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14歳の。本気。

娘は中1の秋頃から、不安症になり、不登校になった。


自分の存在価値に疑問を感じ、自分の居場所や在り方にも悩んでしまったようだった。

あたしは「そんなに学校に行くのがいやなら無理しなくていい。」という声がけのもと、そのような選択肢を取った。

密かに自傷行為も行うようになっていた。初めは隠してたものの、チラッとしたきっかけをもとに、「あたしもしたことあるよ」と母親のあたしが言った事に安心感を覚えたのか、隠さずに「またやっちゃった~」とか「病み垢作ったの!みて~!」等と教えてくれるようになっていた。

まあ、見せられた病み垢には生々しいリストカットあとの画像がのせられていたため、「ほら、ね?こーゆーの見たくない人もいるだろうから。せめてカギかけな?」と言ってとりあえずカギをかけさせた。

でも本人にしてみれば、これが「今のあたしをみて!!」というSOSにも似た自分の存在を示す意思表示になっていたのかもしれない。

自分の娘が自分を傷付けているのはそりゃ、痛々しい。それでもそれをしなければいけない何ががあったはずだ。

それもそうだし、何があったって娘はあたしの娘だ。母のあたしがそのままの娘を認めてあげないで誰が認めてあげるんだ。

あたしは自分がずっと自分の母親に認めてもらえてない気がしてずっと苦しんできた。なんなら今もその呪縛から全部は解き放たれてないかもしれない。

だからこそ。

あたしは娘の全てを全力で受け止める。

最初は病院に行くのもカウンセラーに行くのも拒んでいた。あたしも、娘が「いらない」というのなら、いらないと思った。

「あたしの話を聞くのはおっかぁだけでいいんよ」

…あたしもそう思っていた。が、やはり自分でも考え直し、いっそのこと病院に行って、病名が付いた方が楽になれる。

そう考えたらしい。

確かに。このままだとただの不登校だ。今は地域のメンタルクリニックも忙しくて、なかなか予約が取れない中、ねじ込んでもらい、付いた病名は「不安症」

急に不安になってしまう心理状態が強いらしい。

それはそうだ。今、この日本では特に「真面目に学校に行って、いい成績を取って、いい大学に行って、いいところに就職しなさい」「輪から外れる事は悪いこと」的な風習がいまだ根強く残っている。あたし達の親世代になるとますますその風潮は強まる。

なので「真面目に学校に行って、いい成績を取る」ところであきらかにつまづいてしまった自分は、将来、どうなってしまうんだろう??とめちゃくちゃ不安になってしまったんだと思う。

自分のこんなとこ。話せる友人もいない。おちゃらけた話は出来るけど、血をみるのが好きだとか、夜になると不安でしょうがないとかそんなこと、誰にも話せない。

だからこその裏垢(病み垢)の立ち上げ。

そしてそこには同じような悩みを抱えて共感してくれたり、打ち明けたり、励まし合ったり出来る仲間がいる。

「生きてる意味ない」「死にたい」

「なんで産んだの!!?」

…頑張って、頑張って産んだ娘に泣き叫ばれる。

それは素直にしんどかった。けど娘の心はもっとしんどいんだろう。そう思うと「支える役目のあたしが泣いてどうする!倒れてどうする!!!頑張れ、あたし!大事な我が子の為に…」と己を奮い立たせた日もあった。

先生が週一で顔を出してプリントなどを手渡して行く時も「そんなことするから娘は学校を思い出してしまう!良かったら来てくださいなんて言うんじゃねぇ!余計なプレッシャー与えんな!」とか思って塩対応になってしまったりもした。

ましてや「進路」についての紙や「将来、何の職業に就きたいか」を書いて提出するプリント等は呪った。

「…今、うちの娘ちゃん、どーゆー状況だかわかってこれ渡してる??」と勝手に怒ってたりもした。

ま、先生も仕事でやってることだし、忙しい時間を割いて来て下さってるのだから、ほんとはありがたい事だし、ふと冷たい態度をとってしまった自分に反省。

そんな娘も今ではだいぶ落ち着き、手首の傷も昔の洗濯板のようにはなっているが(笑)それもだいぶ癒えてきた。

そしてこないだ久しぶりに娘の病み垢を覗いたら。

「このアカBANするかも。BANしたら生まれ変わってると思うのでその時はよろ。」と書かれていた。

…生まれ変われる。きっとそんな光が見えたんだな。

小4の頃から習ってる習い事のドラム、ダンス(ヒップホップ、ジャズ)は不登校になってからも続けて、なんとか頑張って発表会にも出演した。

その度に回りの人は褒めてくれる。ほんとにありがたい。そのおかげで自信もだいぶ取り戻したと思う。そこはあたしの力だけではなし得なかった事実。

今は通院も投薬も必要ない。笑顔も増えたし「自分は自分だから」という主旨の発言も増えてきた。

ここからまたもっと自分を輝かせたい!

ということで、自分の武器となる、容姿。高身長。スタイル。を生かしてモデル事務所に応募してみることになりました。

ダメでも手首の傷のせいにも出来るし←コッショリ

親としても是非、娘が自分で輝きたいと思ったその応援がしたい!この復活劇を成功させたい!そんな想いで精一杯のバックアップをしたい。

このストーリーごと受け入れてくれる場所を見付けたい。

そして、「あたしが頑張ることで、同じような思いで苦しんでる人の希望になりたい!あたしを望んでくれるなら、精一杯頑張りたい!」と娘も言っていた。

とりあえず、1件応募はしてみたけど、まだどうなるかわかりません。けれど諦める気はないです(笑)

幸せのしっぽを掴みたい。

誰かの為になりたい。

そんな娘の気持ちを大事にしてあげたい。

まだ「最初の一歩」ですが、踏み出しました。

よろしければ親子共々、応援よろしくお願いいたします!

そして、ここまで支えてきて見守ってくれた人達にも感謝です!まだまだ見守っていてください!(笑)

ここまで読んでくださり、ありがとうございますm(_ _)m

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