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ミクシィでDesigner's Meetingを立ち上げたデザイナーの話

2023新卒採用が始まっています!そこで、ミクシィで働くデザイナーのショートインタビューを公開します。

今日はデザイン職の組織開発・広報業務に携わるデザイナーのお話です。

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━━自己紹介をお願いします。

こんにちは、川上です。デザイン本部のデザイナーリレーショングループという部署にいます。

これまでの経歴ですが、女子美術大学を卒業後、制作会社に入社しました。そこで数年お世話になって、2社目がミクシィでした。当時はSNS『mixi』のデザインを担当していました。その後また転職し…ご縁があって2018年にミクシィに2回目の入社をしています。

━━2回目の入社後はどんな仕事をしてきましたか。

minimo事業部にデザイナーとして入社し、アプリやWEBのグラフィックやUIの他、名刺やカレンダー等のグッズも作ったりしました。またマネージャーも経験しました。

一事業部に所属している中で、たまにですけど他の事業部の方とお話した時に、自分とは異なる価値観とか考え方を知ることができて。「もっとそういうのに触れてみたいな」って思い始めて、そこで自ら手を挙げて、デザイナーリレーショングループに社内異動しました。

━━デザイナーリレーショングループってなにをしているんですか?

一言で表現しようとすると、いつも悩むんですけど(笑)

全社のデザイン職に向けて、組織開発、広報、採用、育成などに関連する仕事をしていて、広報や人事の方々と協力して進めています。

例えば、社内デザイン職の相互理解を目的としたDesigner’s Meetingという取り組みを2021年4月から始めていて、これは1つ大きな取り組みかなと思っています。

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(Designer's Meetingの様子。コロナのため、オンラインで実施)

━━Designer’s Meetingを企画した意図、背景は?

ミクシィグループにはデザイナー/クリエイターがいっぱいいるんですけど、事業部が違うと接点が作りづらかったり、お互いが「何してるんだっけ?」と、そういうことが1つ課題としてあって。

例えば、なにか新しいことをやってみようと思ったときに、社内に前例があるはずなのに誰に聞いたらいいんだろうみたいなことがあったり。そういう時に「これは〇〇さんに聞いたらいいのかな?」とか、そういうつながりがあったらよいのではないかと思っていて。

そこで、まずはお互いがなにをしているのかを知ることから始めようと、それぞれの部署が自分たちの仕事を話すオンラインイベントを企画しました。

━━四半期に1回、もう4回やっていますよね。

毎回120~130人ぐらいの方がリアルタイムで視聴してくれていますね。

━━「やって良かった!」とか、社内の反響もけっこうありますよね。

そうですね。今の自分の仕事が楽しくてやりがいも感じているんだけど、デザイナーとしてもっと広い面を持っていたいし、いろんな人と話してみたいという声を聞きます。

Designer’s Meetingを通じていろんなデザイナーと触れてきましたけど、みんなが思っていることなんじゃないかなぁ。

━━デザイナーのキャリア形成にも、なにかよい影響を与えている?

まだ始めたばっかりなので、まず「お互いのことを知る」っていう1番最初の目的をどの位まで達成できているんだっけ?っていう状態かと思います。

でも、Designer’s Meetingを見たことで…例えば、とある事業本部がどんなサービスを開発しているかは、みんなある程度は知ってると思うんですけど、その中にどういうデザイナーがいて、どういう体制でモノづくりをしているかっていうことは、深く知らなかったなって思ってるので。

そういうことを知ることで、他の事業に興味を持つようになったり…それこそ「その部署へ異動しようかな」と急に思わなくても、自分の中長期のキャリアを考えた時に「こういう事業で経験を積むのもいいな」とか、他人には言わずとも、そんな風に思ってくれている人がいるんだったら嬉しいです。

━━デザイナーの悩みに対して、デザイナーリレーショングループができることってあるんでしょうか。

やっぱり、みんなそれぞれが個人の悩みや課題を持っていて「もっとこういう風になりたいな」とか「こういう仕事もやってみたい」と思ってるんですけど…まぁ何でしょうね…段々その個人の悩みがその組織の悩みと紐づいてくる人もいるんだなぁと思っていて。

それこそ仕事の進め方とかもそうですね。多分最初って、まず自分が仕事を覚えたりとかどうやって貢献していこうかってことをみんな…私もそうでしたけど、考えると思うんですけど。

段々それがちょっとずつできるようになってくると、自分の成長じゃなくて、じゃあ組織としてどう在ったらもっと良いのかな?っていうのを考える人も出てくると思うんですが、そうなってくると自分だけで考えていては解決が難しいときもあると思うんです。

━━考えに行き詰まってしまうというか。

そういう時に「隣の事業部はこういう風にやってるんだなぁ」とかそういうのがちょっと良いヒントになったりしないのかな?って思ったりして。

でも、知り合いがいないと誰に聞いていいか分かんない。で、そういうときに相談できる人とか…それこそデザイナーリレーショングループに話を持ってきてもらうとか、そうやって相談できる場になったらいいなぁとは思ってます。

━━ご自身の今後のキャリアについて、どんなことを考えていますか。

組織にいる以上、他職種やデザイン職同士のコミュニケーションはやっぱ欠かせないものだと思います。

自分がこれまで上司や同僚に「コミュニケーションを取るのが上手だよね」って言ってもらうことが多かったのと、自分としても好きだったので、その強みを活かして組織作りにチャレンジすることは自分にとってもプラスになり、さらにデザイナーとしての経験+αなるんじゃないかなぁと思ってます。

ちょうどいまキャリアの軸を変えているところなので、「この先どうしていこうかな?」とまだまだ考えている最中だったりします。

━━ミクシィってどんな人が合うと思いますか。

素直で柔軟な人がよいのかなぁと思っています。

デザイナー/クリエイターとして他職種の人がどういう風に思ってて何を作りたいかを理解することは大事なことだと思います。こだわりを持ちながらも柔軟性を持つことが、組織の中で自分の力を発揮するために必要なのかなと。

「個ではなくて、集団でものを作りたい!」っていう意識を持っている人がフィットするんじゃないかなって思ってます。

━━そういう人にはどんどん仕事が集まってきそうですよね。

「グラフィックやりたい!」とか「UIやりたい!」と思っていたとしても、その先でなにをするか。

「どう武器を加えていこうか!」じゃないですけど「ディレクションするのか?」とか「分析するのか?」とかそういう他の武器も身に付けていくと、デザイナーとしての価値も上がるし、それによってできることも広がってくるんじゃないかなと思います。