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【後編】「マネジメントを学ぶメリットとは?」リーダーズ交流会から生まれたナレッジ共有

こんにちは、MIXI デザイン本部 ブランドデザイン室 デザイナーリレーショングループの若狭です。

MIXIデザイン本部では、「リーダーズ交流会」を定期的に行っています。

毎回40名ほどがリアル+オンラインで参加し、前月の成果発表やナレッジ・反省点の共有、今抱えている問題などを話し合います。

終了後には毎回参加者にアンケートの回答をお願いしています。
先日参加したメンバーからは「マネジメント」について質問が寄せられました。

専用のSlackチャンネルで回答を求めてみたところ、マネージャー経験のあるみなさんからたくさんのアドバイスが寄せられました。

そこで今回は、現マネージャーおよびマネジメント経験のあるMIXIデザイン職が考える「マネジメントのあり方」後編をお届けします!

👇 前編はこちら

❓質問❓マネジメントを学ぶメリットを聞いてみたいです

実際のSlack画面。匿名で質問できるようになっています

折原(デザイン本部 動画クリエイティブ室 コンテンツディレクショングループ/マネージャー)の回答

MIXIでのマネージャー歴は浅いですが、学ぶメリットを感じているのでその視点で書いてみます。

■経営視点を持てるようになる
これは意識してからおもしろさが分かってきました。
経営こそ一番のクリエイティブだと。(かっこいい!)

できない、わからない、知りたい、そんな20代のような気持ちに今なっています。

現在持っているクリエイティブスキルをブラッシュアップするのはとても時間がかかります。今まで関わってこなかった部分を知るってのは、ただの伸びしろかなと。
一旦、Adobeと距離をとってみると、見える景色が変わるかもしれません。

■ものづくりの範囲が広がる
学びというか実際にマネージャーをやってみて思ったことです。

マネジメントというと、現場から離れるような印象があるかもしれませんが、めちゃくちゃモノ作ってるなって感覚があります。組織や配置、案件ごとへのチーム作り、勉強会の実施、ナレッジの言語化(できていない……泣)など。

YouTubeの動画などの分かりやすいクリエイティブも大事ですが、それ以外を作るおもしろさがそこにあるかもしれません。

■クリエイティブの内容が難易度アップする(メリットと私は思う)
チームでものづくりするということは、多くの人の時間を使う。つまり会社の資産を使うということ。

めちゃくちゃお金かかってるし、効率だけではない、モチベーションのような熱量を醸成して、クオリティを段違いに向上させる。

実際に手を動かすことは少ないですが、手を動かさないで物を作るってのは激ムズです。

とても難しいですが、アウトプットの完成度は想像を超えてきます。スゲーものができると信じてます。

■他でも通用する
組織を育てたり、盛り上げたり、メンテナンスしたりするのは他の会社・団体でも必須のスキルだと思っています。

そもそも、フリーランスが増えてきているのもあって、外部を取りまとめて、つながって、それを自社でマネジメントするサラリーマンが価値を出してくるのでは?と睨んでおります。

会社外に自分のチームがあったっていいと思います。給料もあがるだろうし、副業だってギャラがあがります。

フィー的なモノは副産物であって、どこでもやれるっていう自信は、明日の活力になって、人生が明るくなるかもしれません。(明るくなりたい)

マネジメントなんて知らない!興味ない!って思ってたボクがメリットしか感じていないので、カッコつけて書かせていただきました。


太田(デザイン本部 プロダクトデザイン室 プロダクト推進グループ/マネージャー)の回答

自分からは学ぶことでの可能性の広がりについてお話ししたいと思います。

マネジメントを学ぶということは、マネージャーの手の内を知ることにつながるので、ご自身とマネージャーとの対話のなかで、「どうしてマネージャーはそこを聞きたがるのだろう?」「どうしてそこを指摘するのだろう?」という疑問解決の手助けになると思います。

また、手の内が分かっている状態なので、「マネージャーから指摘されることを先回りして準備!」なんてことが可能にもなります。

学ぶことでの可能性の広がりの一例
マネジメントを学ぶ
→ マネージャーの攻略の仕方が分かる
→ 目標のすり合わせや作り方が楽になる
→ 時間ができる
→ もっと学んでみる
→ 現場でちょっとだけマネジメントの知識を使ってみる
→ 今までと違った結果がでる
→ もうちょっとだけ学んでみる
→ なんだか人に相談されるようになる
→ ピープルマネジメントをちょっとだけ学ぶ
→ プロジェクトでの立ち回りに変化が出る
→ あれ?もうマネジメント領域の仕事している?!

といった広がりが出るかもしれませんね!

広がりが出ることはメリットだと思います。
新しいことを学ぶことは素敵なことだと思いますので、ぜひぜひマネジメントについて学んでみてください〜!


角戸(デザイン本部 動画クリエイティブ室 デザイングループ/マネージャー)の回答

マネージャーになったばかりでまだまだ分かってない部分がある&すでに他の方が書いた内容とかぶってしまうのですが……

マネジメントを(学ぶ?)覚えると、自分のキャパを超えて、1人では達成できなかったことができるようになるのがメリットだなと思います。

目的&目標の整理、必要な人集めやスケジュールのコントロールなど、「作る」以外のタスクも膨大にはなりますが、個人では難しい仕事でも力を合わせることで達成できるようになります。(多分)

そうすると目線も変わって、プロジェクトへの関わり方も変わって、今までなかったスキルや知識を得る機会がさらに増えていくのかな〜〜〜。

自分は人が好きなので楽しいし、向き不向きでいうとマネージャーに向いてるかなと思ってますが、自分があまり人に興味ない、クリエイティブを作るのがめっちゃ好きな人だったらしんどかったかな、と思います。


