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2年目デザイン職にインタビュー。社内イベント「Designer's Meeting #14」

みなさんこんにちは。
MIXI デザイン本部 ブランドデザイン室 デザイナーリレーショングループの川上です。

以前のnoteでもご紹介しましたが、MIXIでは社内デザイン職の相互理解を目的にナレッジシェアイベント「Designer’s Meeting」を行っています。

毎回、社内にあるたくさんのデザインの知見や学び、気づきなど生の声をシェアしています。

14回目の今回は、2023年入社の2年目に突入したデザイン職5名に、入社からの1年を振り返り、印象に残っている業務や次の目標などをお聞きしました。

MIXIには複数の事業部があり、デザイン職メンバーが配属される部署はそのうちの一部です。
それぞれのメンバーがどこの部署で、どんな経験や成長をしているのかを知ってもらい、自身の成長のヒントを見つけてもらったり、刺激につなげてもらったりすることも今回のDesigner's Meetingの狙いのひとつです。


今回のゲスト:2年目デザイン職メンバー

  • 綾 哲志(Vantageスタジオ みてねプロダクト開発部)

  • 梅原 郁佳(デジタルエンターテインメントオペレーションズ本部 モンストIPクリエイション部)

  • 馬塲 士(デザイン本部 プロダクトデザイン室)

  • 松元 綾香(ソーシャルベッティング事業本部 TIPSTAR事業部)

  • 山本 聡太(デザイン本部 動画クリエイティブ室)

配信について

本イベントはオンラインでのライブ配信形式で行なっており、作業をしながらラジオ感覚で聞くメンバーもいます。

今回は、デザイン本部 動画クリエイティブ室のメンバーの協力も得て、新たなスタジオ演出の検証も行いました。

ライティング検証中のスタジオ
自己紹介やテロップ部分をARで表示

配信中は視聴者からSlackで感想や応援コメントを募集。一部のコメントを拾って紹介するコーナーも用意しました。

コメントの様子。「オンラインでも実際に参加している感覚がある」という声も

トークテーマについて

2年目のデザイン職メンバーには3つの質問に答えてもらいました!

▶️テーマ1:  1年目を振り返って1番印象に残っている業務はなんですか?その理由は?

綾:
家族アルバム みてね「プレミアムPro」リリースキャンペーン第2弾のモーダル作成です。

これまでの担当案件より大きい、中規模プロジェクトを初めてメインデザイナーとして担当し、先輩や上司のサポートを得ながらキービジュアルからモーダル全体のデザインまでを制作しました。

制作にあたり、カスタマーサポートチームやマーケティングチームなど他チームのメンバーとも連携して進め、キャンペーンの参加者数などの数値や成果を確認することまでできたことも印象に残っています。

「プレミアムPro」リリースキャンペーン第2弾のモーダル作成(画面は開発段階のもの)

梅原:
モンスターストライク「勝利へ導きし天の子 天草四郎時貞 MV」のイラスト制作 に関わったことです。

「勝利へ導きし天の子 天草四郎時貞 MV」は、昨年開催されたリアルイベント「DREAMDAZE」で情報が公開されたキャラクターです。
実際にイベントに行き、参加されているユーザーさんの生の反応を見て、その熱量や規模に感動しました。

外部パートナーと連携して進める案件で、私は全工程ではなく仕上げ部分の手伝いを担当しました。
重要度の高い限定キャラクターに携わったのはこの制作が初めてだったので、先輩からたくさんのフィードバックをもらいながら苦戦したことから思い入れが強いです。

「勝利へ導きし天の子 天草四郎時貞 MV」イラスト制作

馬塲:
社内向け施策の「MIXI BRAND CONNECT」* です。

初めてメインのデザイナーとして、他部署の人とコミュニケーションを取りながら制作するというポジションを任せてもらった案件でした。
要件整理やサイト制作(Google Sites)、ビジュアル制作といった全体を担当し、実際に使うユーザーや使うシーンを考えながら制作を行いました。

コーポレートロゴの扱い方やロゴ使用の申請フローをどう分かりやすく伝えるかを検討し進めました。
デザイン提案の仕方から他部署の人と連携しながら進めていく一連の経験がとても学びになりました。

MIXI BRAND CONNECT
(*編集者注:コーポレートブランドに関するポータルサイト)

松元:
TIPSTAR「松戸ガールズGI全レース山分けキャンペーン」バナー制作 です。

これまで担当した案件の中で最も修正回数が多く、試行錯誤しました。
修正回数が多くなってしまった原因は、慣れや思い込みで暴走して目的を見失ってしまったからで、ユーザーのためにデザインしていることを忘れてはならないと学びました。

制作過程でプランナーとコミュニケーションをとるうちに、施策への思いや熱量を感じ取り、「その思いに全力で応えたい!」と他の案件でも思うようになりました。

「松戸ガールズGI全レース山分けキャンペーン」バナー制作

山本:
Fansta|Marinesコラボプロモーションビデオ制作が印象に残っています。

ディレクション・制作といった一連の工程を初めて一人で担当しました。
担当プランナーが同期のメンバーで、どうしたらキャンペーンが盛り上がるか?をひたすら一緒に考えて制作に取り組んだことがよい経験になりました。周りを頼ったり、巻き込んだりすることの重要さも知りました。

Fansta|Marinesコラボプロモーションビデオ

▶️テーマ2:  悩み事はありますか?

