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傷口バター

あなたに触れられない

「仲間」「友達」という線引きを契約してしまった以上、こちらからはなにも出来ない。

それは思ったよりあたしの感情を掻き乱して

思ったよりあたしを寂しく寂しくさせた。

そしてまたどんよりしたものを抱えたまま

あなたを求める日々が続くの?

もう好きかどうかもわかんないし

どっかで「やれねー男はいらないなー」とか打算的に考えてみても

どっかでまた触れたいと思ってる自分に抗えないでいる。

そんな傷口にまた傷口を重ねるようなことを繰り返しては

少しでも早く治るようにまったりと切ない音楽をそこにバターのように塗り手繰って

唇をはちみつで潤すように

ああでもどんなに治したって潤したって

触れられなければ意味がないの。

どうしていいかわかんないの。

あなたを求める気持ちだけが一人歩きしてしまって

心も身体ももて余ってる。

あたしを食べたら甘いのに。

あたしを食べたらちゃんと甘いのに。

触ればちゃんとしっとりふわっふわなのに。

あなたの好きな香りも纏ってるよ。

…おかしいな、あなたの好みにはもう寄せないって決めたのに

ああもう。

息苦しい  しんどい  落ち着かない  涙が出る

あなたに触れられない代わりに。

他に何体か集めておいてるの?

そしてまた埋まらない隙間をとりあえずのトロトロで埋めたふりをするんだ。

口まで詰めこまれた甘いのは苦くて…

あたしを安心させるんだ。

それでも効果は一瞬で。

こんな自分殺してしまいたい。

殺せれば楽なのに。楽になれる。

こんな自分は好きじゃない

いつも笑ってたいのに

だからこれはダメなこと

開いた傷口に塗りたぐってるバター。

甘い蜜はもう出てこないかもしれないのに。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

最近フォロワーさんのnoteまで読みに回れるメンタルがなくて申し訳ないです。少し回復したらまたゆっくりと読み始めるのでよろしくお願いいたします。

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