mixi design internship 2020 を開催しました!
こんにちは、新卒採用委員会のえんあかです!
ミクシィグループでは2020年10月にデザイナー職向けインターンシップを、初めてフルオンライン形式で開催しました。期間は2週間。デザイナーを目指す学生を対象に、課題発見〜サービス提案まで、ものづくりのデザインプロセスを体験していただきました。
今回はインターンの内容やミクシィらしさとして工夫したポイントをご紹介いたします。
インターンシップのお題 💁♀️
今回、取り組んでいただいたお題は、「身近な人とワイワイできるコミュニケーションの提案」です。
ミクシィグループがこだわりを持ち、強みでもあるコミュニケーションは奥深く、難しいテーマですが、お題を通して、その先にある「面白さ」や「やりがい」を感じて欲しいという思いから選びました。
またもう一つの特徴としては、提案内容やアウトプットは自由としたことです。これは、初めにアウトプットを決めるのではなく、提供したい価値に合わせてアウトプットを選ぶことを意識してもらうためだったりします。
インターンのカリキュラム 🧑💻
お題は個人制作として取り組んでもらいました。個人制作でも参加者同士が意見交換できるよう、2人ずつのチームを編成。また、各チームには新卒入社のデザイナー社員をメンターとして2〜3人配置し、参加者をサポートする体制を用意しました。
2週間のカリキュラムとしては、初日に研修として講義やワークを実施、途中に一度中間発表を挟み、最終日にそれぞれの提案やプロトタイプを、メンター社員全員とデザイン部門の部室長陣に向けてプレゼンします。
それ以外の期間は個人制作期間となり、各自リモートで作業を進めてもらいました。個人制作期間中は、チームごとに前後半1回ずつ計2回担当メンターとの面談を設け、個々の進捗に合わせてメンターからフィードバックやアドバイスをしてもらいました。
事業視点で考えられるデザイナーに 👩🎨
今回のインターンシップではお題に対する提案の評価軸として、以下の4つを設定しました。
今回は、事業視点として、「アイデアの独自性」や「サービスのバイラル」といった項目も評価軸に含めました。ミクシィグループは、事業を作るデザイナーを求めています。ユーザー視点での課題解決も重要な要素ですが、世の中で多くの人に使われる、そして事業として成り立つという視点も同じぐらい重要です。
事業視点で考えるってどういうことなのか、インターンを通して学べるよう、あえてこのような難しい評価軸を設定しました。
💡 💡 💡
ここで、参加者の皆さんの考える力を伸ばす、成長をサポートするために行った、ミクシィらしい工夫を紹介します。
【工夫1】 実務での経験を元に、今回のお題に合わせて作成したプログラムやワーク ✍️
今回は、大まかに以下のようなプロセスでサービスやプロダクトの提案を行ってもらいました。
1.「コミュニケーションする場面」の発散をし、着目するシーンを決める
2. インタビューを通じてペルソナを詳細化。課題やニーズを明らかにする
3. アイデアを発散。推しのアイデアをストーリーボードで具体化する
4. 提案で解決したい課題や提供価値を整理し、簡潔に定義する
5. 評価軸の視点を考慮し、提案内容をブラッシュアップ。提案のコアな体験を伝えるためのプロトタイプを作成する
ミクシィグループは事業領域が広く、立ち上げ、グロースなどサービスごとに事業フェーズも異なります。なので、統一されたデザインプロセスやフォーマットはなく、それぞれのサービスのフェーズや目標、課題感に合わせて適切なプロセスやフレームワークを選択しています。
今回のインターンでも、実務での経験や事例などをベースに、今回のお題に対して適切なプロセスを設計し、課題や研修のワークを企画しました。
▲参加者のワークシート
また、サービスごとのアプローチ方法の違いを知るコンテンツとして、メンター社員による事例紹介を実施。それぞれの担当サービスを題材に、「アイデアの独自性」や「サービスのバイラル」に対して、どんなアプローチや工夫をしているのかを語りました。
▲メンター社員による事例紹介資料
なかなか聞くことのないサービスの裏側やデザイナーのリアルな声に、参加者の皆さんも熱心に耳を傾けていました。
【工夫2】 学生同士やメンターとのコミュニケーションを通して成長する🏃♂️💨
ミクシィグループは成長を促す要素としてもコミュニケーションを重視しています。デザインはいろんな人の視点が入ることで、より良いアウトプットになると考えているからです。