綾:
雑談ってどの位していていいのかな?ということですね。
業務中の隙間時間や立ち話、座席の周りで話す時にそう思うことがあります。

全員:
わかる……(全員がうなずく)

梅原:
私のチームでは月に1回出社日*があります。対面で話すと楽しいので、もう少しメンバーと話す機会や顔を合わせる機会があったら嬉しいなと思います。

(*編集者注:MIXIには「マーブルワークスタイル」という制度があり、部署ごとに出社回数を選択でき、フルリモートワークも可能)

[回答] メンバーの上長に聞いてみました。

━━コミュニケーションをもっと取りたいけれど、上長や先輩に声をかけるタイミングが気になって躊躇ってしまうということで、メンバーには秘密で上長に質問して、回答を頂いたものを紹介しました。

出社した時でも、リモート上で雑談でも、いつでも大歓迎です!チームでも雑談ができる時間をもっと増やせるように仕組みを考えていきます。

もちろん大歓迎です!!雑談から周囲のメンバーの人となりを知ることが、チームのコミュニケーションのしやすさにつながるのは間違いありません。なので、仕事の話に限らずいろんな話題でお互いをより理解し合えるといいですよね。

いただいた回答の一部。スプレッドシートにびっしり。

その後、「最近、雑談が増えました!」と早速ご報告がありました。

上長によるメンバーの紹介「〇〇さんってこんな人」

それぞれの上長からは普段のメンバーがどんな人なのか?もお聞きしたところ、熱い紹介文が届きましたので一部をご紹介します。

成長意欲が高い人で、常にデザイナーとして必要なインプットを自ら行動して取りに行っています。行動力があって勉強熱心で努力家です。

綾さん

落ち込むことはあっても停滞しすぎることなく、常に物事に素直に誠実に向き合って、何が問題なのかを考え、前に進んでくれています。

梅原さん

気配りをしながらも自分が持った疑問や課題に向き合える人だなと感じています。デザインにおいて、こんなのどうだろうと果敢に提案してくれます!

馬塲さん

いつも笑顔で明るく、チーム全体も明るくしてくれる素敵なデザイナーです。仕事になるとテキパキした一面もあって、ギャップが魅力的です。

松元さん

本気100%はこんなものじゃないはずと思っているので、先輩たちに遠慮せず力を解放してクリエイティブ力を発揮していってほしいです!

山本さん

日々の業務やコミュニケーションから、厚い信頼を得ていることが伝わってきますし、参加者から「ほっこりする」といったコメントも寄せられました。

読み上げている間、コメントに聞き入ってうれしそうな表情をする皆さんが印象的でした。

普段も一緒にごはんに行ったりと仲の良いメンバーの空気が伝わってきます

▶️テーマ3:  2年目の今年、挑戦してみたいことは?

綾:
「中規模・大規模タスクを自走できるようになる」です。
新機能開発(部署内での中~大規模な案件)にメインデザイナーとして関わり事業に貢献していきたいです。そのためにもプロジェクトの初期段階から関わって推進していける力をつけていきたいです。

梅原:
「自分が担当する内部制作を増やすこと」です。
イラスト制作の業務は外部パートナーとのやり取りも多いのですが、社内で行う案件で、自分でラフを書くことから挑戦してみたいです。
いままで自信がなくて避けていたところがあるので、「この人に任せたいな!」と思ってもらえるような成果を今年は出したいと思っています。

馬塲:
「事業部との窓口になれるデザイナー」になることです。
印象に残った業務として発表した「MIXI BRAND CONNECT」はメインで担当させてもらいましたが、先輩方のサポートを受けて無事にリリースすることができました。
今年は自力でプロジェクトを推進できる力を身につけたいです。

松元:
1つ目は「Figmaの理解度を上げる」ことです。
Figmaの機能を活用し、より効率的かつ運用を見据えた設計ができるようになりたいです。
2つ目は「先行して着手できる案件に携わる」ことです。
これまでプランナーが設計した仕様書をベースに制作を行っていましたが、デザイナーがリサーチ等の設計から一貫して携わる案件もあるので、挑戦したいです。

山本:
「モンストの新キャラクタープロモーションビデオ制作」です。
実はやりたいと言っていたら早速任せてもらえることになりました!

ここまで内部制作で自分で手を動かすことが多かったのですが、外部パートナーとのやり取りやディレクションなど、言語化してコミュニケーションを取り、推進できる能力もつけていきたいです。


それぞれが上長や先輩とともに目標を定めており、今期挑戦していくとのことです。

皆さんさようなら!手を振ってエンディング

Designer’s Meetingに出演してみてどうでしたか?

最後に、皆さんに感想を聞いてみました。

「なかなかない機会なので、とても楽しく参加することができました。」

「本番中、Slackに応援コメントが来ていてうれしかったけど緊張でドキドキしてしまい、いいリアクションができなかったです。TVに出演している人ってすごいなと感じました(笑)」

「普段同期メンバーで集まって、個々の業務について詳しく話すことはあまりないので、この場で話を聞けてよかったです!」

普段の業務とは異なる体験ならではの感想や、自身の改めての振り返りや今後の参考につなげることができたといった声も上がりました。

最後に

いかがだったでしょうか。

「緊張します!」と言いながらも終始笑顔で、楽しく配信することができましたが、最初はメンバーと私はあまりお話をしたことがない状態で、初回の打ち合わせは本番よりも緊張感がありました。

「雑談について」や「コミュニケーションの取り方」といった悩み事が出ていましたが、2年目デザイン職のメンバーをはじめ、その上長や先輩とやり取りを重ねることで相互理解を深めることができました。
その結果、当日はとてもよい雰囲気でイベントを終えることができたと感じています。

私自身も改めて日々のコミュニケーションを大切に、引き続きよりよいデザイン組織を目指して取り組んで行きます。

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