼少期、逆境を糧に大きな成功をめざして、寝る間も惜しんでがむしゃらに働いた証券マン時代、身近な人の死、そして起業。彼の人生を辿るとそこには必ず大切な人の死が存在する。時間は有限だということがはっきりと心に刻まれているからこそ、彼は「天に召されるその一瞬前までやりたいことをやり尽くす」と自分を追い込んでいるかのようだ。

著者が立ち上げたSHOWROOMは、コミュニティ形成を重視した仮想ライブ空間をつくり、アーティストなどがライブを配信でき、ユーザーと双方向のコミュニケーションを楽しめるサービスである。コミュニティが今後さまざまなビジネスの成功の鍵だという彼の見解は、読みどころの一つである。何より注目すべきは、彼の死生観だ。死は全ての人に平等であり、今この瞬間も確実に人生は終わりへと近づいていることを気づかせてくれる。

「人生の勝算」、それは彼が必死に自分と向き合った末、手に入れた「人生のコンパス」である。彼の生き様にふれれば、一度きりの人生を力強く生きようと思わずにはいられないだろう。

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