参加者同士の意見交換の場として、初日研修では個々で作成したストーリーボードへフィードバックする時間を設けました。専攻や得意スキルが異なる参加者間で様々な視点での意見が飛び交い、刺激や気づきを得る有意義な時間になったようでした。
▲初日研修の様子。フィードバックをmiroを使って整理
また、成長をより加速させるため、「考える・作る→フィードバックをもらう→改良する」のサイクルを何度か回せるプログラムを意識しました。フィードバックをもらって終わりではなく、それをどう取り入れるかを考え、アウトプットに反映するという経験を積んで欲しい。そこで、期間を少し長めの2週間にし、担当メンターとの面談を複数回設定しました。
参加者の皆さん、面談の機会を有効活用し、回を重ねるごとに提案内容やプレゼンがブラッシュアップされていました。また、面談だけでなく、チームごとに用意したSlackチャンネルでも学生側から自発的に相談やフィードバックをもらいに行く姿勢が見られ、とても嬉しかったです。
【工夫3】 オンラインでもコミュニケーションのきっかけを作る 🙌
個人制作期間中もメンターへ気軽に質問できるよう、Slackに「#質問箱」というチャンネルを用意しました。Slackのワークフロー機能を活用し、参加学生は匿名で質問をチャンネルに投稿することができます。質問内容に応じて、詳しいメンターが回答するという仕組みなので、担当外のメンターからもアドバイスをもらうことが可能に!
▲実際に質問箱に寄せられた質問と回答
「ヒアリングでニーズを見つけるために気をつけてることは?」や「アプリのトンマナはどのように考えている?」など、様々なジャンルの質問が投稿されていました。
この他にも、参加学生と年齢の近い新卒入社2年目デザイナーとの交流の場として「オンラインお茶会」を開催したり、オンラインでも現場デザイナーと交流できるよう、きっかけづくりを意識しました。
📢 📢 📢
最終プレゼン!今を超える未来を想像しよう 💪
最終日には2週間の成果をメンター全員とデザイン部門の部室長陣に向けてプレゼンしてもらいました。
誰のどんな課題を解決するサービスなのか、競合と差別化する独自の価値は何か、それをどうバイラルさせるのか、をプロトタイプも使い、プレゼンしていきます。
メンターは先ほど紹介した4つの評価軸でそれぞれの提案を評価、フィードバックしました。
▲ 資料やプロトタイプを使い、自分の提案の魅力をプレゼン
アイデアの種を2週間かけてブラッシュアップし、どれも使ってみたいと思えるサービスへ昇華していてすごいなと思いました。参加者の皆さんが真摯にお題に向き合ったからこそだと思います。
「アイデアの独自性」や「サービスのバイラル」という視点は考えるのが難しかったと思いますが、考えて考え抜いた部分だからこそ、参加者それぞれらしさが現れていたように感じました。
最後に部室長陣からは、「今の技術に捉われず、先の未来を想像して大胆に考えて欲しい」という、さらなる成長への期待を込めた言葉も参加者へ向けてかけられました。
参加した学生からの声 💬
インターン終了後、参加した学生の皆さんから以下のような声をいただきました。
・オンラインでのインターンシップなのに、充実したコミュニケーションの機会があったのが非常に印象的だった。
・バイラルという初めての視点でサービスを考えたが、アイデアにリアリティが増していくのが面白かった。
・メンターとの関わりや質問箱を通して、制作の流れや方法など大学では知れなかったリアルなことが学べた。
いただいた参加者の皆さんの感想から、インターンを通して、事業視点で考える面白さに気づいたや、コミュニケーションから学びが得られ有意義な時間になったという声をいただけて、ホッとしました。
インターンを経て、事業を作るデザイナーの姿やコミュニケーションに向き合う姿勢など、ミクシィグループとして大切にしていることを理解し、共感してもらえていたら嬉しいです。
まとめ 🧚♀️
今回参加してくださった皆さん、2週間本当にお疲れ様でした!皆さんがお題に真摯に向き合い、時間の許す限りより良いものにしたいという熱意があったからこそ、最後、提案を形にするところまでやり切れたのだと思います。ありがとうございました!
デザインプロセスに正解はないです。だからこそ、日々、デザインのアプローチ方法を試行錯誤し、仲間と議論し、サービスやプロダクトを作り上げる。これがデザイナーとしての楽しさでもあると思っています。
また皆さんとどこかでお会いできること、オフィスで一緒に働ける日を楽しみにしています!
インターン最後日には懇親会を実施!ミクシィのMポーズ🙌
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