越智(デザイン本部 動画クリエイティブ室/室長)の回答

結論:メリットと思うか思わないかはあなた次第

マネージャーなどの管理職目線でのよい回答はいっぱい出ているので別の何かを、越智個人の考え「マネジメント≠管理職」の観点で。

マネジメントにもいろんな種類があって、(※調べるといっぱい出てくるよ)どのマネジメントにも共通して言えるのは、「人」が関わるってことかなと。

会社組織やプロジェクトの中で人をどう動かすかや人をどうまとめるか、人の成長やらモチベーションやらなにやら、など。
(プライベートにも当てはめることができると思う)

我が道をいくソロアーティストだったり、スーパーマンみたいに1人で全てなんでもこなしたりと特別なのであれば学ばなくてもよいかもしれないですが。

大抵の人はだれかと何かをすると思うので、人と接していく人生の中で交友関係(会社やプライベート)や会社などの組織、プロジェクトなどを円滑にしたいとかよくしたいとかあるのであれば、学んで損はないのかなと。


安井(デザイン本部 ブランドデザイン室/室長)の回答

もう皆さんが素敵なことをたくさん書いてくれていて、それ以上は出せないなぁと思うので違う視点で書かせてください。

まずは学びについて
先日デザイナーリレーショングループの皆さんにも伝えたんですが、そもそもの話、かつ重箱の隅をつつくみたいにも見えるので申し訳ないなと思いつつ……(あくまで僕の感覚だからほんとに気にしないで!)

僕は、学びそのもの自体にメリットを感じることはあんまりなくて、その後、アウトプットと振り返りをする中で得た経験値や、生きたナレッジみたいなものがメリットにつながると思ってます。

そうして得たメリットをマネジメント領域に関して具体的に言うと、皆さんが記載されているようなことがあるかなと。

あとは視座が上がって判断軸が明確になり、細かいことに悩まなくなるのでストレスも軽減されるというのもありました。(新たなストレスはあるw)

学びのメリットが「0」ってことはないとは思いますが、学びをきっかけとしてメリットを最大化するには行動もセット
むしろそっちの方が重要だと思ってます。

なので、アウトプットとして、ぜひ挑戦するところまでやってほしいなと思いますし、挑戦されるのであれば全力で応援したいし、力になれることがあれば喜んで!と思っています。

(この考え方は僕のこれまでの経験上、役割を与えられるのが先で、学びは後からのケースが多かったのも大きいんだろうなと思ったりしました。)

■さらに違う視点で
僕が上記の考え方であるという前提も踏まえつつ、メリットを受ける対象を会社として考える(つまり、あなたが会社に与えられるメリットは?で考える)と、マネジメントを機能させるメリットはよい組織づくりにつながることじゃないかと思います。

それは、引いては組織のアウトプットの貢献につながっていく

つまるところ、再度ですが皆さんが書いてくれている内容とほぼ同義になってくるかなと。

そして、貢献できたらちゃんと自分に返ってきます、というか僕はありがたいことに返してもらえてきたし、自分自身の成長も実感してます。

なんか学びやメリットに対する価値観の話になってしまいましたね。
でも極論ですが、学ぶにせよ、やるにせよ、マネジメントに関わることでのメリットは皆さんがたくさん答えてくれている中だと、もはやマネジメントを学ばないことのメリットや、学ぶことのデメリットを探す方が大変じゃないすかね?

僕はマネジメントに関わるようになって、仕事の規模や期待も大きくなって、大変なこともたくさんあるけど、トータルで考えると幸せっすよ?

とにかく僕からは行動までやってみよう!ってのを書いて終わります!

以上、マネジメント経験者の皆さんから熱いコメントやアドバイスでした!


📝 リーダーズ交流会運営スタッフが感じたこと

今回の質問と回答について、リーダーズ交流会発起人の越智と運営を担当するデザイン本部 動画クリエイティブ室 プロジェクトマネージメントグループの菅野に感じたことを聞いてみました。

リーダーズ交流会運営担当の菅野

菅野:「この取り組みを見て、メンバーからの質問に対し、マネジメント経験者がちゃんと答えるっていう環境が作られているのはとてもよいなと思いました。

あらためてマネージャーとして活躍している方を見ると、いろんなキャラクターや経歴を持った人たちがいて、『自分はこのマネージャーとはキャラクターが違うから全部は真似できないけど、この部分は取り入れられそう』とか『この人の武器を取り入れてみたいな』とか、さまざまな視点で見れましたね。

いろんな形のマネジメント像があるからこそ、自分の最適解につなげられそうだなと感じました。」

リーダーズ交流会発起人の越智

越智:「(菅野のコメントを経て)実際、そうだと思います。

マネジメント像は人それぞれありつつ、組織の状態によって変えないといけないので、100%の正解はほぼないのかなと。

だからこそ、いろんな人が経験を蓄積していて、『マネジメントのメリット』についてもその人それぞれの回答が出たのだと思います。

今回の取り組みが何かしら皆が気付くきっかけになっているとうれしいですね。

マネジメントって難しいよね。難しいけどおもしろい!

🤝 MIXIはまさに、“ONE TEAM”

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

マネジメントの視点は、スタッフの立場では想像がつかない点も多いので、実体験に基づくコメントはリアルなイメージにつながります。

MIXIは、今回のように1人のメンバーが抱える悩みや疑問に、周りの社員がコメントをしてくれる温かい雰囲気があります。
まさにONE TEAMな文化が私は大好きです。

MIXI DESIGN noteでは、定期的にMIXIデザインにまつわる記事を発信していきます!

次回もお楽しみに。


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